ウェブブラウザー共有
ウェブブラウザー 共有 のメリットはさまざまですが、一番は、複数のデバイスで同じブラウザーを使用することにより、設定、ブックマーク、お気に入り、履歴などを共有できます。これにより、別のデバイスで同じ情報にアクセスすることができ、時間と手間を節約することができます。
自宅では、PC、外では、スマホで同じブックマークを共有できます。
ウェブブラウザーのブックマークサービスでパスワードを共有する
頻繁にアクセスするウェブサイトには、ウェブブラウザーに搭載されている「お気に入り」や「ブックマーク」と呼ばれる機能を使ってアクセスするのが一般的。
複数のパソコンを利用し始めると、当然これらのお気に入りやブックマークも共有できれば便利だなぁと感じます。
たとえば、自宅のデスクトップパソコンと外出先に持ち出すノートパソコンで、それぞれ個別にお気に入りに登録して利用するのは、あまりにも効率が悪いからです。
また、重要な資料をブックマークしたと思っていたら、じつは自宅のデスクトップパソコンにしか登録されておらず、外出先ではブックマークにアクセスできずに時間を浪費するといった失敗も防げます。
こうしたニーズに対応するため、インターネット上には、お気に入りやブックマークを複数のパソコンで共有するための、いろいろなサービスが用意されています。
そのなかで、どのパソコンでもインターネットエクスプローラー(以下、IE)を使っているユーザーにおすすめしたいのが、ライブメッシュの機能を利用する方法です。
設定方法は簡単で、共有したいすべてのパソコンで同期を有効にするだけです。
ライブメッシュの機能を使えば、インターネット上のサーバーに、IE が記憶しているお気に入りの情報がアップロードされます。そして、同期している別のパソコンからも同じことが行われ、すべてのパソコンのお気に入りがサーバー上でマージ(統合)されます。
その情報が各パソコンにダウンロードされることで、複数のパソコンでお気に入りの内容が同一になるように同期が行われるのです。もちろん、不要になったお気に入りを削除すれば、他のパソコンのお気に入りからも削除されます。
IE 以外のブラウザを使用している
IE 以外のウェブブラウザーでも、お気に入りの共有が可能です。
まずは軽快なウェブブラウザーとして人気が高い、「Google Chrome」での方法を見ていきましょう。
最新版のGoogle Chromeには、ウェブブラウザーそのものにお気に入りの同期機能が組み込まれているので、設定は簡単。同期を有効にすればログイン情報の入力を求めてくるので、Gmailのユーザー名とパスワードを入力します。
moziraの「Firefox」でFirefoxSyncは、公式アドオンの「Firefoc Sync」を使ってお気に入りが同期できます。
「Google Chrome」は標準機能でお気に入りを共有できる
- Google Chromeを起動し、[Google Chromeの設定]ボタンをクリック。開いたメニューから [オプション]を選択する
- 個人設定]タブを聞き、 [同期の設定]をクリックする
Firefoxの場合、アドオンの追加
- 「Firefox Sync」のウェブページを開き、[無料Firefoxのアドオンをインストール]をクリック
- ブックマークやパスワードなど、同期したい項目を選択すれば設定完了
異なるブラウザーの場合
このように、お気に入りが同期できると便利ですが、ここまで紹介してきた方法は、同じウェブブラウザー同士で行うものです。ただ、自宅のデスクトップパソコンではIE を使っていて、外出先に持ち出すネットブックでは軽量なグーグルクロームを使っているなど、パソコンによってウェブブラウザーを使い分けているユーザーも多いはずです。
他にも、ウェブブラウザーにょって表示が崩れたり、正常に動作しないウェブサービスがある場合など、ウェブブラウザーを使い分けなければならないケースは多々考えられます。
種類の異なるウェブブラウザーを使っている場合に便利なのが「Xmarks」というウェブサービスです。これは、専用ソフトをパソコンにインストールすると、IEやグーグルクローム、ファイアフォックスなどの間で、お気に入りを同期してくれます。
もちろん、お気に入りの管理はクラウドで行われています。
パスワード管理の手間を軽減する
さて、ウェブブラウザーには、入力したユーザーID やパスワードを保存しておき、必要に応じて自動的に入力してくれる「オートコンプリート」と呼ばれる仕組みが実装されています。
ただ複数のパソコンを使っていると、パスワードが保存されているのは一方のパソコンだけで、別のパソコンのウェブブラウザーには保存されていないといったことが起こりえます。こうした不便を解消すするのが「ラクトパス」です。「ラクトパス」は、パスワード管理ソフト」の一種で、ID やパスワードをインターネット上のサーバーを介して同期してくれます。
つまり一方のパソコンでラストパスにパスワードを登録すれば、それを別のパソコンでも利用できるというわけです。
ラストパスは無償で利用できる他、IE やファイアフォックス、クロームに対応したアドオンが提供されているため、登録したパスワードを異なるウェブブラウザー間で簡単に共有できます。
