Lenovo Yoga Tab ZAG60177JPの仕様と位置情報サービス活用
1. ZAG60177JPのGPS機能の有無
Lenovo Yoga Tab ZAG60177JP(Yoga Tab 11の派生モデルとされる)は、基本的にWi-Fi専用モデルであるため、GPS機能は非搭載だ。
この機種はモバイル通信(SIMカード)には対応しておらず、Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)のみで通信を行う。
2. その他の主要な仕様
- CPUはMediaTek Helio G90Tを搭載している。
- メモリは4GB、ストレージは128GBのモデルだ。
- ディスプレイは11.0型ワイドで、解像度は2000x1200である。
- OSはAndroidを採用し、バッテリー容量は7,500mAhとなっている。
3. GPS非搭載時の位置情報活用法
GPSがなくても、このタブレットは以下の方法で「だいたいの位置」を推定し、位置情報サービスを利用できる。
Wi-Fi測位(WPS)
周囲にあるWi-Fiアクセスポイント(ルーターなど)の電波を捉え、その情報(MACアドレスなど)をデータベースと照合することで、現在地を推定する。都市部やWi-Fi環境が豊富な場所では、数十メートルから数百メートル程度の精度で位置を特定可能だ。Googleマップでの現在地表示や、周辺の店舗検索、天気予報の取得などに使われる。ただし、移動中のリアルタイムなナビゲーションには、位置情報の更新が途切れやすいため不向きである。
IPアドレス測位
インターネット接続に使うIPアドレスから、より広範囲な地域情報(市町村や都道府県レベル)を推定する。これはWi-Fi測位が使えない場合の補助的な手段となる。
外部機器の利用
正確なGPSナビゲーションを必要とする場合は、Bluetooth接続に対応した外部GPSレシーバーを別途購入し、タブレットとペアリングすることで、高精度の位置情報追跡が可能になる。