神経症

神経症とは、ストレスや不安が原因となって神経に支障をきたす病気で、ノイローゼとも呼ばれます。ただ、ストレスの無い人はいないといわれるように誰もが何らかのストレスは抱えているものですが、すべての人に症状があらわれるわけではありません。症状として表面にあらわれるのには、その人の性格なども関係してきます。

神経症は、ストレスに対する感受性が強い人が陥りやすい病気です。性格的には、いつも弱気で、遠慮しがちで、自分を抑えようとする人などに多くみられます。このようなタイプの人は、周りを気にし過ぎたり、引っ込み思案だったりで、何か言いたいことがあってもなかなか口にできなかったり、何かやりたいことがあっても実行できずに、気持ちを発散しにくいのです。

しかし、普段はこういったタイプではなく適応力が普通にある人でも、短期間にたくさんの問題に直面した場合には、こうした環境要因が引き金となって、病気が発症することはじゅうぶんに考えられます。

神経症にはいくつか種類があって、常に不安があってしかたなかったり、強迫観念にとらわれていたり、気分がふさいで悲観的になったりと、さまざまな症状があります。例えば、何か不安なことがあって、家から一歩も外へ出ることができなくなってしまったり、勉強や仕事や家事ができなくなったりして、日常生活にも影響がでることもあります。

神経症は、精神的なストレスなど、必ず何らかの原因によって引き起こされるものですから、それを解消することが大切です。そして、その原因が解消すると、神経症も自然に治まる可能性が高いのです。

漢方薬で神経症の症状を改善する

神経症が治りにくいのは、人間の本質との結びつきが深いからです。神経が過敏な人は、それが良くないとわかっても、すぐに性格を直すことはできません。薬を処方されたらそれで終わりではなく、人間の信頼関係を大切にして治療をすすめることが大事です。そのうえで、不安、憂鬱、イライラ、動悸、頭痛、不眠、食欲不振といった症状の改善に漢方薬を役立てます。