桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうがん ) ぼせて足は冷える
漢方薬 桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうがん ) は、滞った血の巡りを良くすることで下半身に熱を巡らせ、足の冷えなどを感じる人の生理痛を改善していきます。
血行が悪いために黒ずんでしまった肌(シミ)や、アザが治りにくい場合にもよいし、うっ血により肩がこりやすい人、頭痛・頭重がある人にもよいです。
温かいものは上にあがり、冷たいものは下へ降りる性質があるため、上半身はのぼせ、下半身は冷えるという状態になるのを改善していきます。
桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうがん ) 商品概要
桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうがん ) は、漢方の原典である『金匱要略(きんきようりゃく)』に記されている漢方薬です。
比較的体力があり、のぼせ、下腹部痛、めまい、頭重などの症状を伴う、月経不順や月経異常、更年期障害などに用いられます。
ツムラの漢方製剤 桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうがん ) エキス顆粒 は、 「 桂枝茯苓丸 」 から抽出したエキスよりつくられた、服用しやすい顆粒のおくすりです。
生理痛や生理不順、生理周期にともなう心身の不調、しみ、にきびなどの肌トラブルにも使われます。顔はほてるけれど足は冷える「冷えのぼせ」がちな方が特徴的です。
体のすみずみに熱や栄養分を運ぶ「血」がうまくめぐらずに停滞する「瘀血(おけつ)」の状態になると、熱の偏りや痛みが生じます。また、「血」が滞り十分な栄養が肌のすみずみに届かなくなれば、肌の状態も悪くなります。桂枝茯苓丸は、滞った「血」のめぐりを正常化する代表的な漢方薬です。
成分
本品2包(3.75g)中、下記の割合の桂枝茯苓丸エキス(1/2量)0.875gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局ケイヒ | 1.5g |
日局シャクヤク | 1.5g |
日局トウニン | 1.5g |
日局ブクリョウ | 1.5g |
日局ボタンピ | 1.5g |
添加物として日局軽質無水ケイ酸、日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。
効果・効能
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上 7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上 4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 服用しないでください |
<用法・用量に関連する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
使上の注意
1. 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
関係部位 | 症状 |
---|---|
皮 膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
消 化 器 | 食欲不振 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 | 症状 |
---|---|
肝 機 能 障 害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 |
3. 服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
下痢。
4. 1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
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