PORTER FRANK ( ポーター フランク ) 馬革特有の手触り、軽さ、デザイン、収納力など

吉田カバンの PORTER FRANK ( ポーター フランク ) シリーズは、ヨーロッパ各地で集められた原皮を、国内では数少ない馬革を専門に取り扱うタンナーで仕上げました。「馬革のしっとりとした手触り」や「軽さ」が最大の特徴です。レビュー メリット デメリット おすすめするユーザー象などをまとめています。ポーター フランクの全商品ラインアップも掲載しています。
をラインアップします。
ポーター フランク 最大の特徴「馬革(ホースレザー)
「PORTER FRANK」(ポーター フランク)シリーズの最大の魅力は、その素材である馬革(ホースレザー)に集約されています。この馬革は「しっとりと手に吸い付くような手触り」と「圧倒的な軽さ」という、他のレザーでは得難い特性を持っています。

1. 馬革がもたらす4つの決定的な長所
PORTER FRANKで使用されている馬革(多くはクローム鞣し)は、牛革などの一般的なレザーと比較して、以下の点で優れています。
① 驚くほどの「軽さ」
馬革は、牛革に比べて繊維の密度が粗く、革が薄いという特性があります。そのため、大型のデイパックやトートバッグであっても、レザーバッグとは思えないほどの軽さを実現しています。これは日常使いにおいて、ユーザーの負担を大幅に軽減する大きなメリットです。
② 「しっとり」とした唯一無二の手触り
「手に吸い付くような」「滑らか」と形容される、非常にソフトでしっとりとした質感が特徴です。クローム鞣しによって柔軟性が高められており、革本来のやわらかさ、温かみを肌で感じることができます。
③ 独特の「色ムラ」と表情
馬革は元々、革の表面に生きた証であるシワやキズ、色の濃淡が出やすい素材です。FRANKシリーズでは、この独特の色ムラをデザインの一部として活かしており、一つとして同じものがない、カジュアルながらも深みのある表情を生み出しています。
④ 魅力的な「経年変化」(エイジング)
使い込むほどに表面の艶が増し、さらに柔らかく手に馴染んでいきます。この「革を育てていく」楽しみは、レザー好きにはたまらない魅力の一つです。
2. 馬革の注意点とデリケートな特性
馬革は魅力的な素材ですが、その特性上、牛革などと比較してデリケートな側面もあります。
特性 | 詳細 | 対策・心構え |
傷のつきやすさ | 繊維が薄くデリケートなため、比較的表面に小さな傷がつきやすい傾向があります。 | 小さな傷も革の表情の一部として楽しむ心構えが必要です。 |
水濡れへの弱さ | 水分を吸いやすく、濡れたまま放置するとシミや型崩れの原因になりやすいです。 | 雨の日には使用を避けたり、防水スプレーで保護することが推奨されます。 |
色落ち・色移り | 摩擦や水濡れにより、衣服に色が移る可能性があります。 | 特に使い始めは、淡色の衣類との摩擦に注意が必要です。 |
通常では仕上げで用いるオイルを、染色の際に一緒に入れドラム内で革に浸透させています。こうして出来た革の表面に摩擦加工を施すことですべすべとしたとても柔らかな風合いが生まれます。この革は極めて自然な状態が魅力の革で、微妙な色合いのムラが表情をより豊かにし、同じように見えてもひとつひとつ異なるのが特徴です。
3. PORTER FRANKを長く愛用するための手入れ方法
馬革の魅力を長く保ち続けるためには、日頃の簡単なケアが大切です。
- ブラッシングによるケア
- 毎日の使用後に、馬毛などの柔らかいブラシで軽くブラッシングし、ホコリや小さな汚れを落とすことが基本です。
- 防水スプレーでの保護
- 新品時や定期的にレザー専用の防水スプレーを使用することで、水濡れや汚れが浸透するのを防ぐことができます。
- 保湿(クリーム)は控えめに
- 馬革は比較的油分が抜けにくいですが、乾燥が気になる場合はごく少量のレザー用クリームを薄く塗布します。塗りすぎるとかえって風合いを損ねる可能性があるため注意が必要です。
馬革の軽さや柔らかさを最大限に生かせるように金具を少なく、芯材もソフトなタイプを選び、軽量に仕上げています。内装の生地は手当たりの良いソフトなコットンサテンを用いました。
ポーター フランク レビュー メリット デメリット
「PORTER FRANK」(ポーター フランク)シリーズのユーザーレビューや評価に基づいた、具体的なメリットとデメリットをまとめました。
FRANKシリーズは、その素材(馬革)とデザインコンセプトに起因する、明確な長所と短所があるのが特徴です。

