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糖尿病

定期検診による血糖値測定が大切

現在、糖尿病の患者数は、約 740万人と推計されています。生活習慣病の中でも合併症が怖い病気でもあります。40歳以上の10人に1~2人の割合です。実際に治療を受けている人が250万人程度。現在は、それほど問題なくても今のままの生活を続ければ高い頻度で糖尿病になる耐糖能異常を合わせると、1400万人にもなります。

健康診断などで糖尿病あるいは、その疑いがあるといわれても放置したままの人が異常に多いのは、初期の自覚症状がほとんどないからです。
ところが放っておくと全身にわたってさまざまな合併症が起こります。とくに3大合併症といわれている網膜症、腎症、神経障害が起こります。
これらが共通しているのは、細い血管の障害ですが、これと同時に太い血管にも及び、やがて心筋梗塞、脳血栓などの動脈硬化にすすみます。

初期で体力があるのであれば大柴胡湯(だいさいことう)、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

糖尿病の予防は、悪い生活習慣を改めること。なかでも食養生(食事療法)と運動が基本であり、とても重要です。発病してもこの食事と運動療法は血糖コントロールに欠かせません。これは西洋医学でも同様です。

漢方の役割は、合併症の予防や進展を阻止すること、そして病気の症状である、口の渇き、だるさ、ストレスといった随伴症状を改善することにあります。

漢方薬の処方として昔からポピュラーなのが、八味地黄丸(はちみじおうがん)牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)で口が渇き、尿が多く、疲れやだるさ、腰痛などのとき、体力のない虚証の人に用います。
ただし、八味地黄丸(はちみじおうがん)は胃腸の丈夫な人に用います。

発症初期の比較的体力がある人には、大柴胡湯(だいさいことう)、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)、体力が普通程度で口が粘る、下痢や嘔吐の症状がある人は、五苓散(ごれいさん)をすすめます。

こむらがえりには芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 、手足の痛みには桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

糖尿病の合併症のひとつに神経障害があります。細小血管障害による手足のしびれ、冷え、といった自覚症状の改善は、漢方の得意分野でもあります。
桂枝茯苓丸料(けいしぷくりょうがん) や桃核承気湯(とうかくじょうきとう) は淤血(おけつ)に伴って起こる肩こり、頭痛、めまい、足の冷えなどに効果的。
この二つの薬は、いずれも月経困難症などの血のめぐりを改善するものですが、桃核承気湯(とうかくじょうきとう) は便秘の人向きです。
こむらがえりには、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 、これは即効性が期待できます。西洋薬よりも効き目があるといいます。
痛み止めには、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)、五積散(ごしゃくさん)、疎経活血湯(そけいかっけつとう)がおすすめです。
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)は、痛みが強く、発汗傾向で、足が冷える人に。
五積散(ごしゃくさん)は、体力がなく、青色が悪く、上半身がほてっているのに、下半身が冷えている人向きです。
これらは、体を温める痛み止めです。西洋医学では解熱鎮痛剤は体を冷やしますが、漢方は、逆に温めることで全身状態を改善します。