ベルガモット
ベルガモットは、北アメリカ原産で駆風薬(くふうやく)として胃腸の調子を整える薬草として、葉はお茶などに利用されてきました。
初夏から赤やピンクのきれいな花を咲かせ、タイマツバナの和名があり、観賞用にも利用されています。
背丈は1m以上にもなりますが、耐寒性があり、冬には地上部が葉を落として枯れたようになることがありますが、翌年また芽を出します。ベルガモット について。ベルガモット の特徴は、 ミカン科の植物で、長い緑の葉をつけ、白い花を咲かせます。
果実はレモンやライムに似てやや丸型で表面いブツブツしたへこみがあり、果皮に含まれる精油は化粧品や紅茶の香り付けに用いられることで有名です。
ベルガモットは、北アメリカのケベックからミシガンに分布している多年草です。和名でタイマツバナと呼ばれるように、松明の炎を連想させる花を咲かせます。
ベルガモットの育て方、増やし方、活用術
ベルガモットは、オレンジに似た香りの葉は、インディアンが健康茶として飲用していたもの。リラックスと疲労回復に効臭があります。
淡紫色の花をつけるレモンベルガモットや、くすんだ藤色の花をつけるワイルドベルガモットの他にも、赤から白にいたるさまざまな花色の園芸種が作られています。
育て方
耐寒性があり暑さにも強い丈夫な性質で、日向~半日陰で育ちます。 水はけのよい湿り気のある土壌を好み、多少日当たりのよくないベランダでの栽培も可能です。
多くのハーブと異なり乾燥を苦手としますが、高温時の蒸れに弱く、真夏の直射日光と多湿に注意が必要です。
やや日陰のよく肥えた湿りけのある土地を好む。が、丈夫で順応性も高いため、たいていの場所でうまく生育する。タネまき、挿し木、株分けはすべて春と秋に行える。冬期は地上部が枯れて、地下茎で冬を越す。
増やし方
株分けや挿し木によって植えかえるとよい。株間は40~50cmは必要。生長が早く、花期も長いので、生育中にはごく薄い液肥を月に1回くらい与える。別名のビーバーム Bee balm の名は、ハチやチョウをよく集める虫媒、蜜源の植物であることを示しています。 春夏と真冬以外の時期に、タネまき、株分け、挿し木によって増やします。
収穫と保存方法
葉は生育期間中いつでも、花は咲きはじめの時期に収穫します。乾燥保存用のはは開花直前に収穫すると香りが豊かです。
活用術
つみたての若い花びらと葉はサラダに。葉は生でもドライでもさわやかなティーになります。分量は紅茶と同様、1人分小さじ1、生はなら約3倍量でつくります。。ゼリーやワインの香りづけにも。ティーや料理に用いるほか、浴剤やポプリ、染色にも利用できます。
ベルガモット に含まれるリモネンという成分には胃腸の調子を整える働きがあります。そのため、ストレスによる食欲不振や便秘など消化器系のトラブルに役立ちます。
なんとなくやる気が出ないときにもベルガモットはおすすめです。
ベルガモット精油の注意点・禁忌
ベルガモット精油の注意点・禁忌を紹介します。
皮膚刺激に注意
ベルガモット精油の主成分であるテルペン類は希釈濃度や使用量によっては皮膚刺激を感じることがあるので、敏感肌の方は注意しましょう。
光毒性に注意
ベルガモット精油は光毒性の強い成分(ベルガプテン)を含むため、肌への使用後は紫外線を避けましょう。
ベルガモット まとめ
名前 | ベルガモット、モナルダ |
英語名 | Bergamot |
学名 | Monarda didyma |
科名 | シソ科 |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | 耐寒性 |
草丈 | 60-150cm |
原産地 | 北アメリカ |
出まわり時期 | 5-8月 |
使える部分 | 葉・茎・花 |
殖やし方 | 挿し木、種まき、株分け |