MINISFORUM UM480 レビュー デメリット 超小型デスクトップパソコン

MINISFORUM UM480 レビュー メリット デメリット スペック 仕様 性能 おすすめユーザー よくあるQ&Aなどをまとめた完全ガイド。リンクスインターナショナルは、MINISFORUM ブランドの小型デスクトップパソコン MINISFORUM UM480 UM480-16/512-W11Pro(4800U) を 2022 年 10 月に発売。ボディーカラーは、ブラック。

MINISFORUM UM480 レビュー デメリット
MINISFORUM UM480 UM480-16/512-W11Pro(4800U)
MINISFORUM UM480 は、8 コア 16 スレッドの高性能 CPU、AMD Ryzen 7 4800U を搭載した超小型のデスクトップパソコン。
16GB メインメモリ、512GB M.2 SSD を搭載し、ハイスペックと省スペースを両立。
4K/60fps の映像出力に対応する HDMI 2.0 とUSB Type-C 有線 2.5Gigabit LAN ポートを備え、モニター裏に固定できる VESA マウンタが付属。
在宅ワーク、デジタルサイネージなどの業務用途を含め幅広く活用できる。
※ ストレージ:256GB メモリー:8GB 搭載の UM480-8/256-W11Pro(4800U) は、2025 年 10 月現在在庫なし
メリット(利点)
MINISFORUM UM480の最大の魅力は、圧倒的なコストパフォーマンスの高さだ。ノートPC向けでありながらデスクトップPCに匹敵する処理速度を持つAMD Ryzen 7 4800Uを搭載しており、価格以上の高性能を実現している。このCPUは8コア16スレッドという強力な構成を持ち、PassMarkスコアで17000オーバーと非常に高い数値を示す。
また、省スペース性も大きなメリットだ。非常に小型なミニPCであるため、一般的なデスクトップPCと比べて設置場所を選ばず、モニター背面に固定するマウンターを利用すれば、机上を完全にスッキリとさせられる。
性能面では、一般的な事務作業やウェブ閲覧、動画視聴はもちろん、ウェブ制作や画像編集、さらには一般的なゲームや動画編集も快適にこなせる実用的な性能を持つ。内蔵されているRadeon Graphics(Vegaアーキテクチャ)も高性能であり、Intelの内蔵GPUよりも優位性がある。
デメリット(欠点)
デメリットとしては、デザインやインターフェースの細かな使い勝手が挙げられる。横置きにした際、メーカーロゴの向きが逆さになることがあるなど、デザインにこだわるユーザーには気になる点かもしれない。
また、インターフェース周りでは、HDMIケーブルが硬く差し込みにくかったり、LANケーブルを抜く際にポートが少し窪んでいるため手間取るといった、ケーブルの取り扱いに難があるというレビューが見られる。
性能は高いとはいえ、ゲーム専用PCには劣る。高度なグラフィック処理を必要とする最新のAAAタイトルなどの高負荷なゲームを最高設定でプレイするのは難しい。
スペック・仕様・性能
本機は AMD Ryzen 7 4800U を CP Uに採用している。これは Zen 2 世代の CPU で、8 コア 16 スレッドという高性能を持つ。グラフィックはCPU内蔵のRadeon Graphics(Vegaアーキテクチャ)が担う。
メモリはDDR4 SO-DIMMが使われ、ストレージは高速なM.2 NVMe SSDが搭載されている。多くの構成で512GBが一般的だ。さらに、本体内部には2.5インチSATA HDD/SSD用の拡張ベイがあり、ストレージ容量の増設ができる。OSはWindows 11 Proがプリインストールされていることが多い。
この構成により、処理速度は非常に速く、起動やアプリの読み込みが快適だ。4K出力にも対応しており、複数のモニターに接続して使うこともできる。
インターフェイス
4K/60fpsの出力に対応するHDMI 2.0とUSB Type-Cを搭載している。AMD Radeon™ Graphicsの高い処理性能を活かし、フルHDの4倍となる高解像度を60fps(秒間フレームレート)で出力できるだけでなく、デュアルディスプレイにより作業効率を向上させることができる。
さらに、本体背面にはUSB3.2 Gen2やLANポートを備え、超小型筐体ながら拡張性を損なっていない。本体前面にはヘッドホン端子のほか、USB Type-AとType-C端子を搭載しており、Web会議やボイスチャットも快適に行える。

