Windows 8 エディションの種類と特徴と最小ハードウェア条件

2024年9月6日

Windows 8 エディションの種類と特徴と最小ハードウェア条件について。Windows 8 は 4 つのエディションから選ぶ。

 Windows 8 エディションの種類と特徴と最小ハードウェア条件どの4つのエディションを選ぶか

まずは、「Windows 8」のエディションを確認。「Windows 8」は、全部で4 種類あるが、一般向けに販売されるエディションは、通常版の「Windows 8」と上位バージョンの「Windows 8 Pro」の2 種類。いずれも32bitと64 bit版の両方がパッケージに含まれて同封。
一般的なユーザーは、この2種類から選択することになる。
「Windows 8」の通常版と「Windows 8 Pro」の機能的な違いは意外と少ないが、「Windows 7」「Windows Vista」へのダウングレード機能「Windows 8 Pro」しか対応していないため注意が必要。
もし、使い慣れた「Windows 7」や「Windows Vista」に戻す可能性があるなら「Windows 8 Pro」を選択しよう。
割引価格で提供されるアップグレード版は「Windows 8 Pro」になるので、できればキャンペーン期間内に入手しておくといい。
なお、「Windows Enterprise」 は企業向けで、一般には販売されない。「Windows RT」はARMチップを搭載する端末(主には、タブレット)用なので、OSの単体発売は行われない予定。

「Windows 8」4つのエディション

「Windows 8」

Windows 8

一般ユーザー向けのいわゆる「通常版」。システム言語の変更など、従来は「Enterprise」「Ultimage」などの上位版にしかなかつた機能も含まれる。「Windows 7」の「Starter」「Home Premium」「Home Basic」などと同等な位置付け。

「Windows 8 Pro」

Windows 8 Pro
ビジネスや技術者向けの「上位版」で「Professional」「Ultimate」などに相当する。通常版の「Windows 8」に暗号化や仮想化などの機能が追加されている。「Windows 8」のアップグレードキャンペーンはこのエディション。

「Windows 8 Enterprise」

USBメモリなどにインストールできる。「Windows To Go」「DirectAccess」
「BranchCache」などの特別な機能を持つ企業向け。ボリュームライセンス契約者のみの提供になり、一般には販売されない。

「Windows RT」

「ARMプロセッサ対応端末向け」で、6 4 bit版がなくWindows向けのデスクトップアプリが動作しないなど、他の「Windows 8」とは大きく異なる。主にタブレットなどに搭載される予定で、OSの単体販売は行われない。

「Windows RT」のみ32bit版しかラインアップされていない。

DSP版も単体で購入可能な「Windows 8」

DSP版は通常、CPU、HDD、メモリーなどのパーツと一緒に購入することが条件で販売されるが、「Windows 8」の場合は単体でDSP版を購入できる。新規インストールする際に低価格のDSP版を選ぶとお得。

販売パッケージ

従来の「Windows」には通常版(リテール)版、アップグレード版、DSP版の3 種類あったが、「Windows 8」では通常版の店頭販売はなく、アップグレード版かマイクロソフトのサポートが受けられないDSP版の2 種類しか一般販売されない。
まず、Windows XP/Vista/7搭載パソコンなら、2013年1月未までにアップグレード版を入手したい。アップグレード版は「Windows 8 Pro」 のみで、32bit/64bitの両方が同梱されている。

通常(リテール)版

マイクロソフトのサポートも受けられる通常版は、システムビルダーやOEMライセンスの購入が必要になり、一般には販売されない。事実上、単体販売されるDSP版が通常版の代わりとなる。

アップグレード版

アップグレード版はWindows XP.Vista/7 を搭載するパソコンの所有者が購入することができるバージョン。提供されるのはいずれのOSでも「Windows 8 Pro」となる。DSP版と違いパッケージには32bitと64 bitの両方が同梱されているので、ユーザーが好きな方をインストールできる。ただし、販売は2013 年1月末まで。

