アロエの選び方

最初の選び方が大切 元気なアロエを選ぶ

選び方がポイント

アロエを育てるには、まず元になるアロエそのものを入手しなくてはなりません。できるだけ上等なアロエを手に入れて、それを自分でふやしていきます。

アロエの入手方法には、すでに栽培している人から分けてもらう方法と、植木屋から買う方法があります。

わけてもらう場合なら、季節を問わず入手できるし(増やすことをを前提に考えたらやはり5月ごろがおすすめ)、その人が栽培の名人ならよいものを分けてもらうことができます。

植木屋あるいは花屋、種苗屋から買う場合は、春先から売り出されますから、これを数鉢求めることになります。

デメリットは、この時期を逃してしまうと入手しにくくなること、温室育ちのものが多いということです。東京以北では、10月ごろからアロエは店先から姿を消します。さて、よいアロエを入手するための目安ですが、次のことに気をつけてください。

基本どんなものでもOK

まずは、アロエをまず入手することです。基本的にはどんなものでもかまいません。そうとうに貧相なものであっても、入手後の育て方しだいで、りっばなものにすることができるからです。できるだけりっばなアロエを入手して という考え方自体はたいへんけっこうですが、それにこだわりすぎると、気に入ったものが見つかるまで入手が延びることになります。

もし、1年、2年と入手が延うだと、アロエのことを忘れてしまったり、栽培する気をなくしてしまうことになりかねません。ですから、どんなものでもよいから、とにかく入手することを第一に考えてください。

天然のものがベター

栽培している人のところや店頭で多くのアロエの中から好きなものを選べるようなら、温室育ちより天然育ちのものを選ぶようにしてください。

一般的に言って、天然育ちのもののほうが強いこと、含まれている成分が多いこと、がその理由です。温室ものの特徴は、

  1. 葉と葉の間隔が広い
  2. 厚みが少なくて、幅も狭い
  3. 鮮やかな緑色をしている

したがって、選ぶときはこれと反対の外見のものを探し出すことになります。温室ものは緑色が濃く、一見新鮮そうに見えます。これに対し、天然ものは日光にさらされているので、日やけして自然に菓は黄色みがかってくるのです。

アロエの値段は500~1,000円ぐらいが普通ですが、一般的に言ってやはりよく育ったものに高い値段がついています。しかし、アロエは育て方でよくなるのですから、高いアロエを強いて買う必要はありません。

同じ値段のものがいくつもあった場合には、1 葉と実の間隔が詰まっている、2 菓が肉厚で幅が広い、3 実はやや黄色みがかっているという3つの条件にいちばんかなっているもの、もしくはいちばん茎が太くて(1.5cm以上あるとよい)、ボリューム感のあるものを選ぶようにするといいでしょう。

このほか、実際に菓にさわってみることがたいせつです。新鮮で強いアロエは、葉にはじき返すような弾力が感じられると同時に、トゲがかたく、痛いような感じがあります。反対に、古くて弱いアロエは、指先で押すとへこんだまま元に戻ってこないような感じで、トゲにも鋭さがありません。

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