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柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)は、心悸亢進、不眠、いらだちなどの神経症状に用いられる漢方薬です。
比較的、体力のある人に向いています。

柴胡加竜骨牡蠣湯には、次の生薬のエキスが配合されています。
茯苓(ブクリョウ)、桂皮(ケイヒ)、黄芩(オウゴン)、生姜(ショウキョウ)、牡蠣(ボレイ)、大黄(ダイオウ)、柴胡(サイコ)、半夏(ハンゲ)、大棗(タイソウ)、人参(ニンジン)、竜骨(リュウコツ)の11種類。

一元製薬の「柴胡加竜骨牡蠣湯」は、漢方でも服用しやすい錠剤です。

効果・効能

比較的体力がある人で、精神不安があって、動悸、不眠などを伴う次の諸症状に。

  • 高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)
  • 更年期神経症
  • 小児の夜泣き

用法・用量

次の量を1日3回、食時の1時間前に、お湯で服用します。
大人・・・5~6錠
7~13歳まで・・・3~5錠
5~6歳まで・・・1~3錠
※小児に服用させる場合には、保護者の指導のもとに服用させてください。

注意

次の症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止して医師または薬剤師に相談してください。

  • 皮膚・・・発疹・発赤・かゆみ
  • 消化器・・・はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛

なお、まれに別の重篤な症状が起こることもあります。また、軟便・下痢が続いたり強くなったりした場合も、服用を中止して医師または薬剤師に相談してください。

▼ 柴胡加竜骨牡蠣湯 一元製薬の詳細、購入についてはこちら。

釣藤散(ちょうとうさん)

概要

「釣藤散(チョウトウサン)」は、漢方の古典である『類証普済本事方』(ルイショウフサイホンジホウ)に記載されている漢方薬です。中年以降の高血圧の傾向にある人で、痛くてガマンできないほどではないけれど、なんとなくわずらわしいといった症状の慢性頭痛に効き目があります。耳なり、めまい、肩コリなどの症状を伴い、首の後ろから側頭部にかけて起きる頭痛に効果的です。

釣藤散には、釣藤鈎(チョウトウコウ)、陳皮(チンピ)、バクモンドウ・半夏(ハンゲ)、茯苓(ブクリョウ)、防風(ボウフウ)、菊花(キクカ)、人参(ニンジン)、石膏(セッコウ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)の生薬エキスが含まれています。

主成分の釣藤鈎(チョウトウコウ)には、脳血管を広げて循環をよくする作用があるといわれます。石膏(セッコウ)は、充血や炎症を抑え、のぼせをさます役割りをします。また、茯苓(ブクリョウ)や半夏(ハンゲ)は、水分循環をよくすることでめまいや耳鳴りの改善に役立ちます。そのほか、痛みを発散する防風(ボウフウ)や菊花(キクカ)、滋養・強壮作用のある人参(ニンジン)などが配合されています。

クラシエの釣藤散料エキス錠(赤が目印の箱)は、漢方薬の独特の香りや味が苦手な人にも服用しやすい、錠剤タイプの痛み止めです。

効果・効能

体力は中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩コリなどがあるものの次の諸症:
慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるもの

用法・用量

次の量を、1日3回、食前または食間に水か白湯で服用します。
成人(15歳以上)・・・1回に4錠
※15歳未満の子供には服用させないでください。

注意

次の場合は、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談します。

  • 皮膚・・・発疹・発赤、かゆみ
  • 消化器・・・食欲不振、胃部不快感

高血圧症

釣藤散(ちょうとうさん)や黄連解毒湯(おうれんげどくとう)で症状を改善する

高血圧には、本能性高血圧と、腎症や内分泌などに原因がある二次性高血圧に分類されます。

不摂生な生活習慣によって起こる原因は、本能性高血圧。高血圧は、糖尿病などと同じで、未病の段階や軽症だと自覚症状がほとんどなく気づくことができません。
頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、手足のしびれ、不眠といった自覚症状がでてきたときには、すでに悪くなっているケースも多くこのあたりも糖尿病と似ています。

高血圧症をほうっておくと、脳血管障害や心筋梗塞などの原因になるため、治療は早く開始したほうが予後がいいのも確認されています。

降圧剤を飲むほどではない場合には、釣藤散(ちょうとうさん)が有効

高血圧症の治療で最優先されるのは、適当な器官に確実に適切な血圧まで下げることです。とくに中等程度、重症の場合は、しっかりとさげる必要があり、それには西洋薬の降圧剤も併用します。
漢方の役割は、高血圧によって起こる症状をとり、ストレスを除くことです。
釣藤散(ちょうとうさん)は、早朝の頭痛、胃もたれ、のぼせ、耳鳴り、抑うつ傾向に用います。
降圧剤を飲むほどではない境界型に有効です。また、血圧のコントロールが困難で、頭痛などの症状がとれない場合にも有効です。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、赤ら顔でイライラやのぼせがあり、興奮してカッとなりやすい人向きです。
柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、交感神経の過度の緊張による動悸、肩こり、不眠、便秘、ストレスのある人に効果大です。柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、血圧が下がるだけでなく、自覚症状も改善。また冠動脈の動脈硬化を抑える効果もあります。

性別・年齢で使い分ける

更年期から血圧が上昇する女性には、加味逍遥散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)で血流を改善します。
また、高血圧でフラフラして倒れそうなふわふわ感、めまい、血圧が高いにもかかわらず起立したときに下がる「起立性低血圧症」の人に用います。
真武湯(しんぶとう)は、高血圧の人は下げ、低血圧の人は上げるという作用があるのはすばらしいところです。

西洋薬の場合、降圧剤をやめてしまうとすぐに血圧は上昇しますが、漢方薬は中止しても正常な血圧を維持することができる場合が多いのも特徴です。ただし、西洋薬を使わなくてはいけない症状がでている場合には、西洋薬を使います。

生活習慣などで血圧を下げる方法はこちらが参考になります。
生活習慣などにも血圧を下げる効果が多数ありますので、少し心がけるだけでも効果は絶大です。