カスタマイズツールを使う

Windows標準設定の変更や機能の停止、さらには周辺アイテムを導入することで作業環境は大幅に改善される。そして、フリーで公開されているカスタマイズツールを使えば、もっと快適化も可能。

RAMディスクで高速化

「Windows 8」をサポートしているソフト「Dataram RAMDisk」を使えば、メモリにRAMディスクと呼ばれる仮想ドライブを作成することが可能。ここに、たとえば「IE 10」といったWeb ブラウザの一時ファイルを保存する設定にすると、ハードディスクよりも高速な読み書きが可能となるため、Web ページを高速表示することができる。

  1. 【ディスクサイズの設定】「FAT32 Patition」と「Windows boot sector」を選択し「Start RAMDisk」をクリック。その後関連ソフトをインストールしてすすめる。
  2. 【RAMディスクをフォーマット】マイコンピューターを確認すると、作成したRAM ディスクが表示される。フォーマットが必要なので、右クリックから「フォーマット」を選択
  3. 【フォーマットの実行】「ファイルシステム」を「NTFS」にし、「クイックフォーマット」にチェックをいれたら「開始」をクリックしてフォーマット。
  4. text
  5. 【ディスクイメージを作成】保存先やファイル名を指定できる。
  6. 【イメージファイルの指定】フォルダアイコンから4で作成したイメージファイルを指定。

多機能快適化ツール「Toolwiz Care」

Windowsの快適化や高速化には、各種設定の見直しなどはもちろん、不要なファイルの削除や、適切でない設定の変更なども有効だ。「Toolwiz Care」はそういった作業のほとんどをひとつのソフトで行うことができる多機能ツール。ここでは、設定を最適化して高速化する機能を中心に紹介していくが、それ以外にもメンテナンスツールなどが多数搭載されている。

不要なサービスを停止して高速化

使用していない常駐サービスを停止

Windows「サービス」は、バックグラウンドで実行されているプログラムで、OSの起動と同時に実行されることが多い。これは、さまざまな機能を意識して起動しなくても使えるようにしてくれる便利な機能ではあるが、まったく使っていない機能も常に動作させてしまうという側面も持っている。もし、あきらかに使っていない、使う予定がないサービスがある場合は、それらを停止して余計なメモリ消費など抑えるためにも停止したい。

まずは復元ポイントの作成を行う

サービスの停止などは、場合によってはシステムに影響を与えるため、設定変更後に不具合を起こす可能性がある。
設定をもとに戻すことで解消されれば問題ないが、不具合が残ってしまうことも少なくない。そんなときのために、設定変更前の状態に復元できる「復元ポイント」を作成しておこう。基本的には自動で作成されているが、自動作成をオフにしていたり、自分で任意のポイントを指定したい場合などは手動で作成する。サービスに限らず、その他の設定変更時にも使えるので覚えておこう。

  • 【ポイント作成の開始】システムのプロパティ」を開いたら、「システムの保護」タブを選択。「作成」をクリックしてポイントの作成を進めていく。
  • 【ポイント名の入力】作成するポイント名などを入力し、「作成」をクリック。なお、自動作成されるポイントは日時が名前になっている

復元ポイントからシステムを復元

  1. 【復元を開始】復元ポイントの作成と同じ「システムのプロパティ」から復元も行える。「システムの保護」で「システムの復元」をクリックする
  2. 【復元方法を選択】今回は、さきほど作成したポイントから復元するため、「別の復元ポイントを選択する」を選択し、「次へ」をクリック
  3. 【復元ポイントの選択】復元ポイントの一覧の中にさきはど作成したポイントが表示されている。それを選択し、「次へ」で復元を進めていく。

サービスの停止

Windowsのサービスにはさまざまな種類のものがあるが、停止すること自体は同じ場所で簡単に実行することができる。
ただし、本来、必要なものを停止してしまうと、これまでの作業が行えなくなるので注意が必要。
停止する作業の途中で表示される、サービス一覧画面の「説明」に書いてある解説文を読み、内容を理解してから実行しなければならない。もし、内容が理解できないものがあった場合は、停止しないほうが無難。

