ヘビースモーカーや仕事が多忙な人
たばこの血圧への害とストレスは悪影響を及ぼす。
仮面高血圧とは
仮面高血圧 について
仮面高血圧になりやすい人、環境
普段、たばこの本数が多いヘビースモーカーや、仕事に追われている人、ストレスの多い人などは特に要注意です。
仮面高血圧が疑われる人、注意したほうがいい人
- ヘビースモーカー
- 仕事が忙しくストレスが多い人
- 心肥大や腎障害のある人
たばこを吸うと血圧が上がるが、医療機関では喫煙できない場合が多いため、ふだんより血圧が下がっている可能性が高い。
診察を待っている間や、診察室で、仕事やストレスから解放されてリラックスして、ふだんより血圧が下がることがある。
心肥大や腎障害(たんばく尿)があると指摘されているものの、診察室で測っても特に血圧が高くないという場合には、仮面高血圧の可能性がある。
24時間血圧はどうやって測定する?
仮面高血圧が疑われる場合、専門の医療機関では、「24時間血圧計」と呼ばれる携帯型の血圧計を使って、1日の血圧を測る検査が行われます。
本体はシャツの胸ポケットに入る程度の大きさで、入浴時以外は装着したままにしておきます。
日中は15分ごと、30分ごとにカフ(腕帯)が自動的にしまって血圧を測定します。測定値はすべて血圧計に記録され24時間の血圧の変動を知ることができます。
家庭血圧を測定するポイント
朝と晩の2回、それぞれ2度ずつ測るとよいでしょう。
正しい血圧の測定方法
家で測る場合は、朝、晩の2回測るようにします。その際、血圧は2度測るようにし2度目の血圧の値を記録するようにします。上腕にカフを巻くタイプの血圧計を使用すると、外来での測定値との誤差が少なくてすみます。
- 安定した血圧を測定するため2分前から落ち着いてリラックスして過ごします。
- カフは肌にじかに巻く。ワイシャツのような薄手の服であれば上から巻いてもいいでしょう。指の1本入る程度にきつめに巻くようにします。
- カフと心臓の位置が同じ高さになるようにし、タオルなどで調整するといいでしょう。
手首で巻くタイプはなぜ誤差がでやすいのでしょうか?
血管は手首や指など、末梢へ行くほど細くなるため、上腕で測る血圧よりも低くなりがちです。また、手首で測るタイプは、周囲の骨や腱の影響を受けやすいため、正確に測れないこともあります。
外来血圧と比較するためにも、上腕で測るタイプをお勧めします。
何回測定するのがいいのでしょうか?
1日に測る回数は2回が適当です。血圧は常に変勤しているため、測定回数が多くなると、毎回値が違うことで不安になる人がいます。そして、その不安から血圧が上がり、上がった血圧を見てさらに不安になる、という悪循環に陥ってしまいます。1日に測る回数は2回と決めて、何回も繰り返し測るのは控えましょう。
オムロン デジタル自動血圧計 HEM-1000
腕を通すだけで正しい測定姿勢をつくる「可動式腕帯」
2枚の空気袋が腕に対して均一に圧力をかけ、腕帯をぴったりと巻きつけます。腕の太い方から細い方までほぼ100%の日本人の腕に適応(※)し、最適な加圧によって正確な血圧値を測定することができます。