Lenovo ThinkCentre M710q Tiny レビュー デメリット 省スペースデスクトップPC

02/28/2017

Lenovo ThinkCentre M710q Tiny レビュー
Lenovo ThinkCentre M710q Tiny レビュー

Lenovo ThinkCentre M710q Tiny レビュー メリット デメリット スペック 仕様 性能  実機レビュー おすすめユーザー よくある質問などをまとめた完全ガイド。レノボは、2017年2月、圧倒的な省スペース設計で、モニターの背面やデスク下への取り付けが可能な省スペースデスクトップPC ThinkCentre M710q Tiny を発売。ボディーカラーは、ブラック。

Lenovo ThinkCentre M710q Tiny レビュー
Lenovo ThinkCentre M710q Tiny レビュー

ThinkCentre M710q Tiny レビュー

デスク上のスペースに革命を起こす、手のひらサイズの超小型PC「ThinkCentre M710q Tiny」。容積わずか約1Lのコンパクトな筐体からは想像できない、ビジネスで活躍する十分な性能と高いメンテナンス性を兼ね備えたミニデスクトップ。

このレビューでは、オフィス利用に最適なM710q Tinyの魅力である圧倒的な省スペース性と便利な拡張オプションを深掘りし、そのスペック、性能が実際のビジネスシーンでどのように活きるのかを検証する。メリットとデメリットを明確にし、本機がどのようなユーザーに最適なのかを徹底解説する。

ThinkCentre M710q Tinyは、レノボが提供する超小型デスクトップPC(ミニPC)シリーズの一つだ。非常にコンパクトでありながら、ビジネスや一般的なオフィス作業には十分な性能を持っている。

以下に、レビューでよく挙げられるメリット、デメリット、スペック(仕様)、性能、おすすめユーザー、およびよくある質問をまとめる。

ThinkCentre M710q Tiny の概要

項目 特徴
カテゴリ ミニPC(超小型デスクトップ)
筐体サイズ 非常にコンパクトで、手のひらに近い大きさだ
主な用途 一般的なオフィス作業、Web閲覧、ビジネス利用、サブPC、デジタルサイネージなど

メリット(良い点)

非常にコンパクトな筐体

最大の魅力は、その小ささである。設置場所に困らず、デスクの上はもちろん、モニターの裏側などにも簡単に設置できる(VESA マウント対応モデルの場合)。

メンテナンス性の高さ

ユーザーからの要望を受け、ツールレススクリュー(ねじなしで開けられるねじ)がオプションで選択できるなど、筐体内部へのアクセスが容易だ。メモリやM.2スロットへのアクセスも比較的簡単に行えるよう配慮されている。

豊富な接続端子

超小型ながら、USB 3.0端子が前面・背面合わせて複数搭載されており、映像出力端子やLAN端子も備わっている。日本のユーザーからの要望を受け、オプションポートを2つ搭載でき、シリアルポートやUSB Type-Cなど多様な端子を選べる点も魅力的。

省電力性と実用的な性能

省電力版のCPUが採用されることが多いため、消費電力が抑えられている。一般的なオフィスソフトの利用やWeb会議など、ビジネスで十分実用的な処理能力を持っている。

デメリット(留意点)

拡張性の制約

超小型筐体のため、拡張性は乏しい。グラフィックボードの増設などは基本的にできない。ストレージやメモリの増設・換装は可能だが、大きなデスクトップPCほどの自由度はない。

発熱の可能性

筐体が小さいため、大きな筐体のPCに比べて熱がこもりやすい傾向にある。高負荷な作業を長時間続けると、発熱による性能の低下(サーマルスロットリング)が発生する可能性がある。

CPUの制約

多くの場合、標準のデスクトップ用CPUではなく、省電力モデルのCPUが使用されている。これにより、ハイエンドなタスク(高負荷な動画編集、複雑な3D処理など)には向いていない。

設置の安定性

モデルによっては、標準の縦置きスタンドの安定性が低いという意見もある。ケーブルの抜き差しなどでグラついたり、ぶつかった際に倒れたり脱落したりしないよう、注意が必要だ。

スペック・仕様・性能 (一般的な構成)

ThinkCentre M710q Tinyは様々な構成があるが、一般的な仕様は以下の通り。

  • CPU: Intel Core i3 / i5 / i7 (TまたはSなど省電力モデルが多い)
  • メモリ: DDR4 SODIMMスロット (最大32GBまたは64GBなど)
  • ストレージ: M.2 SSD + 2.5インチHDD/SSDベイ (構成による)
  • 映像端子: DisplayPort、HDMI、VGA など(オプションで選択可能)
  • USB端子: USB 3.0 Type-A(前面2、背面4など)
  • ネットワーク: 有線LAN (Gigabit Ethernet)
  • 筐体サイズ: 約 18cm × 18cm × 3.5cm 程度 (モデルによる)

性能は搭載されたCPUに依存するが、一般的なウェブブラウジング、文書作成、表計算、メール、Web会議といったビジネス用途や日常使いには十分な処理能力がある。ただし、最新のゲームや本格的なクリエイティブ作業には力不足となることが多い。

おすすめユーザー

ThinkCentre M710q Tiny は、以下のようなユーザーに特におすすめだ。

  • デスクスペースを広く使いたいビジネスユーザーで、「とにかく小ささ」を最優先する人。
  • シンプルなオフィス業務が中心の企業やSOHOで、高性能を必要としない定型業務が多い環境。
  • サブPCを必要とする方で、メインPCとは別に、ちょっとした作業やデータ保存用に使いたい人。
  • デジタルサイネージや組み込み用途に利用したい方で、小型で目立たず、安定して動作するPCを必要とする用途。
  • IT管理部門で、ツールレスでの内部アクセスが可能なため、保守・管理の手間を軽減したい場合。

よくある質問 (FAQ)

1. ゲーミングPCとして使えるか?

基本的には向いていない。グラフィックボードの増設ができないため、高い3D処理能力を必要とする最新のゲームは動作が難しいか、設定を大幅に落とす必要がある。

2. 騒音(ファンノイズ)はうるさいか?

通常時は静かなモデルが多い。超小型筐体のため、高負荷な作業を長時間続けた場合はファンが高速回転し、騒音が大きくなる可能性がある。ただし、一般的なオフィス利用では気になるレベルではないことがほとんど。

3. モニターの裏に取り付けられるか?

可能だ。多くのモデルがVESAマウント規格に対応しており、対応する金具(別売またはオプション)を利用すれば、モニターの背面にPC本体を固定し、完全にデスク上から隠すことができる。

ThinkCentre M710q Tiny

デスクトップパソコン レノボ

レノボ

Posted by admin