NEC LAVIE Desk All-in-one DA770/MA レビュー デメリット 液晶一体型デスクトップパソコン 2019年発売

NEC LAVIE Desk All-in-one DA770/MA レビュー メリット デメリット スペック 仕様 性能 おすすめユーザー よくある質問 などをまとめた完全ガイド。DA770/MA シリーズは、液晶一体型デスクトップパソコン 2019年発売モデル。DA770/MA シリーズは型番:DA770/MAB PC-DA770MAB のブラックのみ。
NEC LAVIE Desk All-in-one DA770/MA レビュー デメリット
NEC LAVIE Desk All-in-one DA770/MA は、高音質のヤマハサウンドとテレビ機能を統合した魅力的な一体型PCだが、その一体型という構造や搭載されている部品の世代によって、いくつかの欠点も存在する。特に、処理能力の限界や拡張性の低さ、そして本体の年式が、現在の使用においてネックとなる場合がある。ここでは、本機を検討する上で知っておくべき主要なデメリットについて解説する。
DA770/MA シリーズは、テレビ機能と高性能なサウンドシステムを搭載した一体型デスクトップPCだ。リビングや書斎のマルチメディアセンターとして設計されており、特に音質と省スペース性に優れている。

メリット(長所)
- 高音質のヤマハサウンドシステムヤマハ製のスピーカーとAudioEngine™機能により、PCとしては非常に高い音質を誇る。外部スピーカーなしでも、クリアで迫力のある音楽や映画が楽しめる点は大きな魅力である。
- テレビ機能の充実多くのモデルがダブルチューナーを搭載しており、高画質の地デジ・BS・CS放送の視聴だけでなく、裏番組の録画も可能。リビングのテレビ代わりとしても十分に使用できる。
- 省スペースな一体型デザイン本体とモニターが一体化しているため、デスク上のスペースを取らず、配線もシンプルで非常にスッキリする。
- 高速起動・大容量ストレージ 3TB HDDに加えてIntel Optane メモリー(または中古でのSSD換装)を搭載しており、OSやアプリケーションの起動は高速。日常的な作業において快適な動作性能を発揮する。
デメリット(短所)
- CPU性能は控えめノートPC向けの省電力Core i7(U型番)を搭載しているため、最新のデスクトップPCと比較すると処理能力は劣る。高負荷な動画編集や本格的なPCゲームには適していない。
- 拡張性・修理の難しさ一体型PCの構造上、内部へのアクセスが難しく、自力でのメモリ増設やストレージ換装、修理が通常のデスクトップPCより困難である。
- 本体の年式 2019年春モデルであり、現行の最新PCと比べるとインターフェースや最新技術への対応では見劣りする点がある。
- 一体型ゆえの取り回しの不便さ本体とモニターが一体で重さもあるため、頻繁に移動させたり背面の端子に抜き差ししたりする際にやや面倒である。
主なスペック・仕様 DA770/MAB
項目 | 主な仕様 | 補足 |
CPU | 第8世代 Intel Core i7-8565U または i7-8550U プロセッサー | |
メモリ | 標準 8GB(最大 32GB) | DDR4 SDRAM |
ストレージ | HDD 約3TB + Intel Optane メモリー 約16GB | 中古ではSSD換装モデルも多い。 |
ディスプレイ | 23.8型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 | Full HD(1920×1080ドット) |
TV機能 | 地上・BS・110度CSデジタル放送対応(ダブルチューナー搭載) | |
サウンド | ヤマハ製 AudioEngine™ 機能搭載ステレオスピーカ | |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応) | |
OS | Windows 10 Home 64ビット(Windows 11へアップグレード可) |
実機レビュー
実際にDA770/MAを使用してみると、その真価はマルチメディア機能にあることがわかる。
- 音質:内蔵スピーカーとは思えないほどの解像度と音の広がりがあり、音楽・映画鑑賞では外部スピーカーを接続する必要性を感じさせない。この点が、本機を選ぶ最大の理由となる。
- 画面:IPS液晶のため、斜めから見ても色が変化しにくく、家族でテレビや動画を見る際に非常に快適。23.8型はPC作業にも適したサイズである。
- 動作速度:SSD換装モデルであれば、アプリの起動やファイル操作はストレスフリー。標準のOptaneモデルでも、普段使いでは十分な快適性を得られる。ただし、動画エンコードなどCPU負荷の高い作業では動作が重くなるため注意が必要。
おすすめユーザー
- テレビもPCも一台で済ませたいユーザー:テレビ機能、高音質、PC機能が統合されており、リビングや個室でマルチメディアを楽しむのに最適。
- 音楽鑑賞や映画視聴を重視するユーザー:ヤマハサウンドシステムの高音質が、この用途に強く貢献する。
- デスク周りをすっきりとさせたいユーザー:一体型ならではのシンプルなデザインと配線の少なさが、清潔感のある環境づくりに役立つ。
- 日常の事務作業やインターネット利用が主なユーザー:Core i7と高速ストレージにより、一般用途では快適に動作する。
よくあるQ&A
Q1. 地デジのアンテナ接続は必要か。
A. 必要。テレビを視聴・録画するためには、別途アンテナケーブルを本体背面の端子に接続する必要がある。中古品を購入する場合は、アンテナケーブルが付属しているかを確認しておくと安心だ。
Q2. 起動は速いか。
A. 標準の「HDD + Optane メモリー」構成でも通常のHDDモデルより体感速度が速い。特に中古市場で流通しているSSD換装モデルであれば、最新のPCと遜色ない高速起動を実現している。
Q3. Officeソフトは使えるか。
A. 当時のモデルにはMicrosoft Officeがプリインストールされていたものが多い。中古品の場合は「Office付属」と明記されているか、またはWPS Officeなどが付属しているかを確認するのが良い。
Q4. 後からメモリを増設できるか。
A. 可能な場合が多いが、一体型のため作業難易度は高い。自信がない場合は専門業者に依頼するのが賢明。標準で8GB搭載されているため、一般用途では増設不要なケースが多い。