外付け HDD も丁寧にバックアップ

外付け HDD も定期的にバックアップすることが大切

うっかりをふせぐのなら 10 分刻みで自動バックアップ

パソコンが不調に陥った場合、リカバリーすれば動作は回復するが、アプリケーションや保存していた文書などは戻りません。復元の手間を考えるならC ドライブを常時丸ごとバックアップしておけば心配不要です。

Windows 7 にはC ドライブの状態を1個のファイルとして丸ごと保存するイメージバックアップ機能が搭載されています。しかし、1回当たりのバックアップに時問がかかるため、ついつい後回しになっている人もいるのでは。

そこでお勧めしたいのが、専用ソフトを利用した、全自動の増分バックアップ。増分バックアップとは、最初にイメージバックアップ(フルバックアップ)を作成し、あとは指定した間隔で変更があった部分(増分)だけを追加で上書き保存する仕組み。メーカーでこうしたソフトをインストールしてくれているメーカーもあります。
数日おきに行うフルバックアップ時以外は、処理が短時問で済むので、作業中の処理を滞らせずバックアップできるのが魅力です。

バックアップ問隔を短くすれば、仮にファイルを誤って削除しても、直前の状態に復元できる可能性が高くなる。増分バックアップは、以前だと有料版ソフトや市販ソフトでしか利用できなかったが、最近は一部の海外製オンラインソフトが対応するようになりました。「EaseUS Todo Backup Free4.0」というオンラインソフトもその1つです。

無料だが非常に高機能です。

  1. システム全体を増分バックアップするには「Data Backup」をクリック
  2. バックアップ対象にC ドライブを選ぶ。「Task/Plan name」の名前がバックアップファイル名などになる。半角英数字で入力すること
  3. バックアップ先に外付けHDD を選択。「I will preserve image files」と「I will preserve the first image」をオンにし増分ファイル保存期間を設定
  4. バックアップの間隔を10 分に設定した。バックアップ方式は「incremental backup」を選ぶ。バックアップ間隔は 外付け HDD の記憶容量に合わせて変更する。

増分バックアップは回を重ねると復元の際などに手間がかかるようになる。そこで定期的に全体バックアップを取り直します。保持期間を3日間としたときの動作例。バックアップの実行時に更新日時がチェックされ、保存期間が3 日を経過すると関連する増分ファイルとともに削除されます

保存期間の設定

設定の中で、ポイントとなるのが、画面にあるバックアップの保持期間(「I will preserver no more than」の部分)です。増分バックアップは、時間の経過とともに、ファイルの数と量が膨大になるため、増分ファイルを保持する期間を設定するのが一般的です。

期間を指定すると、バックアップ時に更新日時がチェックされ、保持期間を過ぎたイメージファイルと関連する増分ファイルが削除される。ここでは、3 日間に指定したが、不安であれば保持期間をより長く取ることもできる。

バックアップ問隔と合わせ、外付けHDDの空き容量やパソコンの利用状況に応じて設定しましょう。設定を終えると、指定した時間と問隔でシステムのバックアップが始まります。処理を中断することもできるが、一番最初のバックアップは、ベースとなるフルバックアップなので、必ず最後まで実行させなくてはなりません。。

ファイルの復元は、システム全体をリカバリーする方法と、バックアップイメージを仮想ドライブとしてマウントしてファイルを取り戻す方法があります。トラブルの状況に応じて復元方法を選ぼう。外付けHDDを起動ディスクにする機能も用意する。Windowsが起動しないような重大な不調時には、外付けHDD かEase USを起動して復元可能です。

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