麻杏甘石湯 ( まきょうかんせきとう )

2022/04/04

漢方薬 麻杏甘石湯 ( まきょうかんせきとう ) に関する情報です。

麻杏甘石湯 商品概要

麻杏甘石湯 ( まきょうかんせきとう ) は、漢方の原典である「傷寒論(しょうかんろん)」に記載されている漢方薬です。小児ぜんそく気管支ぜんそくで、ゼイゼイいって呼吸が苦しかったり、せき込んでしまうような場合に用いられます。

ツムラの漢方製剤 麻杏甘石湯 エキス顆粒は、麻杏甘石湯から抽出したエキスから製剤された、服用しやすい顆粒タイプの 漢方薬 です。

精神的な不安を伴うぜんそくには 柴朴湯(さいぼくとう)が適しています。

効能 効果

体力がそこそこある人で、せきが出て、ときにのどが渇くものの次の諸症状に。

  • せき
  • 小児ぜんそく
  • 気管支ぜんそく
  • 気管支炎
  • 風邪

成分

次の生薬の乾燥エキスが含まれます。

  • 石膏(セッコウ)
  • 杏仁(キョウニン)
  • 麻黄(マオウ)
  • 甘草(カンゾウ)

成分・分量

本品2包(3.75g)中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス0.875gを含有します。

成分 分量
日局セッコウ 5.0g
日局キョウニン 2.0g
日局マオウ 2.0g
日局カンゾウ 1.0g

添加物として日局軽質無水ケイ酸、日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。

用法・用量

次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上) 1包(1.875g) 2回
7歳以上15歳未満 2/3包
4歳以上 7歳未満 1/2包
2歳以上 4歳未満 1/3包
2歳未満 1/4包

<用法・用量に関連する注意>
1. 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
2. 1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。

 

注意すること 重篤な副作用

次のような症状が出た場合は、直ちに服用を中止して医師または薬剤師に相談してください。

  • 皮ふ 発疹・発赤、かゆみ
  • 消化器 悪心、食欲不振、胃部不快感

また、次のような重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

重篤な症状とは

偽アルドステロン症・・・尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛がする、などの症状。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
生後3ヵ月未満の乳児。

相談すること

1. 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください

(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(4)胃腸の弱い人。
(5)発汗傾向の著しい人。
(6)高齢者。
(7)次の症状のある人。
むくみ、排尿困難
(8)次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害

2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください

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