NAS Wi-Fi 共有 手順と繋がらない時の対処法
家庭やオフィスでデータを一元管理できるNAS(Network Attached Storage)を、Wi-Fi経由で共有するための手順と、トラブル時の対処法をまとめた。
1. NASをWi-Fi経由で共有する基本構成
NASは基本的に有線LAN(イーサネットケーブル)でルーターに接続する。PCやスマホは、そのルーターが飛ばしているWi-Fiに接続することで、ワイヤレスでNAS内のデータにアクセスできる。
接続のステップ
-
物理接続: NASのLANポートとルーターのLANポートをLANケーブルで繋ぐ。
-
電源ON: NASの電源を入れ、ステータスランプが安定するまで待つ。
-
初期設定: PCのブラウザからNASの管理画面(メーカー専用のURLやIPアドレス)にアクセスし、セットアップを行う。
-
共有設定: NAS管理画面で「共有フォルダー」を作成し、アクセス権限(ユーザー名・パスワード)を設定する。
2. デバイス別:NASへのアクセス手順
Windowsの場合
-
エクスプローラーを開き、アドレスバーに
\\(NASのIPアドレス)または\\(サーバー名)を入力してEnter。 -
ネットワーク資格情報の入力画面が出たら、設定したユーザー名とパスワードを入力する。
-
頻繁に使う場合は、右クリックから「ネットワークドライブの割り当て」を行うと便利だ。
Macの場合
-
Finderを開き、メニューバーの「移動」→「サーバーへ接続」を選択。
-
smb://(NASのIPアドレス)を入力して「接続」をクリック。 -
登録ユーザーを選択し、ログイン情報を入力する。
スマホ・タブレット(iOS/Android)の場合
-
各メーカー(Synology, QNAP, Buffaloなど)が提供している専用アプリをインストールする。
-
アプリを起動し、同じWi-Fi内にあるNASを検索・登録する。
3. Wi-Fi経由で繋がらない時のチェックリスト
繋がらない原因は、大きく分けて「ネットワーク設定」「物理的要因」「セキュリティ」の3つに分類される。
① ネットワークの確認
-
同じルーターに接続しているか: 端末がモバイルデータ通信(4G/5G)や、別のWi-Fi(ゲストネットワークなど)に繋がっていないか確認する。
-
IPアドレスの競合: ルーターを再起動し、NASに正しいIPアドレスが割り当てられているか確認する。
-
APアイソレーション機能: ルーター設定で有効になっていると、Wi-Fi端末同士の通信が遮断されるためオフにする。
② 物理的・ハードウェアの確認
-
ケーブルの緩み: LANケーブルが奥までしっかり挿さっているか確認する。
-
Wi-Fiの電波強度: ルーターから遠い、遮蔽物が多い場合は通信が不安定になる。
③ セキュリティ・設定の確認
-
ファイアウォール: PC側のセキュリティソフトがNASとの通信を遮断している場合がある。
-
SMBプロトコルのバージョン: 古いNASではSMB 1.0が必要な場合があるが、セキュリティ面から非推奨。
4. 快適に使うためのヒント
-
固定IPアドレスの設定: NASのIPアドレスを固定すると、接続トラブルを防ぎやすい。
-
5GHz帯のWi-Fiを使用: 干渉が少なく、大容量ファイルの転送が安定する。