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夜尿症・遺尿症・虚弱体質

神経質な子に多い夜尿症

5歳前後になっても月1回以上おねしょをしてしまうのであれば、夜尿症です。昼間も自覚なしにもらしてしまうのを遺尿症と呼んでいます。
遺伝や体質、精神面などのさまざまな因子が加わることでおきますが、原因ははっきりとわかっていません。

東洋医学的にみると、神経質な子が夜尿症や遺尿症になりやすい傾向にあります。神経が過敏で虚弱体質で胃腸の働きが弱い子には、まず小建中湯(しょうけんちゅうとう)を試します。

変化が見られない場合には、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を使用します。虚弱体質というほどではないが、緊張しやすい、物事にこだわりやすいといった子には、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)が有効。

比較的元気で顔色もよく、昼間に水分をたくさん摂取する子がいますが、このような場合は、尿の量を見ながら処方します。
尿量が多くない場合は、五苓散(ごれいさん)、尿量が多い場合は、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)を使います。
冬になると、体が冷えるせいもあり、もらす回数が増える子がいます。このタイプであれば、体を温める漢方薬が有効です。
手足が冷え、しもやけができやすい子は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)。腰のあたりが冷え、尿量が多い子は苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)が有効です。

2~3年飲むと体質改善する

「虚弱体質」という医学的な定義はありませんが、一般には、風邪をひきやすい、扁桃腺が腫れる、元気がない、顔色が悪い、熱を出しやすいなどの症状がある子供は、検査をしても異常がみられません。
体質的な要因が大きいのです。
このように原因がはっきりしない症状の改善には漢方がよく合います。

体力はあるが、よく風邪をひき、熱を出しやすい子には、小柴胡湯(しょうさいことう)、あまり体力がない子には、補中益気湯(ほちゅうえつきとう)小建中湯(しょうけんちゅうとう)が有効です。
小建中湯(しょうけんちゅうとう)は、胃腸が弱く、汗をかきやすい子に適しています。
アレルギー体質でリンパ腺の腫れ、発熱などを起こしやすく、比較的体力のある子には、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)。体力があまりない子には黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)がおすすめです。

胃腸が弱いと虚弱体質になりがちです。胃腸の状態をしっかり整えるようにします。漢方薬で疲れにくくなったり、風邪をひきにくくなったりするお子さんは増えています。