動悸(どうき)

動悸(どうき)とは、心臓の拍動を自覚すること、あるいは心臓の拍動を強く意識することをいいます。動悸は心悸亢進ともいわれます。緊張したり激しい運動をしたわけでもないのに動悸が頻繁に起こったり長く続いたりすると、不安な気持ちも強くなります。

心臓は全身へ血液を送り出すポンプの役割をしていて、健康な成人の心臓では、普通1分間に60~80回ほどの拍動があります。この拍動が首や手首などの動脈に伝わって、脈拍として感じられます。普段は心臓の拍動は気にならないものですが、おもに循環器系の病気があったり、体の状態によってもドキドキと自覚することがあります。

動悸には、狭心症や心臓弁膜症、不整脈などの心臓疾患によるものと、自律神経や貧血など心臓疾患以外が原因のものがあります。心臓疾患以外の原因で起こる動悸は、20代~50代くらいの人でみられ、女性だと更年期や妊娠中に多くて、ホルモンの分泌や鉄分不足なども関係しているようです。

お茶やコーヒーに含まれるカフェイン、アルコール類、たばこのニコチンなどには、自律神経を刺激して血圧を変化させ脈拍を速める作用があります。これらの摂取量が多過ぎると、胸の苦しさや不整脈、動悸を引き起こす可能性がありますから、カフェインやアルコールはほどほどに、たばこはやめましょう。

東洋医学では動悸の改善には、「気」を増やして全身をめぐらせ、「血」や「水」の流れを整えると良いと考えられています。

漢方薬で動悸を改善する

動悸というのはひとつの症状ですから、これを治していくには原因となる病気があるかを正しく判断する必要があります。専門医に相談したうえで、次のような漢方薬を試してみるとよいでしょう。