  1. 【コントロールパネルを起動】デスクトップの右上にマウスカーソルをあわせてチャームを表示したら、「コントロールパネル」をクリック
  2. 【管理ツールを起動】コントロールパネルのすべての項目を表示し、その中から「管理ツール」を探す。ダブルクリックで起動する。
  3. 【「サービス」を起動】「管理ツール」から起動可能な項目のショートカットが一覧表示される。「サービス」を探しダブルクリック。
  4. 【一覧画面が表示】サービスが一覧表示される。「説明」に目を通し、停止して問題ないサービスを右クリック。「プロパティ」を開く
  5. 【機能を停止】「全般」タブの「スタートアップの種類」を「無効」にする。これで起動時に動作することはなくなった

主なサービス

  • [Windows Update]自動更新ではなく、手動で確認している場合は必要ないので停止して問題ない。
  • [Print Spooler]仮想プリンタやFAX も含めた、すべての印刷機能をまったく利用しないのであれば停止して問題ない
  • [Fax]パソコンのライトユーザーでFAX機能を使っている人はあまり多くない。使わないなら停止していまおう。
  • [Windows Firewall]セキュリティソフトを別途導入しているなど、Windows標準の機能を利用していない場合は停止よい。
  • [Problem Reports]エラー時のレポート表示などを行う機能。必要ない場合は停止してもとくに問題はない。
  • [Remote Registry]リモート操作によってレジストリを操作する機能。必要な局面は少ないので、停止できるサービス。
  • [Themes]Windows 8 でテーマの機能をまったくく利用していないのでおれば停止して問題ない。
  • [RemoteDektop Configuration]サポートなどでも利用される、パソコンを遠隔操作する機能を、まったく使わないなら停止可能
  • [Secondary Logon]ソフトを起動するときに別ユーザーで実行するなど、複数のユーザーを使う可能性がないなら停止してよい。

高速化の為のカスタマイズ

PCの高速化希望ユーザーは多い。Windows 8自体の設定変更や、機能の停止などによるフォーマンスの改善テクニックの紹介。

設定変更や機能の無効化で高速化する

パソコンのカスタマイズと聞くと、パーツの交換や増設などの、ややハードルが高い作業を思い浮かべる人も多い。
しかし、パソコン内部に手を加えず、OSの設定変更や機能停止などソフトウェア的なカスタマイズだけでも効果を得ることは十分に可能。体感速度がいきなり倍になるなど、飛躍的な速度アップはないが、無料で、しかも追加パーツも必要ないので、まずはここで紹介していくテクニックを試してから、パーツの交換などを検討してみるのがスタンダードな高速化になる。

システムの軽量化

視覚効果の変更
パソコンのスペック、とくにグラフィック面のスペックが低いときは、視兼効果の設定などを変更することで、大きな効果が得られる。
使わない機能をオフにする
各種横能の呼び出しは多くの場合コントロールパネルを利用する。ここから、使わない機能を停止することでWindowsがより軽量化される。

視覚効果の変更

見た目は気にしないユーザー向け

vista、7 と採用されてきた、ウインドウなどを半透明に表示する「Aero」。今後のWindowsでも採用されるかと思われたこの視覚効果だが、「Windows 8」からは廃止されている。しかし、Windowsに施されている視覚効果はAero だけではない。それ以外にもさまざまなものが用意されており、それらの多くは設定によって無効にすることができる。
視覚効果を無効にしても、OSの基本的な機能に大きな影響はないので、見た目はあまり気にしないというユーザーは試してみよう。パソコンの高速化にも大きく影響する。

  1. 検索を起動
  2. キーワードで検索
  3. 設定画面が表示される
  4. 設定を変更する
  5. 卜簡単設定も可能

使わない機能をオフにする

利用状況を見ながら検討したい

ここでは、「Windows 8」に標準で搭載されているが使われていない機能の無効化をする。解説している設定内容は、主なもののみだが、これらの項目以外でも無効にして問題ない機能は多い。設定画面を見ているきに、気づいた場合は試してみるのもおすすめ。
もし、無効にしたことによって、利用上の不具合が出た場合でも、ソフトウェアを削除したわけではないので、もう一度機能を有効にすれば元通りになる。

仮想メモリをオフにする

  • Windows 7よりも軽量といわれている「Windows 8」 なら、4GB 程度のメモリを積んでいれば仮想メモリをオフにしても閉局ない。視覚効果と同じ画面の「詳細設定」タブから「変更」をクリック
  • 「システム管理サイズ」「ページファイルなし」を選択し、「設定」「OK」とクリックしていけば完了。

自動更新の無効化

  • 自動更新は定期的な通信を行っているので、これをオフにするとパフォーマンスの向上が期待できる。コントロールパネルから「Windows Up date」を起動し、「享受定の変更」をクリック。
  • プルダウンメニューから「更新プログラムを確認しない」を選択すると、自動ダウンロードなどが行われない。なお、設定変更後は、手動で更新を確認する。