DSP版

「Windows 8」ではDSP版の単体購入も可能となっている。32bitと64 bit版は別パッケージになつており、「Windows 8」か「Windows 8 Pro」を選べるがマイクロソフトのサポートは受けられない。

「Windows 8」をインストールできるパソコンのスペックの要件

「Windows 8」を利用できるパソコンの性能もチェックしておかなければならない。まず、1GHzのCPUででHDD 20GBという条件なら10年以上前のパソコンでも十分可能。しかし5年以上前にパソコンだと、メモリーの1GB以上とDirect X 9.0のグラフィックが引っかかる可能性があるだろう。また、32bitと64 bit版ではメモリーとHDDの空き容lに差があるので、しっかり見ておきたい。
メモリーは、32bit版では1GB、64 bit版では2GB。グラフィックはWDDM1.0以上の対応ドライバ推奨。Direct X 9.0以上のGPU。HDDの空き容量は、32bit版では16GB、64 bit版では20GB以上。
「Windows 8」のタッチ機能を使用するにはマルチタッチ対応のディスプレーが必要となる。

まとめ

Windows 8 エディションの種類と特徴

1. Windows 8 (無印)

  • 特徴: 一般的な家庭ユーザー向けのエディションで、基本的な機能が揃っている。タッチスクリーン対応の新しいスタート画面や、Windowsストアからアプリをダウンロードして利用する機能がある。
  • 用途: 一般的なPC利用者向け。家庭や個人用として標準的な機能が使える。

2. Windows 8 Pro

  • 特徴: Windows 8の機能に加えて、ビジネス向けの高度な機能が追加されている。リモートデスクトップ、BitLocker(暗号化)、Hyper-V(仮想化)、ドメイン参加機能など、企業ユーザーやパワーユーザー向けの機能が使える。
  • 用途: ビジネスユーザー、技術者、セキュリティやネットワーク管理を行うユーザー向け。

3. Windows 8 Enterprise

  • 特徴: Windows 8 Proの全機能に加えて、より高度なIT管理やセキュリティ機能を提供する。Windows To Go(外部ドライブでのOS実行)、DirectAccess、BranchCacheなど、企業ネットワーク向けの機能が豊富。
  • 用途: 大企業向け、IT部門や大規模なネットワーク環境を必要とするユーザー向け。

4. Windows RT

  • 特徴: ARMプロセッサ用に設計されたバージョンで、従来のデスクトップアプリケーションが使用できず、Windowsストアから入手したアプリのみが動作する。Microsoft OfficeのRT版が付属している。
  • 用途: タブレットデバイス向け。

2. Windows 8の最小ハードウェア条件

Windows 8を快適に動作させるための最小ハードウェア条件は以下の通り。

  • プロセッサ: 1 GHz 以上のクロック速度を持つ x86 または x64 プロセッサ(PAE、NX、および SSE2をサポート)
  • メモリ:
    • 1 GB (32ビット)
    • 2 GB (64ビット)
  • ストレージ:
    • 16 GB (32ビット)
    • 20 GB (64ビット)
  • グラフィックス: Microsoft DirectX 9対応のグラフィックデバイス (WDDMドライバー付き)
  • ディスプレイ: 最低1024 x 768の解像度(タッチ操作やSnap機能を使用するには、1366 x 768以上の解像度が必要)
  • その他の要件: インターネット接続、USBドライブなどインストール方法に応じた要件

まとめ

  • Windows 8: 家庭向けの標準エディション
  • Windows 8 Pro: ビジネスユーザーやパワーユーザー向けの高度な機能付き
  • Windows 8 Enterprise: 大企業向けのIT管理機能を強化
  • Windows RT: ARMプロセッサ搭載デバイス向け

Windows 8のデュアルブートやエディション選びを考える際、これらのエディションと要件を理解して最適な選択をすることが重要。

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