LAVIE Tab T11 T1155/HAS レビュー デメリット NEC 11型ミドルレンジタブレット

LAVIE Tab T11 T1155/HAS レビュー 主な特徴 メリット デメリット スペック 仕様 性能 実機レビュー おすすめユーザー よくある質問などをまとめた完全ガイド。NEC LAVIE Tab T11 T1155/HAS は、ミドルレンジクラスの性能を持つAndroid タブレット。
日常的な用途(動画視聴、ネット閲覧、電子書籍など)であれば十分に快適に使える点が特徴である。特に画面の美しさ、音質の良さ、そして持ち運びやすさが評価されている。
LAVIE Tab T11 T1155/HAS レビューデメリット
NECの「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」は、動画視聴やWeb閲覧といった日常的な用途には十分快適な性能を発揮し、その美しい画面と優れた音質で高い評価を得ている。
しかし、ミドルレンジモデルという位置づけであるため、価格やスペック面でいくつかのデメリットも存在する。
重いゲームを頻繁にプレイしたいユーザーや、最先端の便利機能を求めるユーザーにとっては、このタブレットの「限界」が気になる点となるだろう。
主な特徴
- 11型 WUXGA 液晶ディスプレイ: 1920×1200ドットの明るくクリアな画質で、映像コンテンツの視聴に適している。
- Dolby Atmos対応 クアッドスピーカー: 4つのスピーカーを搭載し、迫力のあるクリアなサウンドで高い没入感を提供する。
- 軽量・スリムなデザイン: 厚さ約7.2mm、重さ約465gと、11インチクラスとしては軽量で、長時間手に持っても疲れにくい。ボディはメタル素材で高級感がある。
- IP52の防滴仕様: キッチンなど水しぶきが気になる環境でも比較的安心して使える。
- 純正アクセサリー: 専用のデジタルペンやキーボードカバー(別売/セット販売あり)が用意されており、手書きメモや軽作業など活用の幅が広がる。
- NECのサポート体制: 初心者向けのセットアップシートが同梱されており、サポートが充実しているため、初めてのタブレットでも安心感がある。
メリット(良い点)
- エンタメ性能が高い: 画面が非常にきれいで、クアッドスピーカーによる音質も優れているため、動画や音楽の視聴体験が良い。
- 携帯性に優れる: 11インチクラスのタブレットとしては薄く軽いため、持ち運びや家の中での移動が容易である。
- 日常使いに十分な動作: ブラウジング、SNS、動画再生などの一般的な用途では、動作のもたつきを感じることは少ない。
- 拡張性が高い: ペンやキーボードといった純正オプションにより、学習や軽作業にも使える。
- 初心者への配慮: 充実した紙マニュアルとメーカーサポートがあり、セットアップがスムーズに進む。
デメリット(気になる点)
- 高性能ゲームには不向き: CPUの性能はミドルレンジレベルであり、重い3Dゲームを快適にプレイするには力不足である。(Antutuスコアは26万点~28万点程度)
- 競合機種と比較して割高感: スペックを考慮すると、同クラスの海外メーカー製タブレットより価格がやや高く設定されている場合がある。
- 生体認証が限定的: 指紋認証には対応しておらず、ロック解除は顔認証かパスコードのみとなる。
- 画面のリフレッシュレート: 標準的なリフレッシュレート(多くのモデルが60Hz。一部90Hz対応モデルもある)であり、上位機種のような非常に滑らかな画面操作は期待できない。
主なスペック・仕様(PC-T1155HASの場合)
- ディスプレイ: 11型ワイド LED IPS液晶 (1920×1200ドット)
- OS: Android
- CPU: Snapdragon 690 5Gなど(モデルにより異なる)
- メモリ (RAM): 4GB
- ストレージ (ROM): 128GB
- 外部メモリ: microSDカード (最大1TB)
- カメラ: アウトカメラ約800万画素 / インカメラ約800万画素
- 質量: 約465g
