六君子湯 ( りっくんしとう )

2022/04/04

漢方薬 六君子湯 ( りっくんしとう ) に関する情報です。体力が中程度以下の「虚証(きょしょう)」の人の胃腸薬として処方されます。
胃腸の働きをよくする「四君子湯(シクンシトウ)」に、胃の中の「水(すい)」の停滞を改善する「二陳湯(にちんとう)」を加え、消化器系の機能を高める処方になっています。薬に含まれる「人参」「半夏」「茯苓」「朮」「陳皮」「甘草」の6つの生薬を6人の君子に見立てて、「六君子湯」という名前がついたといわれています。

六君子湯 ( りっくんしとう ) 商品概要

六君子湯(りっくんしとう)は、漢方の原典である『万病回春』に記載されている漢方薬です。胃腸が弱くて食欲がなく、疲れやすい、貧血性で日常手足が冷える人の胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、食欲不振、胃痛などに用いられます。

やせ型で顔色が悪く、冷えやすく、みぞおちのつかえ、全身倦怠感のある人の食欲不振、胃もたれ、胃痛、嘔吐などが処方の目安とされています。胃下垂、消化不良などにも用いられます。

※「気・血・水」は、不調の原因を探るためのものさしです。 漢方では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されていて、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。
「水(すい)」:血液以外の体液全般に相当し、水分代謝や免疫システムなどに係わっているものとされています。

配合生薬

人参(ニンジン)、蒼朮(ソウジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、半夏(ハンゲ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)、 生姜(ショウキョウ)

効果 効能

腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの、次の諸症状に。

  • 胃炎
  • 胃腸虚弱
  • 胃下垂
  • 消化不良
  • 食欲不振
  • 胃痛
  • 嘔吐

用法・用量

次の量を、1日3回、食前または空腹時に、水またはお湯で服用します。
大人・・・4錠~6錠
7歳以上13歳未満・・・2錠~3錠
※小児に服用させる場合には、保護者の監督のもと服用させてください。

成分

次の生薬の乾燥エキスを含有しています。
ビャクジュツ、ニンジン、ハンゲ、ブクリョウ、タイソウ、チンピ、カンゾウ、ショウキョウ

漢方薬

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