Lenovo IdeaPad Duet 350i レビュー デメリット 2 in 1 PC エントリーモデル
Lenovo IdeaPad Duet 350i レビュー 主な特徴 メリット デメリット スペック 仕様 性能 実機レビュー おすすめユーザー よくある質問などをまとめた完全ガイド。10.3 型の脱着型 2 in 1 PC を 2021 年 7 月に発売。ボディーカラーは、グラファイトグレー。
Lenovo IdeaPad Duet 350i レビュー
IdeaPad Duet 350iは、Lenovoが提供する手軽な2 in 1 デバイスであり、タブレットとノートPCの利便性を兼ね備えている。特に優れたコストパフォーマンスと高い携帯性が魅力だ。
日々のウェブ閲覧、動画視聴、簡単な文書作成といったライトな用途に最適化されており、専用のキーボードとアクティブペンが標準で付属する。本機は、高性能を求めず、手軽に持ち運べるWindowsデバイスを探しているユーザーにとって、最適なエントリーモデルとなるだろう。
Lenovo IdeaPad Duet 350iは、タブレットとしてもノートPCとしても使える2 in 1のエントリーモデルだ。特に携帯性とコストパフォーマンスに優れており、ホームユースやお子様用に適している。
主な特徴
- 2 in 1 デザイン: デタッチャブル(着脱式)のフォリオキーボードとキックスタンドを搭載し、ノートPC、タブレット、スタンドモードで利用できる。キーボードはワイヤレスでも使用可能だ。
- 携帯性: 10.3型とコンパクトで、タブレット単体なら持ち運びやすいサイズである。
- アクティブペン付属: スタイラスペンが標準で付属しており、手書きメモやイラスト作成に利用できる。
- ディスプレイ: 画面占有率約88%の4辺狭額縁液晶で、鮮やかな発色の高品質なディスプレイ(10.3型、FHD相当)を採用している。
- Windows 10 Home (Sモード) 搭載: Microsoft Storeのアプリのみが動作するため、セキュリティ面で安心でき、動作も比較的高速で軽快に維持される。
メリット
- 高いコストパフォーマンス: 現在の市場価格(2〜3万円台)を考えると、液晶、キーボード、ペン付属など価格帯以上の仕様だ。
- キーボードの品質: 付属のキーボードは「おまけ」と侮れない良好な打鍵感で、一般的なノートPCに近い使用感がある。
- 利便性の高いインターフェース: PD高速充電対応のUSB-Cポートを2基搭載している。
- セキュリティの高さ: Sモードのため、特にお子様の利用やホームユースで安心感がある。
デメリット
- 控えめな性能: Intel Celeron搭載のため、重い作業や複雑なマルチタスクには向かない。
- インターフェースの少なさ: タブレットとしては多いが、一般的なノートPCとしてはUSB-C 2ポートのみと少ない。
- Sモードの制約: Microsoft Store以外のソフトがインストールできないため、使用できるアプリが限定される(Sモードは解除可能だが、解除すると元に戻せない)。
スペックと仕様(82AT00DNJP)
| 項目 | 仕様 |
| ディスプレイ | 10.3型 (1920×1200), タッチパネル対応 |
| CPU | Intel Celeron N4020 または Celeron N5030 など(モデルによる) |
| メモリ | 4GB |
| ストレージ | eMMC 128GB (microSDカードで最大128GB拡張可能) |
| OS | Windows 10 Home (Sモード) |
| インターフェース | USB Type-C 3.2 Gen 1 x 2 (DisplayPort 1.2、Power Delivery対応) |
| その他 | Wi-Fi (2.4GHz/5.0GHz対応)、Bluetooth、アクティブペン付属、デタッチャブルキーボード付属 |
| デザイン | 濃いめのグレー(グラファイトグレー)を基調としたデザイン |
実機レビュー(性能・使用感)
動作速度と体感
本機のCPUはCeleronであり、高性能ではない。ベンチマークの数値は低いが、実際の使用においては「もっさりとした遅さでもなく、しゃきっとした速さもない、ぬるぬるっと動く印象」である。Web閲覧やYouTube動画視聴、簡単なテキスト入力といったライトな用途であれば、Sモードの恩恵もあり、動作は十分に許容できるレベルだ。
ディスプレイとペン入力
10.3型FHD相当のディスプレイは、発色が良く明るさも十分で、この価格帯としては非常に高品質だ。画面占有率が高いこともあり、動画視聴の没入感も高い。付属のアクティブペンは遅延も少なく、Windows標準のメモアプリなどでの手書きメモや簡単なスケッチには快適に使用できる。
キーボードの使用感
付属のフォリオキーボードは、マグネットで本体に装着するタイプで、角度も調整可能だ。キーストロークは比較的深く確保されており、打鍵感は良好である。長時間タイピングをするには厳しいが、ブログの執筆やメール作成など、日常的なテキスト入力には十分対応できる仕上がりだ。タッチパッドのサイズは小さめだが、反応は正確である。
携帯性
タブレット本体の重さは約600g、キーボードとキックスタンドを装着しても約900g台に収まる。これは多くのノートPCよりも軽く、カバンに入れても負担にならないため、カフェや外出先への持ち運びが非常に楽だ。
おすすめユーザー
- 初めてのPC/お子様用PCを探している層: Sモードによるセキュリティの高さと、コストのバランスが優れている。
- インターネット閲覧、動画視聴、簡単な文書作成が主な用途のユーザー: エントリーモデルの性能で十分な用途だ。
- 持ち運びを重視する層: コンパクトでタブレットとしても使えるため、セカンドデバイスとしても便利だ。
- 手書きメモやイラストを試したい層: アクティブペンが付属しているため、別途購入の必要がない。
よくある質問
Q. Sモードは解除できるか?
A. はい、無料で解除可能である。解除すると通常のWindows 10 Homeになり、Microsoft Store以外のアプリもインストールできるようになる。ただし、一度解除するとSモードには戻せないため、解除は慎重に行うべきだ。
Q. 性能はどれくらいか?
A. CPUはCeleronであり、高負荷なゲームや動画編集などの作業には向かない。Web閲覧、メール、チャット、Officeソフトでの簡単な文書作成など、日常的なホームユースには十分な性能を持っている。
Q. ストレージは足りるか?
A. 標準の128GB (eMMC)は、動画などを大量に保存する場合は不足する可能性がある。しかし、microSDカードで最大128GBまで拡張できるため、クラウドストレージや外部ストレージと組み合わせれば実用上問題はない。