メール アカウントや ブックマーク をバックアップ

2024年9月2日

メール アカウントや ブックマーク をバックアップ する方法を紹介。

メール アカウントや ブックマーク をバックアップ

「Windows 8」を導入する前にデータのパックアップを行わなければならない。写真や動画、各種データであればUSBメモリやDVDなどに保存しておけばいいが、やや面倒なのがメールアドレスや設定、ブラウザのお気に入りなどの移行になる。
まず、「XP」の標準メールといえば「Outlook Express」だが、「Vista」では「Windowsメール」と呼ばれるようになり、7 では標準搭載されなくなった。
そのため、現在ではフリーソフトの「Thunberbird」やGoogleのWeb メールである「Gmail」などを利用している人も多い。
また、Windows標準ブラウザは「IE」だが、最近では動作の軽い「Fire fox」や「Google Ch rome」などが普及している。
これらのデータをバックアップするには、直接データをエクスポートすることもできるし、専用のフリーソフトを使ってバックアップすることもできる。
また、webサービスである「Gmail」や「Google Chrome」なら、自分のアカウントでログインすれば同じ設定で利用できるので、バックアップする必要はない。

Windows転送ツ廿ルを使えば個人データを丸ごとバックアップできる

インストールメディア(DVD)を使えばバックアップが可能

旧OSのアドレス帳やお気に入り、個人フオルダなどを一気にバックアップできるのが、「Windows 8」 のインストールDVDの中に入っている「Windows転送ツール」。
これは「support」→「migwiz」フォルダーの中に入っているツールで、旧OSのパソコン側で起動してUSBメモリなどにデータをバックアップ。「Windows 8」をインストール後は、「すべてのプログラム」から実行できる。
なお、「Outlook Express」は「Windowsメール」に移行しておかないと、正しくメール設定が移行できないこと、64bit から32bjtへの転送はできないことなどに注意しよう。

Windows転送ツール

手順は、まず、旧OSのパソコンの光学ドライブに「Windows 8」のインストールDVDを入れたら、起動させずにマイコンピュータからインストールDVDを聞いて、中にある「migsetup.exe」をダブルクリック。データの保存先を指定したら、転送する内容を「ユーザー設定」から確認する。また、転送するデータ量はパソコンによって数百GBになることもあるので保存先の容量に注意する。

    1. Windows転送ツールを起動

旧OSのパソコン「Windows 8」のインストールDVDの中の「support」→「migwiz」フォルダを開き、「migsetup.exe」をダブルクリック。

    1. 転送できるものを確認して次へ

「Windows転送ツールヘようこそ」画面では転送できる項目が表示されるので、確認したら「次へ」をクリック。

    1. 転送方法を選択する
    2. 転送内容をユーザー設定で確許する

「これは今までのPCです」をクリックすると転送できる内容が確認される。次にユーザーと共通項目の「ユーザー設定」をクリック。

    1. 詳細設定を確許する

「ユーザー設定」で項目を確認する。さらに細かく指定したい場合は「詳細設定」をクリック。

    1. パスワードを設定
    2. 保存場所を指定する

保存先のUSBメモリやHDDに分かりやすい名前でフォルダを作成して、保存。ファイル名は「Windows転送ツール今までのPCの項目」となる。

メールアカウントのバックアップ

1. Windows 8の標準メールアプリを使用している場合

Windows 8の標準メールアプリでは、メールアカウントの設定はクラウドに同期されるため、バックアップする必要はない。ただし、オフラインメールやローカルデータを持っている場合は、以下の手順を参考にする。

2. Outlook(または他のデスクトップメールクライアント)を使用している場合

Outlookなどのデスクトップメールクライアントで、メールアカウントのバックアップを行う場合、以下の手順でPSTファイルをエクスポートする。

  1. Outlookを開く
  2. 「ファイル」メニューから「インポート/エクスポート」を選択
  3. 「ファイルにエクスポート」を選択
  4. 「Outlookデータファイル(.pst)」を選択
  5. バックアップしたいメールアカウントを選択し、「次へ」をクリックする。
  6. エクスポート先の保存場所を指定し、「完了」をクリックする。

この手順で、メールアカウントのすべてのデータ(メール、連絡先、カレンダーなど)がバックアップされる。

ブックマークのバックアップ

1. Firefoxのブックマークをバックアップする場合

  1. Firefoxを開く
  2. 右上のメニューボタン(≡)をクリックし、**「ブックマーク」→「すべてのブックマークを表示」**を選択する(Ctrl+Shift+B)。
  3. 「インポートとバックアップ」メニューから「バックアップ」を選択し、保存する場所を指定する。
    • 保存されるファイルは「.json」形式であるが、**「HTML形式でエクスポート」**を選択すれば他のブラウザでも使用できる。

2. Google Chromeのブックマークをバックアップする場合

  1. Chromeを開く
  2. 右上のメニューボタン(⋮)をクリックし、**「ブックマーク」→「ブックマーク マネージャ」**を選択する(Ctrl+Shift+O)。
  3. 右上の「管理」ボタン(⋮)をクリックし、**「ブックマークをエクスポート」**を選択する。
  4. 保存場所を指定し、ファイルを保存する。このファイルはHTML形式でエクスポートされる。

3. Internet Explorer(IE)のブックマークをバックアップする場合

  1. Internet Explorerを開く
  2. 右上の設定ボタン(歯車アイコン)をクリックし、**「ファイルにエクスポート」**を選択する。
  3. **「お気に入りをエクスポート」**を選択し、保存場所を指定してバックアップを行う。

注意点

  • メールアカウントの設定やメールそのものは、クラウドと同期していることが多いが、ローカルに保存されたデータや設定をバックアップする際は、PSTファイルなどの形式に注意すること。
  • ブックマークは異なるブラウザ間で互換性があるため、HTML形式でエクスポートすると便利だ。

この手順で、Windows 8におけるメールアカウントとブックマークのバックアップを行うことができる。

Windows 8