MINISFORUM UM480 スペック
型番 | UM480-8/256-W11Pro(4800U) | UM480-16/512-W11Pro(4800U) | ||
---|---|---|---|---|
JAN | 4529327911333 | 4529327911340 | ||
OS | Windows 11 Pro 64bit | |||
プロセッサ | プロセッサ | AMD Ryzen 7 4800U | ||
コア数/スレッド数 | 8 コア16スレッド | |||
ベース動作周波数 | 1.8 GHz | |||
ブースト動作周波数 | 4.2 GHz | |||
キャッシュ | Total L2 Cache 4 MB , Total L3 Cache 8 MB | |||
グラフィックス | グラフィックス | AMD Radeon Graphics | ||
動作周波数 | 1750 MHz | |||
メモリ | 規格 | SO-DIMM DDR4-3200 × 2 slots(最大合計 64 GB) | ||
搭載容量 | 8 GB | 16 GB | ||
空きスロット | 1 | – | ||
内蔵ストレージ | 規格 | M.2 SSD NVMe 2280 | ||
容量 | 256 GB | 512 GB | ||
内蔵ストレージ(増設スロット) | 規格 | 1×2.5インチベイ(SATA3.0) | ||
映像出力 | 2×HDMI 2.0(4K@60Hz)、1×USB Type-C(4K@60Hz) | |||
有線LAN | 1×2.5Gigabit LAN | |||
無線LAN | Wi-Fi 802.11ac(Wi-Fi 5) | |||
Bluetooth | Bluetooth | |||
インターフェース | 背面ポート | 1× DC_IN 1 × 2.5G LAN 2 × HDMI 2 × USB3.2 Gen2 2 × USB 2.0 |
||
前面ポート | 1 × Power Button 1 × USB 3.2 Gen2 Type-C (support DP1.4, 4K@60Hz) 1 × USB 3.2 Gen2 Type-C (Data Only) 1 × ヘッドホン端子 1 × デジタルマイク |
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冷却方式 | ファンシンク | |||
VESA | 対応 | |||
ケンジントンロック | 対応 | |||
保証期間 | 1年 | |||
付属品 | 1 x ACアダプタ、1×ACコード、1×VESAマウント | |||
本体サイズ | 127.6 x 127.6 x 48.2 mm (D×W×H) | |||
本体重量 | 約586 g | |||
パッケージサイズ | 160 x 160 x 115 mm (D×W×H) | |||
パッケージ重量 | 約1.2 kg |
おすすめユーザー
MINISFORUM UM480は、以下のユーザーに最適。
最高のコスパを求める人:低予算ながら、日常使いからクリエイティブな作業までこなせる高性能なPCが欲しい人。
デスクを広く使いたい人:PC本体を机上に置きたくない、モニター裏などに隠して設置したいミニマリストや、設置スペースに制限がある人。
マルチタスクやクリエイティブ作業をする人:ウェブ制作、画像編集、簡単な動画編集など、CPUのマルチコア性能を活かしたい人。8コア16スレッドの恩恵を受けられる。
ライト~ミドルクラスのゲーマー:高負荷なゲームはしないが、軽めのオンラインゲームやカジュアルなゲームを快適にプレイしたい人。
静かで高性能なメインPCが欲しい人:普段使いでは静かで、必要なときにしっかりパワーを出せるPCを求めている人。
よくあるQ&A
Q. 自分でメモリやSSDを増設・換装できるか?A. 可能だ。本機はカスタマイズ性が高く、多くのモデルでメモリやM.2 SSDの換装、そして2.5インチSATAドライブの増設ができる設計になっている。
Q. 4K出力はできるか?
A. 可能だ。Ryzen 7 4800Uの内蔵GPUは4K出力に対応しているため、対応するディスプレイとケーブルがあれば高解像度で利用できる。
Q. 騒音や発熱はどうか?
A. 小型ながら高性能であるため、高負荷時にはファンが回り騒音が発生するが、通常使用時の静音性は高い。CPUの性能を考慮すれば、冷却性能は十分実用的だ。
Q. HDMIやLANケーブルの抜き差しは本当にやりにくいのか?
A. 一部のレビューでその指摘がある。ポート周りの設計に起因するものであり、使用するケーブルや周辺機器によって感じ方は変わる可能性がある。慎重な抜き差しが必要となる場合がある。
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