蓄膿症 ( ちくのうしょう ) 漢方薬 で改善 症状を軽減改善する

2022/12/21

蓄膿症 ( ちくのうしょう ) 漢方薬 で改善 症状を軽減改善するにはどんな漢方薬を選ぶのがいいのでしょうか。蓄膿症 ( ちくのうしょう )は、正式には慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)といわれる鼻の病気の俗称です。老若男女を問わず、発症します。

鼻の周辺には「副鼻腔(ふくびくう)」という骨に囲まれた4つの空洞があって、これらの中で炎症が起きている状態を「副鼻腔炎」といいます。副鼻腔炎には急性のものと慢性のものがあり、原因や治療法は違います。急性の副鼻腔炎では主に細菌感染が原因ですが、慢性の副鼻腔炎は鼻腔と副鼻腔の間にある自然孔(しぜんこう)という孔(あな)が何かの原因によって狭くなり、副鼻腔内の空気循環が悪くなっていることが主な原因です。

副鼻腔炎の自覚症状としては、鼻水や鼻づまり、もののにおいがわからない、鼻水がのどの方に垂れてくる、鼻の周りや顔面、目や歯が痛む、などが挙げられます。鼻水や鼻づまりの症状は風邪や花粉症などでも起こりますが、副鼻腔炎の場合は症状がひどかったり長引くことが特徴です。鼻水には粘り気や嫌なにおいがあり、色は黄色っぽくなります。

副鼻腔炎を風邪や花粉症だと思って放っておくと、慢性化して治療に時間がかかるようになってしまいます。薬での治療が難しくなると手術が必要になることもあるし、まれに重大な合併症を起こすこともあるといいます。

慢性副鼻腔炎の場合は、頭が重く感じたり、疲労感や集中力の低下などの症状が現れることがあります。慢性化している場合には、鼻の奥深くの副鼻腔だけが炎症を起こしていて、鼻炎のような症状は全く無く、頭痛の原因が副鼻腔炎だと気づきにくいことがあるのです。

鼻のあたりに嫌なにおいがするというのはよく知られている症状の1つですが、このにおいの大きな原因は、炎症が悪化してたまった膿(うみ)によるものです。粘膜が腫れて鼻腔と副鼻腔をつなぐ部分がふさがり、副鼻腔に膿がたまって鼻水に膿が混ざります。副鼻腔にある膿(うみ)自体がにおって口臭のように感じることもあるし、鼻水がのどに垂れてくること=後鼻漏(こうびろう)によって、膿混じりの鼻水がのどのあたりからにおいを発することもあります。

蓄膿症 ( ちくのうしょう ) 漢方薬 で改善

蓄膿症は慢性化した状態なので、なかなか治りにくいものです。耳鼻科の専門医の診察を受け、気長に治療することが必要となります。その際に、症状や体質の改善をめざし、漢方薬を利用すると良いでしょう。

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