1万歩歩け!と言われても実際には続かない
カロリー制限の食事制限の頃は、とにかくたくさん歩けと言われたけれど現実にはなかなか続かない。
1日1万歩歩くにはウォーキングの時間だけで1時間以上必要になる
血糖値を下げるために運動をしっかりやることが糖尿病を悪化させない方法だと考えている糖尿病の方は多いものです。確かに糖尿病は運動は必須ですが、誰もがハードな運動を続けられるわけではありません。
2型糖尿病のの私がまさにその典早朝1時間のウォーキングがどうしても続かず血糖のコントロールも思うようにいきませんでした。
意志も弱く、最初はちゃんとカロリーを計算していたのですが、後になったら全くだめでした。続かないのです。
ヘモグロビンA1Cは、8.5%で合併症のないステージ2でした。
昼食後のすぐ歩きでヘモグロビンA1Cが下がり、そのまま安定
そんなとき、ご飯・パン・麺など糖質が多い食品の摂取を控える糖質制限食をはじめ、食後すぐに15~20分のウォーキングを開始しました。たまには10分程度しかできない日もありましたができる限り、やりました。
糖質さえとらなければ、ビーフーステーキを食べても焼酎やウイスキーを飲んでもいいと知り、喜んで糖質制限食をはじめました。
夕食では、ご飯などの主食をいつさい食べず、肉・魚・野菜を中心にとり、大好きな焼酎を適量楽しみました。
朝食も、できるだけ糖質の摂取には注意しましたが、、昼食は仕事の関係で、どうしても外食となってしまい、糖質の摂取がさけられません。そこで15分の「食後すぐ歩き」を必ず行いました。
その効果はてきめんでした。毎食後に血糖値の自己測定を始めたのですが、夕食に160グラムのビーフステーキを食べても、糖質さえとらなければ食後血糖値は106mg/dlと低く保てます。ところが、昼食に200グラムのご飯が入ったお弁当を食べると、とたんに食後血糖値は200mg/dlを超えてしまいます。そんなときに、食後すぐ歩きを行えば、血糖値が200mg/dlを超えることはないことがわかりました。雨の日や暑い日には、室内での足ぶみや階段の上り下りを20分ほどやりました。軽く汗ばむ程度でそれほどしんどくはありませんでした。
その結果、3ヶ月後にはヘモグロビンA1C6%以下を維持しています。こうして無理なく上手に血糖コントロールを続けていけば、深刻な合併症は回避できそうです。
1万歩も歩かなくても血糖コントロールができるということを身をもって知りました。