急性胃炎

急性胃炎とは、お酒の飲み過ぎ、たばこの吸い過ぎ、刺激物のとり過ぎ、またはアレルギーなどによって起こる、一過性の胃の消化障害をいいます。原因や症状には次のようなものがあります。

食事性の胃炎は、食べ過ぎや、香辛料、冷たいもの、お酒、たばこなどといったもののとり過ぎによって、胸やけや吐き気、胃の痛みなどが起こって、ひどくなると嘔吐(おうと)します。

薬物性の胃炎は、アスピリンや痛み止めをのんだ後に、胸やけを起こしたり、ゲップが出たり、食欲不振になります。

神経性の胃炎は、ストレスにより引き起こされ、胃痛や吐き気などがあらわれます。

細菌性の胃炎は、腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、サルモネラ菌などによる胃炎で、食中毒といわれるものです。食後まもなくに、激しい腹痛や吐き気、嘔吐を起こし、意識障害になることもあります。

アレルギー性の胃炎は、シメサバなどの食品アレルギーによって起こり、吐き気や嘔吐、急激な腹痛などを起こします。

このような急性胃炎の治療には、まず食事療法がおこなわれ、基本的に絶食となります。あるいは、流動食やおかゆといった胃の負担が少ないもののほかは、食べないほうが良いです。細菌性の胃炎である食中毒の場合などには、急いで医師の治療を受ける必要があります。

胃が弱いという人は、日頃から注意していましょう。

一方、慢性胃炎は、急性胃炎のように完治することはほとんど無いといわれています。そして、慢性胃炎が起きる原因の多くはピロリ菌の感染であることがわかってきています。

漢方薬で急性胃炎を改善する

急性胃炎の症状が2日以上続いたり、痛みが激しかったり、熱があったりしたら、早急に病院へ行きましょう。精密検査を受けて、悪性のものであるかを確認する必要があります。

漢方薬では、次のような薬が効果的です。

急性胃炎の場合には

  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
    痛みはそれほど激しくなく、舌が白いコケが付き、食欲不振、むかつきや吐き気といった症状があるときに用います。
  • 平胃散(へいいさん)
    急性の消化不良に一般的に用いる薬です。食欲不振や、胃・腹部膨満感の改善に良いとされています。
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
    筋肉に起こる急激なけいれんや痛みを鎮めるのに用いる薬です。胃の激痛が急に起こったときに頓服として使います。