- バッテリー: 7700mAh(Web閲覧時 約10時間駆動)
おすすめユーザー
- 動画、ネット、電子書籍の利用が中心のユーザー。
- 初めてタブレットを使うため、手厚いサポートと分かりやすいマニュアルを求めるユーザー。
- 軽量で持ち運びやすいタブレットを求めているユーザー。
- 家の内外でエンタメを楽しみたいユーザーにとって、音質と画質が良いため良い選択肢となる。
LAVIE Tab T11 T1155/HAS 実機レビュー
実際の使用感に基づいたレビューのポイントを以下にまとめた。
1. デザインと携帯性
- 質感と持ちやすさ: メタル素材のボディは高級感があり、手に持ったときの質感も好印象。厚さ7.2mmとスリムで、重量約465gは11インチクラスのタブレットとしては軽量な部類に入る。
- 長時間利用: 軽量なため、手に持って長時間の動画視聴や電子書籍の閲覧をしても疲れにくい。
- 防滴仕様: IP52の防滴・防塵性能を備えており、キッチンやリビングなど、水滴が少し気になる場所でも安心して使える。
2. ディスプレイと視聴体験
- 画質の評価: WUXGA(1920×1200ドット)液晶ディスプレイは、特に屋内の動画視聴に最適とされる。超高解像度の有機EL(OLED)には及ばないが、この価格帯としては十分に高品質で、細かい文字や画像もクリアに表示される。
- 色の表現: 彩度とコントラストが高く、鮮やかで奥行きのある映像表現が可能。没入感が高く、動画の世界に入り込みやすい。
- 視野角と明るさ: 視野角は広く、明るさも「すごい明るいわけではないが、十分な明るさ」と評価されており、一般的な屋内利用で困ることはない。
3. パフォーマンスと動作速度
- 日常動作: ブラウジング、SNS、動画再生、電子書籍などの日常的な用途では動作がもたつく場面は少なく、十分快適に動作する。
- ベンチマーク: 実際のベンチマークスコア(Antutuで26万〜28万点程度)はミドルレンジクラスで、数値としては標準的。
- ゲーム性能: 重い3Dゲームを本格的にプレイするのは苦手。軽めのゲームやアプリであれば問題ないが、ハードなゲーム用途には向かない。
- タッチ反応: タッチパネルの反応は速く、ピンチイン・ピンチアウトなどの操作も指にしっかり追従し、ストレスなく使える。
4. サウンド
- 音質への満足度: 音質は非常に優秀と高く評価されている。両サイドに配置された4つのスピーカーが、音の広がりと迫力を生み出し、音に包み込まれるような臨場感を味わえる。
- エンタメに最適: ヘッドホンがなくても、家で映画やYouTubeを楽しむのに十分なクオリティ。音のバランスも良く、音割れも少ない。
5. アクセサリーと拡張性
- デジタルペン: 別売りのデジタルペンはスムーズな書き心地で、手書きメモや簡単なスケッチが快適に行えると好評。ペアリングも簡単で手間がかからない。
- キーボードカバー: キーボードはデザインがシンプルで美しく、タッチパッドも付属しているため、ほとんどパソコンのように作業ができる。仕事や学習で使いたいユーザーにとって利便性を高める選択肢となる。
総じて、LAVIE Tab T11 T1155/HASは、高性能なエンタメ機能(画面と音)と持ち運びやすいデザイン、そしてNECのサポートが組み合わさった「安心して長く使えるちょうどいい一台」としてユーザーからの満足度が高い、ライトユース向けのタブレットである。
よくある質問
- Q: ゲームは快適にできるか?A: カジュアルなゲームは問題なく動くが、グラフィック負荷の高い本格的な3Dゲームには向かない。
- Q: ペンやキーボードは必要か?A: 動画視聴やネット閲覧が主な用途であれば本体のみで十分。メモや文書作成をしたい場合にオプションの購入を検討すべき。
- Q: 4G/5G通信は可能か?A: T1155/HASは基本的にWi-Fiモデルのため、SIMカードによる単体でのデータ通信はできない。(ただし、GPS機能は搭載。)
- Q: 充電時間は長いか?A: バッテリー容量が大きいため充電時間はやや長めだが、一度充電すれば約10時間の長時間駆動が可能。


