漢方の恵み ( 威徳 )|総合情報ガイド

漢方の恵み ( 威徳 ) は、糖尿病やすい臓炎の炎症緩解に特化した、10種類の生薬を独自に配合した指定第2類医薬品の漢方薬です。副作用 成分 飲み方などを紹介していきます。
漢方の恵み 威徳(いとく)とは
「漢方の恵み 威徳(いとく)」は、サプリメントではなく指定第2類医薬品に分類される漢方薬です。糖尿病やすい臓炎の炎症を和らげることに特化し、独自の処方で製造されています。
1. 効能・効果と特徴
効能・効果:糖尿病およびすい臓炎の炎症緩解に用いられます。
本品は、古典的な漢方処方である「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」をベースに、現代の日本人の体質に合わせて生薬を調整した独自処方です。漢方医学で言う「消渇(しょうかつ)」、つまり喉の渇きや多食にもかかわらず体重が減る状態に用いられる代表的な漢方薬です。
2. 主な成分(生薬)
「威徳」には、合計10種類の生薬が配合されています。
基本となる「白虎加人参湯」から粳米(こうべい)を除いた以下の4種類:
- 石膏(セッコウ)
- 知母(チモ)
- 甘草(カンゾウ)
- 人参(ニンジン)
これに加えて、炎症を鎮める目的で次の6種の生薬を独自に追加しています。
- 一位(イチイ)
- 猪苓(チョレイ)
- 沢瀉(タクシャ)
- 山梔子(サンシシ)
- 山薬(サンヤク)
- 黒豆(クロマメ)
3. 用法・用量(飲み方)
成人(15歳以上)は、1回1包を1日3回、食間に服用します。「食間」とは、食後2〜3時間ほど経過した空腹に近い時間帯を指します。15歳未満の方は服用できません。
4. 製造・販売元
販売元は株式会社 和漢(和漢の森)、製造販売元は100年以上の歴史を持つ老舗漢方メーカー 株式会社 建林松鶴堂(けんりんしょうかくどう)です。
5. 副作用と使用上の注意
「威徳」は医薬品であるため、服用前には必ず添付文書を確認し、次の方は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の治療を受けている方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方
- 体力が低下している方、胃腸が弱い方、冷え性の方
- 高齢者
- むくみのある方
- 高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けた方
主な副作用:食欲不振、胃の不快感など。
重篤な副作用(まれ)として、以下の症状が現れることがあります。このような場合は、直ちに服用を中止し、医師の診療を受けてください。
- 偽アルドステロン症・ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、こわばり、筋肉痛、脱力感など。
- 腸間膜静脈硬化症:長期服用により腹痛、下痢、便秘、腹部の張りを繰り返すなど。
1か月ほど服用しても症状の改善が見られない場合や、長期使用を希望する場合は、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