さらに登録されているパスワードは暗号化して保存されているため、セキュリティ面で安心できます。
ウェブブラウザー 共有 メリット まとめ
- 同期 共有ブラウザーを使用することにより、デバイス間で同期が取れるため、あるデバイスで開いたページを別のデバイスで開いた時に続きから閲覧できたり、タブを開いた状態で別のデバイスで閉じることができます。
- 共有 複数人で同じブラウザーを使用することにより、ブックマークやお気に入りなどを共有することができます。これにより、共同作業やグループでの情報共有が簡単になります。
- セキュリティー 共有ブラウザーを使用することにより、パスワードや認証情報をブラウザーに保存することができます。これにより、パスワードを何度も入力する手間が省け、さらにセキュリティ上のリスクを減らすことができます。
- 環境設定 共有ブラウザーを使用することにより、デバイスにブラウザーをインストールする手間が省けます。また、同じ環境でブラウジングできるため、問題が発生した場合にも原因特定が容易になります。
ウェブブラウザーでファイルを共有する主な方法
ウェブブラウザーを通じてファイルを共有するには、主に以下の2つのアプローチがあります。
1. オンラインストレージサービスを使う
最も手軽で一般的な方法です。Google Drive、Dropbox、Microsoft OneDrive、Apple iCloudなどのサービスがこれに当たります。
-
仕組み: これらのサービスは、あなたのファイルをインターネット上のサーバーに保存します。あなたはウェブブラウザーを通じてそのサービスにログインし、保存されているファイルにアクセスできます。ファイルを共有したい場合は、共有したいファイルのリンクを生成し、そのリンクを共有したい相手に送るだけです。
-
共有リンクの機能:
アクセス権限の設定: リンクを知っている人なら誰でも見られる「公開」設定や、特定のメールアドレスを持つ人だけが見られる「限定公開」設定などがあります。
編集権限: 相手がファイルを閲覧するだけか、編集もできるかを選ぶことができます。
パスワード保護: リンクにパスワードを設定し、セキュリティを高めることができます。
有効期限: リンクの有効期限を設定し、一定期間を過ぎたらアクセスできなくすることも可能です。
-
メリット:
手軽さ: 面倒な設定なしで、すぐに利用を始められます。
高いアクセス性: インターネット環境があれば、どのPC、スマートフォン、タブレットからでもウェブブラウザー経由でアクセス・共有できます。
管理の手間いらず: サービス提供者がシステムの管理やセキュリティ対策を行ってくれます。
-
デメリット:
プライバシーの懸念: データが第三者のサーバーに保存されるため、プライバシーやセキュリティに対して慎重な人は懸念を持つことがあります。
容量と費用: 無料プランには容量制限があり、大容量を利用するには月額費用がかかります。
2. 自宅のNASやサーバーをウェブサーバーとして使う(プライベートクラウド)
より高度な方法で、自分でNAS(Network Attached Storage)や自宅サーバーを構築し、それをウェブブラウザーからアクセスできるように設定します。
-
仕組み: NASやサーバーにウェブサーバー機能(例:WebDAV、FTP over HTTP、またはメーカー提供の専用ウェブインターフェース)を設定し、インターネット経由でアクセスできるようにします。これにより、ウェブブラウザーで特定のURLにアクセスすると、自宅のストレージにあるファイルが表示され、ダウンロードやアップロードが可能になります。
-
共有方法:
専用のウェブインターフェース: NASメーカーが提供するウェブベースの管理画面やファイル共有機能を使って、ファイルをブラウザーで閲覧・ダウンロード・共有します。多くのNASには、共有リンクを生成する機能が組み込まれています。
WebDAV: ウェブブラウザーから直接ファイルを管理するためのプロトコルで、対応するウェブブラウザーやクライアントソフトからアクセスできます。
Nextcloud/ownCloudなどのソフトウェア: NASやサーバー上にこれらのオープンソースソフトウェアをインストールすると、Dropboxのようなインターフェースでファイル同期や共有をウェブブラウザー経由で行えるようになります。
-
メリット:
高いプライバシーとセキュリティ: データは自分の管理下にあり、第三者に預ける心配がありません。
カスタマイズ性: ストレージ容量や機能を自由に設定・拡張できます。
長期的なコスト: 初期費用はかかりますが、月額利用料は不要です。
-
デメリット:
構築と管理の手間: サーバーやNASの設定、ネットワーク設定(ルーターのポート開放など)、セキュリティ対策には専門知識が必要です。
安定性: 自宅のインターネット回線や電力供給の安定性に依存します。
初期費用: NAS本体やハードディスクなどの購入費用がかかります。
まとめ
ウェブブラウザーでのファイル共有は、個人のクラウド環境を活用する上で非常に便利です。手軽さを求めるならオンラインストレージサービス、プライバシーやカスタマイズ性を重視し、ある程度の知識があるなら自宅でのNAS/サーバー構築が選択肢となるでしょう。