加齢黄斑変性症を改善する仕組み

黄斑変性症の発生する原因について

1980年に、動物実験で与える餌にキサントフィルを除いておくと急速に黄斑変性症と同じような疾患が発生することが、学会で報告されました。
植物に含まれるカロチノイドという成分には、目の網膜の補修と保護以外にも、目に対して多くのよい効果を示す役割を果たしていることが知られています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、涙の膜を作るムチンという糖タンパクの層を維持したり、目の乾燥を和らげる働きをしています。
同じくカロチノイドに属するカロチンとキサントフィル(ルティンとゼアキサンチン) は、体内に吸収される場合、互いに競合する競争関係にあるので、一方を大量に摂ると他方の吸収を妨げることが証明されています。
以前、皮膚病と発ガン防止の臨床実験で、β-カロテンの大量投与を受けた患者に、キサントフィルの吸収が妨げられ、その欠点によって問題を誘発することが明らかにされました。
カロチノイドは、また体内に吸収される割合で、濃度が増加すると共に吸収が減少しますが、この場合油脂があると吸収が高められ、それが肝臓に送られてリボプロテインと結合し血液によって、目や脳、あるいは皮膚などの組織に送られますが、ルティンとゼアキサンチン色素は、その50%が善玉コレステロール(HDL) によって運ばれるということもわかってきました。
コレステロールが大量に減少すると、組織への16供給が減少することから、閉経後の婦人にはHDLが減少することで、それまでの4~5倍も黄斑変性症が引き起こされやすいと理解されてきたのです。このような理由から、野菜だけではとても必要量のルティンとゼアキサンナンを摂取することがむずかしく、従ってルティンの多い食物やサプリメント( 栄養補肋食品) を摂ることが望ましいということになるのです。

ルティンの眼病改善効果

黄斑にあるルティンとゼアキサンチンの機能や役割について、アメリカでも著名なボストンのマサチューセッツ眼科痛院の博士は、1994年に黄斑変性症の患者300数名と他の眼科患者500数名に、ルティンとゼアキサンチンを最高に摂取した患者と、最低または摂取しなかった患者とのAMDの羅患率の差は42% あったことを学会誌に報告しました。 またルティンとゼアキサンナンの一日摂取量は6ミリグラムが適量としています。AMDには、乾燥型と湿潤型があり、AMDの約90% が乾燥型で、これは黄色を帯びた着色が黄斑にみられることによって発症します。 視覚が非常にゆるやかに減退していく傾向が特徴といわれます。乾燥型のAMD は、年齢が高くなるにつれて黄斑の光知覚細胞がゆるやかに変性していきますが、その原因は不明とされています。視力が完全に失われる直接の原因にならないが、湿潤型に進むことが多いので 注意といわれます。 湿潤型は、新しく血管ができ血液などが漏れることによるものですが、その理由はわかっていません。 ルティンとゼアキサンチンは、タフト大学の研究者らによって、目の水晶体にも存在することがわかって、白内障の予防にも期待され、ハーバード大学の教授によって、ルティンとゼアキサンチンの多いほうれん草を週5皿分摂取した患者の白内障は、50% 減少したこと、また一方で、β-カロテンの多い人参や冬カボチャを週五皿分摂取した方には、白内障が減少しなかったことで、比較検討した結果それを明らかにしたのです。

ルテインの原料

ルティンとゼアキサンチンのサプリメントへの供給源は、マリーゴールドの花弁から抽出されたエキスが用いられています。ルティンと同じ植物の中に含まれているカロチノイドという成分の仲間で、抗酸化物質としての生理効果を示すものがいくつかあります。ルティンを含む植物は、ケールやほうれん草からトマトまであげられています。
しかし、これらを食事として必要なルティン量を摂ることは、非常にむずかしいので、マリーゴールドから抽出した、高い含量のルティンとゼアキサンナンを補給するのが、最もよいということになるのでした。
マリーゴールドエキスに含まれるのは、エステル型のルティンおよびゼアキサンナンで、天然型であり、非エステル型よりも化学的に安定なのです。経口的に摂取すると、腸の中で加水分解されて非エステル型のルティンやゼアキサンチンとなって、吸収されると理解されています。さて、このようなルティンとゼアキサンチンも多く含み、そのエキスがサプリメントとされて高い評価を得ているマリーゴールドは、別名孔雀草(フレンチマリーゴールド)、あるいは万寿草(アフリカマリーゴールド) の2種類で知られています。春蒔きの一年生革で、春から秋にかけて絶え間なく花を咲かせ続け、日本の夏のように高温多湿の気候にも、乾燥した気候にも強い花です。タネからの栽培がとても簡単なことから、一般家庭でもたくさん栽培されています。 このルティンとゼアキサンナンのサプリメントを摂取する人は、一般に6~8週間の摂取で、視覚色素の酸化を防ぎ、まぶしさや目の疲れの減少や夜間の視力改善などにもよいだけでなく、黄斑変性症の改善や予防によい効果を示すことが臨床的に明らかにされ、副作用などの心配がないことも確認されています。

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