ウコンの作用 【 殺菌作用 】
ウコンの殺菌作用 効果 について殺菌作用
ウコンには強力な「殺菌作用」があり、細菌(バクテリア) の成育を抑える作用が認め られていますが、今日までの詳しい検討によって、ブドウ球菌と病原性大腸菌、それに真菌(カビ)の成長抑制が証確認されています。
ブドウ球菌および病原性大腸菌はおもに食中毒を引き起こす原因となる細菌です。大昔からウコンを利用してきたインド近辺では、旅に出るときには必ずウコンを持参し、毎食のように 服用して食中毒や水中毒を防いでいたとのことですが、ウコンが病原性細菌の成育するのを抑 制する効果があることを経験的に知っていたからだと推測されます。
ブドウ球菌や大腸菌に対するウコンによる成育阻害は、菌種を問わないと推定されます。し たがって、セファロスポリン系の抗生剤の乱用によって耐性を獲得したブドウ球菌である「MRSA(メリシン耐性黄色ブドウ球菌)」や「大腸菌O-157」などに対しても成育を阻害する可能性が十分にあると考えられます。
消炎作用とあいまって、ウコンには細菌による「急性 胃腸炎」を抑える働きがあるので、そうした病気を予防する生薬としても利用できます。
なお、真菌によって引き起こされる病変の代表的症例は「水虫」および頭の「フケ」です。 水虫に冒された手や足をウコンを溶かし込んだ 湯の中に1日数回浸けて治療すると、やがて治っ てしまいます。頭のフケが多い場合、ウコンを 溶かし込んだお湯で頭髪を洗えば、非常に効果があると台湾の中医専門家は言います。