めまい

めまいは、いろいろな原因で起こります。立ちくらみ程度の軽いものから視界がグルグルと大きく回転してしまうものまで程度もさまざまです。例えば、低血圧気味の人や脳貧血を起こしやすい人はめまいが起きやすいですが、こうした軽いめまいでは病的な原因は少ないと考えられます。

めまいを大きく分けると、耳から生じるめまいと、脳から生じるめまいがあり、さらに特に老人に多いめまいに分けることができます。

耳から生じるめまいでは、難聴や耳鳴り、耳がふさがった感じがめまいと同時に並行してあらわれます。内耳(ないじ)や前庭神経(ぜんていしんけい)などの障害によって起こるメニエール病などが考えられ、身体の平衡感覚をつかさどる三半規管(さんはんきかん)の機能が乱れるために起こるといわれています。メニエール病の発作は30分以上続いたり、一度おさまっても繰り返し起きたりします。そして、めまいがおさまっても難聴や耳鳴りが残ってしまう場合もあるので、早めに専門医を受診すると良いでしょう。

脳が原因で起こるめまいは、難聴や耳鳴り、耳がふさがった感じをともないませんが、脳の障害による特徴的な症状があらわれます。例えば、物が二重に見えたり、顔や手足がしびれる、力が入らない、手がふるえる、激しい頭痛がするなどがあります。脳の異常が原因でめまいが生じている場合は命の危険にかかわりますから、こうした症状のサインに注意しましょう。

高齢者のめまいに関しては、原因が多様とされていて、不明な部分が多いといわれています。めまいを訴える高齢者は、耳鼻科や神経内科を受診しても異常なしと診断されることが多く、それでも症状が改善しないことが多いようです。こちらも、脳の障害が原因なことも考えられますので、気をつけなければなりません。

何にしろめまいが起こったら、その場の安全を確認し、まずはできる限り安静にしましょう。目を閉じて、座ったり横になるなどして、転倒しないようにします。必要に応じて、病院へ行く、救急車を呼ぶことが大切です。

漢方薬でめまいを改善する