荊防敗毒散 ( けいぼうはいどくさん ) 皮膚病、肌トラブル

荊防敗毒散 ( けいぼうはいどくさん ) は、急性化膿性皮膚疾患の初期、湿疹、皮膚炎などに処方される漢方薬です。

荊防敗毒散 ( けいぼうはいどくさん )

効能

荊防敗毒散は以下の症状や状態に対して効果があるとされています:

  • 風邪やインフルエンザの初期症状: 発熱、悪寒、頭痛、咳、喉の痛みなど。
  • 扁桃炎や気管支炎: 喉の痛みや咳を伴う炎症。
  • 免疫力の向上: 体力が低下している時や、風邪を引きやすい時に使用すると効果的です。
  • 湿疹や皮膚炎: 炎症を抑える効果があるため、皮膚のトラブルにも使用されます。

使用方法

  • 服用方法: 通常は、1日2~3回、水またはぬるま湯で服用します。具体的な用量や服用回数は、製品のラベルや医師、薬剤師の指示に従ってください。
  • 服用のタイミング: 食前または食間に服用するのが一般的です。

副作用

荊防敗毒散は比較的安全とされていますが、以下のような副作用が報告されています:

  • 消化器系の症状: 吐き気、胃部不快感、下痢など。
  • アレルギー反応: かゆみ、発疹、呼吸困難など。
  • その他: 長期間大量に服用すると、甘草による偽アルドステロン症(むくみ、血圧上昇、低カリウム血症)を引き起こす可能性があります。

注意事項

  • 妊娠中や授乳中の使用: 必ず医師に相談してください。
  • 併用薬の確認: 他の薬と併用する場合は、医師や薬剤師に相談して相互作用の確認を行ってください。
  • アレルギー歴: 生薬に対するアレルギーがある場合は使用を避けてください。

結論

荊防敗毒散は、風邪やインフルエンザの初期症状に対して効果がある漢方薬です。成分の組み合わせにより、体の免疫力を高め、炎症を抑える作用があります。ただし、副作用や使用上の注意点もあるため、使用前に医師や薬剤師に相談することをお勧めします。


【用法・用量】
下記の量を空腹時に水又はぬるま湯と一緒に服用して下さい。
1回量・・・1.5g(1包)
1日服用回数・・・3回

【成分】
荊防敗毒散エキス細粒〔勝昌〕分包は漢方処方に従って生薬を配合し抽出して得た水製エキスに賦形剤を加えて細粒剤としたものです。
本品4.5g(3包)中
日局ケイガイ・・・1.5g
日局ボウフウ・・・1.5g
日局キョウカツ・・1.5g
日局ドクカツ・・・1.5g
日局サイコ・・・・1.5g
日局ハッカ・・・・1.5g
日局レンギョウ・・1.5g
日局キキョウ・・・1.5g
キコク・・・・・・1.5g
日局センキュウ・・1.5g
日局ゼンコ・・・・1.5g
局外生規キンギンカ1.5g
日局カンゾウ・・・1.0g
日局ショウキョウ・1.0g
上記の混合生薬より抽出した荊防敗毒散の水製エキス3.0gを含有しています。
添加物(賦形剤)としてトウモロコシデンプンを含有しています。

医薬品説明
使用上の注意
漢方薬は原則として随証的方法と云って体質や病状などを参考に使用します。
しかし、正しく判断することは漢方に慣れていないと非常に難しいものです。
そこで医師、薬剤師又は登録販売者とよく相談して薬を正しく使用して下さい。
相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人。
(4)高齢者。
(5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。
(7)次の診断を受けた人。
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者 に相談して下さい。
関係部位・・・症状
皮膚・・・・・発疹・発赤、かゆみ
消化器・・・・食欲不振、胃部不快感
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。
その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
症状の名称
偽アルドステロン症、ミオパチー
症状
手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3.1週間位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
4. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
5. 本剤の服用により、まれに症状が進行することもあるので、このような場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販 売者に相談して下さい。

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