水の特徴
水の特徴 水の賞味期限、保存期限など。
ミネラルウォーターの硬度を調べる
ミネラルウォーターが軟水か硬水か中硬水かを調べる方法は、硬度を調べることです。一番確実な方法は、ラベルにかれている「カルシウム」と「マグネシウム」の含有量を見ることです。
硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計値のことです。ですから単純にいえば、ラベルに書いてあるカルシウムとマグネシウムの量が多ければ「硬水」少なければ「軟水」ということになります。
もう少し専門的に言うと、少しややこしいのですが、硬度を算出するための計算式というものがあります。
それは(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4) です。
たとえば、そのミネラルウォーターのラベルに「カルシウム:20 mg」「マグネシウム :10mg」と記載されていれば、「硬度 90」ということになります。
そして、この計算式によってわかった硬度が 100 未満なら軟水、100 ~ 300 未満なら中硬水、300 以上なら硬水に分類されるというわけです。
スーパーでは硬度別に分類されている所もあります。
ひとつ注意しておきたいのは、硬度はあくまで、ミネラルウォーターに含まれるカルシウムとマグネシウムの合計値であり、ミネラルの総量ではないということです。ですから、軟水であってもナトリウムが非常に多く含まれている水もあります。スウェーデンの「ラムローサ」などがそうです。反対に、硬水でもナトリウムがほとんど入っていない水もあるのです。ナトリウムの量は水の味を決める大切な要素ですから、硬度だけでなく、ナトリウムの数値も注意して見るようにします。
水の賞味期限、保存期限
ミネラルウォーターの賞味期限もほとんどは、はラベルに記載されています。
国産の水の場合は1年間、輸入品の場合は2年間というものが一般的です。
国産の水の賞味期限が短いのは保存性に問題があるからではなく、日本ではペットボトルは水蒸気の透過性があり中の水が減少するため、水だけでなくウ一口ン茶やジュース類など、ほとんどの商品が保存期間を約1年間と定めているためです。
しかし、中身は同じミネラルウォーターですから、国産の水でも開封をせずに冷暗所で保存すれば、2年間はまったく問題なく飲めます。
最近は、東北の大震災の影響もあり、備蓄用のミネラルウォーターなども発売されており、5年間も持つものもあります。
反対に一度開封してボトルの中身が外気に触れてしまうと、ミネラルウォーターはあまり長持ちしません。
きちんとフタをして冷蔵庫で保存したとしても、賞味期限はだいたい1週間程度です。
特に加熱殺菌をしているミネラルウォーターは、雑菌やカビに対する抵抗力がありませんから、早いうちに使いきってしまった方がいいでしょう。もし、ペットボトルに直接口をつけてしまったら、安全に飲めるのはその日のうちだけと考えて下さい。人間の口の中には雑菌がうようよしていますから、それがミネラルウォーターの中で繁殖してしまうからです。
夏の暑い日などは冷蔵庫から取り出したまま、つい口をつけてゴクゴク飲んでしまいがちですが、気温の高い時は雑菌も繁殖しやすいので注意しなければなりませ。