メールのアカウントやブックマークをバックアップ
メールやブラウザのバックアップは手がかかる
「Windows 8」を導入する前にデータのパックアップを行わなければならない。写真や動画、各種データであればUSBメモリやDVDなどに保存しておけばいいが、やや面倒なのがメールアドレスや設定、ブラウザのお気に入りなどの移行になる。
まず、「XP」の標準メールといえば「Outlook Express」だが、「Vista」では「Windowsメール」と呼ばれるようになり、7 では標準搭載されなくなった。
そのため、現在ではフリーソフトの「Thunberbird」やGoogleのWeb メールである「Gmail」などを利用している人も多い。
また、Windows標準ブラウザは「IE」だが、最近では動作の軽い「Fire fox」や「Google Ch rome」などが普及している。
これらのデータをバックアップするには、直接データをエクスポートすることもできるし、専用のフリーソフトを使ってバックアップすることもできる。
また、webサービスである「Gmail」や「Google Chrome」なら、自分のアカウントでログインすれば同じ設定で利用できるので、バックアップする必要はない。
Windows転送ツ廿ルを使えば個人データを丸ごとバックアップできる
インストールメディア(DVD)を使えばバックアップが可能
旧OSのアドレス帳やお気に入り、個人フオルダなどを一気にバックアップできるのが、「Windows 8」 のインストールDVDの中に入っている「Windows転送ツール」。
これは「support」→「migwiz」フォルダーの中に入っているツールで、旧OSのパソコン側で起動してUSBメモリなどにデータをバックアップ。「Windows 8」をインストール後は、「すべてのプログラム」から実行できる。
なお、「Outlook Express」は「Windowsメール」に移行しておかないと、正しくメール設定が移行できないこと、64bit から32bjtへの転送はできないことなどに注意しよう。
Windows転送ツール
手順は、まず、旧OSのパソコンの光学ドライブに「Windows 8」のインストールDVDを入れたら、起動させずにマイコンピュータからインストールDVDを聞いて、中にある「migsetup.exe」をダブルクリック。データの保存先を指定したら、転送する内容を「ユーザー設定」から確認する。また、転送するデータ量はパソコンによって数百GBになることもあるので保存先の容量に注意する。
- Windows転送ツールを起動
- 転送できるものを確認して次へ
- 転送方法を選択する
- 転送内容をユーザー設定で確許する
- 詳細設定を確許する
- パスワードを設定
- 保存場所を指定する
旧OSのパソコン「Windows 8」のインストールDVDの中の「support」→「migwiz」フォルダを開き、「migsetup.exe」をダブルクリック。
「Windows転送ツールヘようこそ」画面では転送できる項目が表示されるので、確認したら「次へ」をクリック。
「これは今までのPCです」をクリックすると転送できる内容が確認される。次にユーザーと共通項目の「ユーザー設定」をクリック。
「ユーザー設定」で項目を確認する。さらに細かく指定したい場合は「詳細設定」をクリック。
保存先のUSBメモリやHDDに分かりやすい名前でフォルダを作成して、保存。ファイル名は「Windows転送ツール今までのPCの項目」となる。
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