女神散 ( にょしんさん ) 更年期障害

2024/10/25

漢方薬 女神散(にょしんさん)は、更年期障害や月経不順、産前産後の神経症など、女性のさまざまな不調に効果がある漢方薬です。

女神散は、江戸時代の名医浅田宗伯が、婦人の血の道症に有効であることから名付けた漢方薬です。その名前が示す通り、女性特有のさまざまな症状に用いられます。血の道症や産前産後、更年期障害などによる不快な症状を和らげる効果が期待されます。

女神散エキス細粒G「コタロー」は、のぼせやめまいを伴った産前産後の神経症、更年期障害、生理不順、血の道症など、女性特有の症状に対して使用されます。また、神経症にも効果が期待されます。

女神散 ( にょしんさん ) 効能・効果

体力中等度以上で,のぼせとめまいのあるものの次の諸症:産前産後の神経症、更年期障害、月経不順、血の道症、神経症

効能関連注意

血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。

用法・用量

食前または食間に服用してください。
食間とは 食後2~3時間です。

成分・分量

(トウキ・コウブシ・オウゴン・ビンロウジ各3.2g,センキュウ・ビャクジュツ・ケイヒ各2.4g,ニンジン・カンゾウ各1.2g,オウレン・モッコウ各1.6g,チョウジ0.4g,ダイオウ0.8g)
添加物:含水二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム
[年齢:1回量:1日服用回数]
大人(15歳以上):1包または2.2g:3回
15歳未満7歳以上:2/3包または1.5g:3回
7歳未満4歳以上:1/2包または1.1g:3回
4歳未満2歳以上:1/3包または0.7g:3回
2歳未満:服用しないでください
小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させてください。

(大入り剤に添付のサジは,すり切り一杯で約0.6gです)

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人,体の弱い人)。
(4)胃腸が弱く下痢しやすい人。
(5)高齢者。
(6)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
(7)次の症状のある人。
むくみ
(8)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
(9)次の医薬品を服用している人。
瀉下薬(下剤)
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:食欲不振,胃部不快感,はげしい腹痛を伴う下痢,腹痛

まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。

3.服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続または増強が見られた場合には,服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
軟便,下痢
4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
5.長期連用する場合には,医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

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