症状が重い場合にはどうすればいいか?

対人恐怖症 症状が重いケースの対処方法

生活に支障が出る場合は医療機関を受診する

対人恐怖症は、病院で適切な治療を受けることで、比較的簡単に楽になる病気です。 ここでは病院のかかり方、治療の内容について説明します。

早めの受診が大事

対人恐怖症に悩む人には、プライドの高さがあり、「おかしな人と思われたくない」「弱みを見せたくない」「性格が弱いせいだ、自分でなんとかしなければ」と病院や薬に頼ることを避ける傾向がみられます。
しかし対人恐怖症(社会不安障害)は、病院で出される薬がよく効き、受診することで驚くほど楽になる病気です。
つらい症状が続き、仕事や家事など生活に支群が出たとき、不安に加えて落ち込みがあるときは、早めに病院を受診しましょう。(対人恐怖症を専門に診てくれるのは、心療内科か精神科のクリニックです。事前に電話などで問い合わせ、対人恐怖症や社会不安障害をきちんと診てくれるかどうか、事前にチェックしてから受診しましょう。

問診で細かく聞かれ、質問票などを使って診断

クリニックではまず、間診によって

  • どんな状況をもっとも恐れるか
  • いつから意識したか
  • きっかけがあるか
  • それによって実際に恥をかいたことがある

といったことを詳しく尋ねられます。質問項目をもとに、具体的な症状について確認されたり、自分で質問票に記入します。これらの結果をもとに診断が行われます。

血液検査なども行われる

なお、手の震えや動悸、不安などの症状が、甲状腺機能亢進症やパーキンソン病など、他の病気から起こっている可能性もあります。そのため、他の病気がないかどうか確認するために、血液検査などの検査が行われることもあります。うつ病など、他の心の病気を併発していないかチェックするため、貸質問票検査が用いられることもあります。

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