ThinkBook 14 Gen 2 SSD増設 したい
ThinkBook 14 Gen 2のSSD増設方法を解説。空きスロットの有無や対応規格、M.2・2.5インチの違い、増設時の注意点まで分かりやすく紹介
1. SSD増設スロットの構成と規格
ThinkBook 14 Gen 2は、標準でM.2 2242規格のSSDが装着されていることが多い。空きスロットの詳細は以下の通りである。
空きスロットのパターン
基本的には「デュアルストレージ」構成が可能だが、内部構造は主に2つのパターンに分かれる。
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パターンA:M.2スロット × 2
- メイン:M.2 2242(換装可能)
- 増設用:M.2 2280 空きスロット × 1
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パターンB:M.2スロット × 1 + 2.5インチベイ × 1
- メイン:M.2 2242
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増設用:2.5インチ SATA SSD/HDD用空きベイ × 1
※バッテリーサイズ(45Whモデルなど)によっては、2.5インチベイが物理的に塞がっており、M.2スロットのみの場合がある。
対応規格の詳細
| スロット | フォームファクタ | インターフェース |
| M.2 スロット (1st) | M.2 2242 | PCIe NVMe 3.0 x4 (Intel版は4.0対応の場合あり) |
| M.2 スロット (2nd) | M.2 2280 | PCIe NVMe 3.0 x2 または x4 |
| 2.5インチベイ | 7mm厚 2.5インチ | SATA 3.0 |
2. 増設時の注意点
バッテリー容量による制限
ThinkBook 14 Gen 2には「45Wh」と「60Wh」などのバッテリーバリエーションがある。
- 45Whバッテリー搭載モデル:内部スペースに余裕があるため、2.5インチHDD/SSDの増設が可能な場合が多い。
- 大容量バッテリー搭載モデル:バッテリーが物理的に大きいため、2.5インチベイが利用できず、M.2スロットのみの構成となる。
ネジの準備
M.2 SSDを増設する場合、マザーボード側に固定用のネジ(M2×3mmなど)が既に付いている場合と、付いていない場合がある。手元にない場合は別途用意する必要がある。
3. おすすめの増設手順
- PC背面のネジを外す:10本程度のネジを外すが、一部のネジは脱落防止仕様で外れないようになっている。
- カバーを開ける:隙間にピックやヘラを差し込んで慎重に開ける。
- バッテリーのコネクタを抜く:作業中のショートを防ぐため、必ず最初に行う。
- SSDを装着:空いているM.2スロットまたは2.5インチベイにSSDを取り付ける。
増設の際の注意
ThinkBook 14 Gen 2のSSD増設は比較的簡単だが、「知らずに作業すると故障や起動不可を招く」特有のポイントがいくつかある。作業前に必ず以下の注意点を確認してほしい。
1. 最重要:バッテリーコネクタを必ず外す
裏蓋を開けて最初にすべきことは、バッテリーとマザーボードを繋ぐコネクタを抜くことだ。
- 理由:電源を切っていても基板には微弱な電流が流れている。コネクタを抜かずに金属製のドライバーやSSDが基板に触れると、ショートして起動しなくなるリスクがある。
- コツ:コネクタは横にスライドさせるのではなく、上に持ち上げる(または手前に引く)タイプが多い。無理な力を入れず慎重に外そう。
2. バッテリー容量による物理的制限の確認
このモデルは、内蔵バッテリーのサイズによって増設できるスロットが異なる。
- 45Whバッテリー搭載モデル:2.5インチSATA SSDを追加できるスペースがある。
- 60Whバッテリー搭載モデル:バッテリーが大きいため2.5インチベイが塞がっている。この場合はM.2 2280スロットへの増設のみ可能。
注意:自分のモデルがどちらか不明な場合は、分解前に「Lenovo Vantage」などでバッテリー容量を確認しておくと、無駄な買い物を防げる。
3. ネジの取り扱い(脱落防止と固定用)
- 裏蓋のネジ:一部のネジは脱落防止仕様になっており、緩めても完全には外れない。無理に引き抜こうとすると破損の原因になる。
- SSD固定ネジ:空きスロット側に固定用ネジが付属していない個体がある。その場合はM2×3mm程度のネジを別途用意する必要がある。
4. 「ディスクの管理」でのフォーマット
SSDを物理的に取り付けただけでは、Windowsのエクスプローラーには表示されない。
- 手順:スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を開く。
- 操作:「不明なディスク」を初期化(GPTを選択)し、その後「新しいシンプルボリューム」を作成することで使用可能になる。
5. 保証に関するリスク
- メモリやSSDの増設・換装は、一般的にメーカー保証の対象外となる。
- 作業中に内部パーツを破損した場合は有償修理となるため、自己責任で行う必要がある。