1. PORTER FRANKの主要なメリット(長所)
FRANKシリーズは、他のレザーバッグにはない特有の魅力を多く持っています。
メリット(長所) | 詳細とユーザーの声 |
① 圧倒的な軽さ | 「レザーバッグなのに重さを感じない」という点が最も多く評価されています。馬革は牛革に比べて繊維が薄く軽いため、デイリーユースでの負担が少ないです。 |
② 極上の手触り | 「しっとりとして手に吸い付くような柔らかさ」は、一度触るとやみつきになるという声が多いです。このなめらかな質感が、カジュアルながらも上品な印象を与えます。 |
③ 上品なデザイン | ポーターのロゴが目立ちすぎず、シンプルで大人っぽいデザインです。「仕事にも私用にも使える」「服とのバランスが絶妙」と、幅広いシーンでの使いやすさが評価されています。 |
④ 革の個性を楽しむ | 馬革特有の「色ムラ」や「ナチュラルマーク(生前のキズや血管の跡)」がデザインとして活かされており、一つとして同じものがない「オンリーワン」の魅力を楽しめます。 |
⑤ シンプルな構造 | 内装の作りをあえてシンプルにすることで軽量化を図っています。付属の取り外し可能なポーチがポケットの代わりになり、小物の整理に役立つと好評です。 |
⑥ 経年変化 | 使い込むほどに馬革特有の艶が増し、よりしなやかに馴染んでいくため、「革を育てる楽しみ」があります。 |
2. PORTER FRANKのデメリット(短所)・注意点
メリットの裏返しとして、馬革のデリケートな特性や、デザインのシンプルさゆえの機能的な注意点があります。
デメリット(短所)・注意点 | 詳細とユーザーの声 |
① 傷がつきやすい | 馬革は繊維がデリケートで柔らかいため、小さな引っ掻き傷や擦れ傷が比較的つきやすいです。「丁寧に扱いたい」「キズがつくのが心配」という声があります。 |
② 自立性の低さ | 革が柔らかく薄い分、バッグ自体にしっかりとしたハリがないため、荷物を入れない状態や少ない状態だと「ふにゃっとした」印象になり、自立しにくいモデルもあります。 |
③ 収納の整理 | 内装が軽量化のためにシンプルに作られているため、細かいポケットや仕切りが少ないモデルがあります。「小物が多いと中でゴチャつきやすい」と感じる場合は、ポーチなどを活用する必要があります。 |
④ 水濡れ・色落ちへの注意 | 天然皮革、特にデリケートな馬革であるため、水濡れには特に注意が必要です。雨に濡れたらすぐに拭き取るなどのケアが欠かせません。また、摩擦や汗による色移りの可能性もゼロではありません。 |
⑤ 背負い心地(リュックの場合) | デイパック(リュック)の場合、軽量化のためにハーネス(肩紐)や背面パネルが薄めに作られていることがあります。「荷物が多いと肩への食い込みを感じる」という意見もあり、重い荷物を日常的に運ぶのにはあまり適さない可能性があります。 |
【総評:PORTER FRANKはこんな人におすすめ】
PORTER FRANKは、以下のような価値観を持つ方に特におすすめできるシリーズです。
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- 「レザーの質感は譲れないが、重いバッグは嫌だ」と軽量性を重視する人。
- 「上質だが主張しすぎない、大人っぽいカジュアルバッグ」を求めている人。
- 革の傷やシワも含めて「個性」として愛し、経年変化を楽しむ余裕がある人。
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逆に、荷物をきっちり分類したい人、バッグの自立性を重視する人、または重い荷物を毎日持ち運ぶ人は、別のシリーズと比較検討することをおすすめします。
- 2WAY ボストンバッグ L ( 198-01304 )
- 2WAY ボストンバッグ M ( 198-01305 )
- 2WAY ボストンバッグ S ( 198-01306 )
- 2WAY ショルダーバッグ L ( 198-01307 )
- 2WAY ショルダーバッグ S ( 198-01308 )
- A4 ショルダーバッグ ( 198-01309 )
- トートバッグ ( 198-01310 )
- A4 トートバッグ ( 198-01341 )
- A4 ショルダーバッグ ( 198-01342 )
- ワンショルダーバッグ ( 198-01343 )
- デイパック L ( 198-01344 )
- デイパック S ( 198-01345 )