リモート機能を無効化する

パソコンを遠隔操作できるリモート機能も、まったく使わないのであれば無効にする。コントロールパネルの「システム」から「システムの詳細設定」をクリック。「リモート」タブで「このコンピューターヘのリモート接続を許可しない」に設定。

インデックスを無効化

ファイルの検索に利用するうインデックスも検索機能を使わないのなら不要。
システムが入っているCドライブのプロパティを開き「このドライブ上のファイルに対し、プロパティだけでなくコンテンツにもインデックスを付ける」のチェックを外す。

時刻、表示言語、所在地の情報を管理

【日付と時刻】カレンダーや時計で用いる「日付と時刻」の設定を確認

カレンダーや時計で使用される「日付と時刻」の確認と修正が行える。通常はインストール時に正しい設定がなされるので、手動で設定する必要はないが、設定に異常があればここで修正する。
また、パソコンを長く使っている間に生じる時刻のずれはインターネット時刻サーバーと同期することにより自動的に修正される。この設定も初期状態で有効になっている。

日付と時刻1
日付と時刻の修正やタイムゾーンの変更ができる。通常は自動で最適な設定がなされる
追加の時計
時針をクリックしたときに、世界の別のタイムゾーンの時刻を表示するように殴定できる
インターネット時刻
インターネット時刻サーバーから正確な時刻を取得し、時計のズレを自動的に修正する

【言語】Windowsの表示言語を変更可能

Windowsの表示に使用される言語の設定。海外バージョンのWindowsを購入しなくても、表示言語を外国語に変更することができる。
英語のように地域ごとに細かい違いのある言語については、アイルランド、インド、オーストラリアのような言語設定が用意されている。ただし、この機能を利用するためにはWindowss Updateから言語パックをのインストールが必要。

【地域】多言語対応で日本語を自動選択するための設定

そのパソコンが使用されている国や地域の設定。多言語に対応したソフトウェアなどを利用する際に自動的に日本語バージョンになるのはこの設定による。
国内で販売されているパソコンは「日本」に設定されているので、通常は設定の必要はない。また、国や地域によって日付や時刻の表示形式は異なるが、この設定では世界各国の表示形式を選択することができる。

デスクトップのデザインをカスタマイズ

【個人設定】ユーザーごとにカスタマイズが可能

デスクトップのデザインやシステムサウンドは「個人設定」で自由にカスタマイズが可能。デスクトップの背景、色、サウンド、スクリーンセーバーは個別に設定できるだけでなく、「テーマ」と呼ばれる統一されたデザインのセットも用意されている。
また、「デスクトップアイコンの変更」から、「ごみ箱」などのシステムアイコンの設定も行える。

フォルダオプション

フォルダの動作と表示に関する設定。動作に関する設定では、シングルクリックでフォルダを開く設定、フォルダ内のサブフォルダを開くときに新しいウインドウで開く設定に変更できる。表示に関する設定では、フォルダー内のファイルを表示する形式だけでなく、フォルダーの左側にあるナビゲーションウインドウなどの設定も行える。

【フォント】フォントのプレビューにも対応したフォント管理画面

ワープロソフトやメールソフトなどで文字の書体を変更するときに必要となる「フォント」の設定。プレビュー画面では、パソコンにインストールされているすべてのフォントが確認できる。
このプレビュー画面で不要なフォントの削除も行えるが、フォントを選択したときに表示される「表示」「非表示」のボタンでフォントを使用するかどうかの設定も可能。

  • フォント…パソコンにインストールされているフォントのプレビュー画面。フォントの削除も可能
  • 文字コード表…「文字の検索」から開くことができる。特殊な文字を入力したいときなどに便利

【通知領域アイコン】システムからの通知の表示設定を変更できる

タスクバーの右側にある「通知領域」に表示されるアイコンの表示設定。各アイコンごとに「アイコンと通知を表示」「アイコンと通知を非表示」「通知のみを表示」の設定を切り替えられる。システムアイコンの表示設定も行えるが、「時計」「入力インジケーター」などの一部の項目は、「システムアイコンのオン/ オフ」からでないと非表示にすることができない。

  • 通知領域アイコン…通知領域に表示される「アクションセンター」などの動作を設定できる
  • システムアイコン…「時計」「音l J「ネットワーク」などのシステムアイコのオン/オフを殴定できる