Lenovo ThinkBook 15 Gen 2 レビュー デメリットコスパのいいビジネスノートPC

Lenovo ThinkBook 15 Gen 2 レビュー 主な特徴 メリット デメリット スペック 仕様 性能 実機レビュー おすすめユーザー よくある質問などをまとめた完全ガイド。テレワークに最適な15.6 型ビジネスノートPC。インテルモデルは、2020 年 10 月にリリースれた。Lenovo ThinkBook 15 Gen 2 は、第11世代Intel CoreプロセッサーまたはAMD Ryzen 4000 シリーズを搭載し、コストパフォーマンスの高さと充実した機能でビジネスユーザーを中心に人気を集めたモデル。
Lenovo ThinkBook 15 Gen 2 レビュー
ビジネスシーンでの生産性を追求しつつ、デザインにも妥協したくないプロフェッショナルへ。Lenovo ThinkBook 15 Gen 2は、ThinkPad譲りの堅牢な信頼性と、現代的な洗練されたデザインをに見事に融合させた15.6型ノートPCだ。
パワフルな第11世代インテルCoreプロセッサーや大容量メモリ・ストレージを搭載可能で、日常のタスクからマルチタスクまでをスムーズに処理する。さらに、プライバシーシャッター付きWebカメラや豊富なインターフェースといった、ビジネスをサポートする機能も充実している。
本レビューでは、このThinkBook 15 Gen 2が、あなたの期待に応える真のビジネスパートナーとなり得るのか、そのパフォーマンス、使いやすさ、そしてコストパフォーマンスに至るまで、徹底的に掘り下げてご紹介しよう。
主な特徴(Intel/AMD共通)
ThinkBook 15 Gen 2の主要な特徴は以下の通りである。
- 洗練されたデザイン: デュアルトーン(ミネラルグレー)のエレガントなデザインで、天板にアルミ素材を使用し、高い質感と剛性を実現している。
- 充実したインターフェース: USB Type-A (2ポート)、USB Type-C、HDMI、有線LANポート (RJ-45)、4-in-1メディアカードリーダーを搭載し、アダプターなしで多様な周辺機器に接続できる。
- セキュリティ機能: 電源ボタン一体型の指紋認証センサーや、Webカメラを物理的に覆うプライバシーシャッター (ThinkShutter)を搭載している。
- Wi-Fi 6対応: 次世代通信規格に対応し、高速で安定したワイヤレス接続が可能である。
- 冷却性能: Lenovoインテリジェント冷却機能や大型ファンにより、システムの性能を最適化し、安定した動作を実現する(特にIntelモデルで冷却性が評価されている)。
メリット
本モデルの大きなメリットは、コストパフォーマンスの高さにある。
- 高いコストパフォーマンス: ハイスペックなCPUを搭載しながら、比較的安価な価格設定である。
- 優れた性能: 第11世代Intel CoreまたはAMD Ryzen 4000シリーズCPUの搭載により、事務作業はもちろん、軽いゲームやコンテンツ制作もある程度こなせる高い処理能力を持つ。
- デュアルストレージ対応: M.2 SSDに加えて、2.5インチHDD/SSDを搭載可能(カスタマイズによる)で、大容量データも扱いやすい。
- ディスプレイ品質: 一部のモデルでは高色域(100% sRGBに近い)のIPS液晶を選択可能で、クリエイティブな作業にも対応する。
- 使いやすいキーボード: テンキー付きのフルサイズキーボードで、キーピッチに余裕がありタイピングしやすい。ビデオ通話用の専用ボタンも便利である。
- 頑丈なボディ: 米国国防総省の耐久テスト「MIL-STD-810G」準拠の堅牢性を持つ(海外仕様による情報)。
デメリット
一方で、利用する上で考慮すべきデメリットも存在する。
- バッテリー駆動時間: 約7.5時間程度であり、長時間電源なしでの利用には心許ない場合がある。
- 持ち運び時のサイズ: 15.6型であるため、持ち運びには大きめのカバンが必要となる。
- キーボードの好み: キーストロークは浅めであるため、人によっては慣れが必要な場合がある。
- モデルによる差: ディスプレイやCPUの性能に複数のオプションがあり、高色域ではないモデルやThunderbolt 4非搭載モデルも存在する(特にAMDモデルではThunderbolt 4がない)。
スペック・仕様・性能 (代表的な構成例)
ThinkBook 15 Gen 2には、IntelモデルとAMDモデルがあり、構成によってスペックが大きく異なる。
Intel Gen 2 (第11世代) の構成例
- CPU: Intel Core i5-1135G7 / Core i7-1165G7 など
- グラフィックス: CPU内蔵 (Intel Iris Xeグラフィックス) / NVIDIA GeForce MX450 など
- インターフェース: Thunderbolt 4対応 USB Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1 Type-A x2、HDMI、RJ-45 (有線LAN) など
AMD Gen 2 (Ryzen 4000) の構成例
- CPU: AMD Ryzen 5 4600U / Ryzen 7 4700U など
- グラフィックス: CPU内蔵 (AMD Radeonグラフィックス)
- インターフェース: USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1 Type-A x2、HDMI、RJ-45 (有線LAN) など(Thunderbolt 4は非搭載)
共通仕様
- OS: Windows 10 Pro 64bit (Windows 11 Pro DG権行使)
- メモリ: 最大24GB (オンボード+1スロット)
- ストレージ: SSD (PCIe NVMe) + 2.5インチHDD/SSDのデュアル構成が可能
- ディスプレイ: 15.6型 FHD (1920×1080) 非光沢 (IPSまたはTN液晶)
- 本体寸法: 約357(W) x 235(D) x 18.9(H) mm
- 質量: 約1.7kg〜 (構成による)
- バッテリー駆動時間: 最大約7.5時間 (JEITA 2.0)
実機レビュー
ユーザーの評価に基づくと、以下の点が特に注目されている。
- 性能: Intel/AMDどちらのモデルも、価格からは考えられないほど高い性能を発揮する。特にRyzenモデルはマルチタスクや負荷の高い作業で「オーバースペック」と感じるほどの評価もある。
- デザイン: ビジネスモデルでありながら、スタイリッシュなデザインが好評である。
- 操作性: 指紋認証による素早いログインは非常に便利で、ストレスフリーである。
- 冷却性: 長時間の高負荷時でも、比較的低い温度で安定して動作し、安心して使えるとの声が多い(特にIntelモデル)。
- キーボード: テンキー付きで便利だが、キーストロークの浅さや配列に慣れが必要という意見も一部ある。
おすすめユーザー
ThinkBook 15 Gen 2が適しているユーザーは以下の通りである。
- コストを抑えて高性能なビジネスノートPCを探している人
- オフィスソフトでの作業だけでなく、画像編集や軽めの動画編集も行いたい人
- 出張やリモートワークで、有線LANや多様なポート接続を重視する人
- セキュリティ機能(指紋認証、プライバシーシャッター)を重視する人
- 大量のデータをPCに保存するため、デュアルストレージ構成を検討している人
よくある質問
- Q: Thunderbolt 4は搭載されているか?
- A: Intelモデルの一部構成には搭載されているが、AMDモデルには搭載されていない。
- Q: 軽いゲームはできるか?
- A: CPU内蔵グラフィックスの性能が高いため、『マインクラフト』や『ドラゴンクエストX』などの軽量なゲームであれば問題なくプレイできるというレビューがある。
- Q: 持ち運びはしやすいか?
- A: 15.6型としては比較的薄い(18.9mm)が、重さは約1.7kg〜であり、頻繁な持ち運びよりも、自宅やオフィス内での移動が主な用途に適している。

