大事なデータなら外 付け HDD をカギ付きに
暗号化でセキュリティーを高める
外付け HDD ストレージにセキュリティ対策
外付けHDD は取り外しが容易で便利な半面、持ち出されると保存したデータを盗み見される危険性があります。
人目に触れると困るファイルがあるなら、データ暗号化ソフトで暗号化しておくと安心です。たとえばお客様データといった個人情報などはこの暗号化で鍵付きの対策を施したい。というのであれば、オンラインソフト「TrueCrypt」を使うと、無料でドライブ全体を暗号化できます。
海外製ソフトなので、日本語化しておくと使いやすくなるでしょう。後は、ウイザードを実行して、暗号化ドライブを作成する。ウイザードの途中で暗号化方式を選ぶよう指示される。
暗号化の強度が高いとされ、広く使われている「AES」を選ぶ。暗号化したドライブを使うには、「TrueCrypt」で別のドライブ文字を割り当てる。
するとエクスプローラーに復号した元のドライブが表示され、読み書きできるようになります。元のドライブも表示されているが、こちらは暗号化されているので開くことはできません。暗号化したドライブは、パソコンをシャットダウンすると割り当てが解除されます。必要に応じて左の操作でドライブを割り当てるといいでしょう。
「TrueCrypt」
まずは日本語化する。「Setting 」メニューの「Language」を開き、赤枠の部分をクリックすると日本語化ファイルを提供しているサイトに移動。入手したファイルをTrueCryptのインストール場所に入れると、表示言語に日本語が加わる。
メイン画面で「ボリュームの作成」をクリックするとウイザードが始まる。ここでは、データが入ったドライブを丸ごと暗号化する「非システム~ 」を選択。
「ボリュームの位置」という設定画面で暗号化対象を指定する。外付けHDD を選択する
暗号化、復号化のためのパスワードを設定する。暗号の強度が左右されるので、単純な文字列は避ける。入力したら「次へ」をクリック。
暗号化したドライブはそのままでは読み出せない。しかし、TrueCryptを使うと、暗号化が解除された仮想のドライブを作り出せるので、読み書きはこのドライブから行えばOKです。