杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)は、老化などによる目の乾き、疲れ目、かすみ目に使用する漢方薬です。

目の使い過ぎによって目に栄養が届きにくく、目が疲れやすい状態に効果的です。これに伴う症状として、疲れると手や足の裏がほてる、口が渇く、排尿困難、目の乾燥や疲れ、かすみ、充血などがある人に向いています。

仕事ではパソコンが必須。家に帰ってもパソコンやスマホを使い、テレビも見る。こういった毎日の生活で、目を酷使していませんか?

漢方では、エネルギーや栄養が過不足なく体中を巡ることで健康が保たれると考えられています。特に五臓は重要なものであり、肝に蓄えられた血の栄養と潤いがじゅうぶんに届くことによって目は正常な状態を保つことができるとされ、さらに、肝は老いをつかさどる腎とも深いつながりがあるので、老化に伴う目の症状には「肝」と「腎」を補うことが良いとされているのです。

杞菊地黄丸は、補腎作用がある六味丸(ろくみがん)という処方がベースとなっています。ですから目の症状だけでなく、足腰が重だるい、手足のほてり、排尿異常、耳鳴り・難聴、めまい、老化に伴う症状などにも幅広く応用することができます。また、高血圧で目が充血するタイプの人にも使えます。ただし、冷え症の人には杞菊地黄丸ではなく、八味地黄丸(はちみじおうがん)を用いるとよいでしょう。

六味丸の処方構成である地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)に、目の不調に用いる菊花(キクカ)と枸杞子(クコシ)の2種類の生薬を加え、視力の減退、目のかすみ、眼精疲労、目の乾燥、痛み、まぶしさ、充血などの目の症状に効果をあらわします。

枸杞子(クコシ)というのはクコの実のことで、昔から、クコは実のほか木の葉や根の皮も滋養強壮やかすみ目などに使われてきました。また、菊花(キクカ)は清熱(せいねつ)という熱を取り除く作用があって、目の充血をとるとされています。こうして腎と肝を補いながら、目に働きかけます。

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