重症の白内障の方の視力が向上

ルティンがたっぷり含まれる野菜を食べる

白内障の進行を食い止めると話題の「ルティン」

白内障の進行を防ぐ成分として、近年、大きな注目を集めているのがルティンです。ルティンは緑黄色野菜に多く含まれる色素成分の一種で、体内で吸収されると日の水晶体(カメラのレンズに当たる部分)や網膜(カメラのフィルムに当たる部分)に蓄積され、余分な活性酸素(攻撃力の強い酸素)を消すという特徴を備えています。

ルティンは体内で作り出すことができないため、食品から補う必要があります。

ルティンがたっぷり含まれる食品

ケール(青汁の主原料)やホウレンソウですが、ブロッコリーやレタス、グリーンピースなどにも含まれています。

ルティンは特に、活性酸素の影響で水晶体が濁る白内障の予防・改善に役立つことが、多くの研究で明らかになっています。その一例を射介しましょう。

2003(平成15)年に米国で発表された研究では、白内障の患者さん15人を3つのグループ(1グループあたり5人)に分け、それぞれルティン、α-トコフェロール(ビタミンEの一種)、偽薬を2年問とってもらいました。すると、ルティンをとったグループでは、5人のうち4人で白内障の進行が抑えられ、視力の平均値も0.4近く上がったことがわかったのです。

それ以外のグループは、途中で視力が回復することはあったものの、2年後の視力の平均値は試験の開始時とほとんど変わりませんでした。

ホウレンソウは油炒めがオススメ

日本でも、ある眼科医が白内障とルティンの関係を調べています。すでに白内障にかかっている患者さん50人に、ルティンを高源度で含むサプリメントをとってもらったところ、なんと50人全員に、「目のかすみが消えた」「視力が上がった」という結果が現れたのです。その中には、見え方が劇的に改善して手術を回避できた人も少なくありません。

ルティンは、白内障の予防が目的なら、1日に6 mgをとるのが目安です。身近な野菜であるホウレンソウに換算すると、60 g(3分の1束)とればいいことになります。ルティンは、油といっしょにとると吸収率が高まるので、いたホウレンソウの油炒めなどがおすすめ。もちろん、市販のケールの青汁を飲んでもかまいません。

高濃度ルテイン配合のソシア (SOCIA) の一目瞭然Wで視認性を改善

ルテイン配合のソシア (SOCIA) の一目瞭然Wは1日2粒でルティンが20 mg摂取できます。

重い白内障の改善を目的とするなら、1日当たり12~15 mgのルティンをとりたいものです。この場合 ふだんの食事だけで補うのは大変なので、ルティンのサプリメント高濃度ルテイン配合のソシア (SOCIA) の一目瞭然Wがおすすめです。

ただし、ルティンをとるだけで白内障が改善するとは限りません。体内で余分な活性酸素を発生させないように、バランスの取れた食事を心がけたり、紫外線対策や適度な運動を行ったりすることも忘れないでください。

サブコンテンツ

このページの先頭へ