香蘇散 ( こうそさん ) 初期の 風邪

2022/03/07

漢方薬 香蘇散 ( こうそさん ) に関する情報です。効能 効果や副作用、成分、服用上の注意などです。 香蘇散 ( こうそさん ) は、虚弱で胃腸が弱い人に向く薬で、かぜのひき始めによく用いられます。

症状としては、軽い悪寒(おかん)や頭痛、鼻づまり、食欲不振などで、多くの場合、熱はあまり高くありません。「麻黄(まおう)」を含まないため 葛根湯 ( かっこんとう )などで食欲不振を起こすような人に勧められます。

高齢者や妊娠中の女性にも使用されています。
香蘇散 ( こうそさん ) と言う名前は、「香附子」と「蘇葉」を主薬とするところから名づけられています。

香蘇散 ( こうそさん ) 商品概要

香蘇散 ( こうそさん ) は、中国の宋時代に編さんされた医学書「和剤局方」(1107年)に初出されている薬方です。構成生薬は、香附子、蘇葉、陳皮、生姜、甘草となっており、香附子と蘇葉が主薬であることから香蘇散と名付けられました。

香蘇散 ( こうそさん ) は、神経質で胃腸の弱い人の風邪の初期に適している漢方薬です。いつも胃の調子が悪くて、みぞおちがつかえ、気分がすぐれないような人の、頭痛、発熱、悪寒などの風邪症状のあるときに用います。中国宋時代の和剤局方という古典書に記載されている処方です。

一元製薬の香蘇散は、漢方薬独特の苦みがダメな人にも服用しやすいような錠剤のおくすりです。

効能・効果

香蘇散 ( こうそさん ) は、胃腸が弱く、胃部や胸部のつかえ感があり、肩こり、頭痛、頭重、めまい、耳鳴り、吐き気などがあって、気分がふさいでしまう時の次の諸症状に 効能 効果 を発揮します。

  • 軽症の感冒
  • 感冒の初期
  • 更年期症状
  • じんましん

配合生薬

香附子(コウブシ)、蘇葉(ソヨウ)、陳皮(チンピ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)

成分

次の生薬のエキスが含まれています。
コウブシ、ショウキョウ、カンゾウ、ソヨウ、チンピ

用法・用量

次の量を、1日3回、食間または空腹時にお湯で服用します。
大人 1回に4~6錠
7歳~13歳 1回に2~3錠

重大な副作用

偽アルドステロン症 、 低カリウム血症 、 血圧上昇 、 ナトリウム貯留 、 体液貯留 、 浮腫 、 体重増加 、 ミオパシー 、 脱力感 、 四肢痙攣 、 四肢麻痺

注意

してはいけないこと
次の人は服用しないでください。 生後3 ヵ月未満の乳児
相談すること
1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位 症状 皮膚発疹・発赤、かゆみ
3.1 ヵ月位(かぜの初期に服用する場合には5 ~ 6 回)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

服用して次の症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止して医師または薬剤師に相談しましょう。
皮膚 発疹・発赤、かゆみ

まれに重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
〔重篤な症状とは〕
偽アルドステロン症 尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛がする、などです。

漢方薬

漢方薬悪寒,発熱,頭痛

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