桂枝加竜骨牡蛎湯 ( けいしかりゅうこつぼれいとう ) 不眠

2022/03/02

桂枝加竜骨牡蛎湯 ( けいしかりゅうこつぼれいとう ) は体質の虚弱な方で、疲れやすく、興奮しやすいといった症状の場合の神経質、不眠症、小児夜泣き、小児夜尿症等に用いられている催眠鎮静剤です。桂枝加竜骨牡蛎湯から抽出したエキスより製した服用しやすい顆粒です。

すっきりと目覚められない、日中に眠気がある、元気が出ない、気力がわかないといったことを感じている場合、健康的な睡眠がとれているとは言えません。そんなときは日常生活の改善や漢方薬を試すのも一手です。

柴胡加竜骨牡蛎湯は、不眠を伴うような神経症に用いられます。精神の安定にはエネルギーである「気」が滞りなくスムーズに流れることが重要であり、柴胡加竜骨牡蛎湯はストレスによって眠れなくなってしまうような神経症に対して、「気」の流れをスムーズにし、気持ちを鎮めます。

桂枝加竜骨牡蛎湯 ( けいしかりゅうこつぼれいとう ) 商品概要

「柴胡加竜骨牡蛎湯」は、中国の古典医学書「傷寒論(しょうかんろん)」に記載されている薬方です。「小柴胡湯」を基本に竜骨・牡蛎・茯苓という安神薬を加えたものです。精神不安があって動悸、不眠などを伴う人の高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症などに効果があります。
漢方では、眠りには「気」が関連していると考えられています。たとえば、赤ちゃんがたくさん寝られるのは、「気」が十分に足りていて、体の中をきちんとめぐっているからです。ところが、大人になるとさまざまな情報にさらされ、疲労や精神的ストレスといったものが増えてきませんか?
「柴胡加竜骨牡蛎湯」は、「気」をめぐらせ、体にこもった熱を冷ますとともに、心を落ち着かせるのがポイントの処方で、脳の興奮からくる不眠を改善します。

体質の虚弱な方で、疲れやすく、興奮しやすいといった症状の場合の神経質、不眠症、小児夜泣き、小児夜尿症等に用いられている催眠鎮静剤です。桂枝加竜骨牡蛎湯から抽出したエキスより製した服用しやすい顆粒です。医薬品。

効能 効果

体質の虚弱な人で疲れやすく、興奮しやすいものの次の諸症状に。

  • 神経質
  • 不眠症
  • 小児夜泣き
  • 小児夜尿症
  • 眼精疲労

してはいけないこと

生後3ヶ月未満の乳児は服用してはいけません。

相談すること

次の人は服用前に医師または薬剤師に相談してください。

  1. 医師の治療を受けている人
  2. 妊婦または妊娠していると思われる人
  3. 高齢者
  4. 今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
  5. むくみの症状のある人
  6. 心臓病、腎臓病、高血圧などの診断を受けたことがある人

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

 

 

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

皮膚 発疹・発赤、かゆみ

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。
その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

偽アルドステロン症、ミオパチー 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
    1. 1カ月位(小児夜泣きに服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
    2. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

桂枝加竜骨牡蛎湯 ( けいしかりゅうこつぼれいとう ) よくある質問

柴胡加竜骨牡蛎湯を長期に服用してもよいですか?
習慣性や依存性のある成分は入っていません。ただし1ヶ月くらい服用しても症状の改善が見られない場合は、その漢方薬が合っていない可能性がありますので、もう一度症状を確認して薬を選び直してください。
柴胡加竜骨牡蛎湯と睡眠導入剤との併用はよいですか?
医療機関で受診されているということであれば、担当医師にご相談ください。

漢方では、「気」「血(けつ)」のバランスが悪いと、ささいなことが気になって落ち着かなくなったり、ちょっとしたことで興奮したりするなど、一般的に「神経質」といわれる状態になると考えられています。

「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」は、体のバランスを整える「桂枝湯」をベースに、「竜骨」と「牡蛎」を加えた処方。これらが一緒に働くことで、神経の高ぶりを鎮めて、不安を取り除き、「気」や「血(けつ)」を補ってバランスを整えて、不安定な精神を落ち着かせるものです。

神経症をはじめ、神経の高ぶりによる子どもの夜泣きや夜尿症などにも使用されます。また、眠りが浅い、夢見が多いなどの方にも使われる処方となっています。漢方でいう、「気逆」を改善する処方の一つで、下腹の腹直筋に緊張があり、比較的虚弱な体質の方に向くとされている薬です。

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