鼻炎 漢方薬 で改善 症状を軽減改善する

2025/08/01

鼻炎 漢方薬
鼻炎 漢方薬

鼻炎 漢方薬 で改善 症状を軽減改善するにはどんな漢方薬を選ぶのがいいのでしょうか。葛根湯と小青竜湯はどちらも漢方薬ですが、鼻炎に対する使い分けは症状によって異なります。以下にそれぞれの使い方と、併用する場合の注意点を説明します。

鼻炎は、鼻の粘膜が炎症を起こして、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状があらわれるのが、鼻炎(びえん)です。鼻炎には、風邪などの感染症によって起こる急性鼻炎と、アレルギー物質が原因となって起こるアレルギー性鼻炎があり

葛根湯(かっこんとう)

葛根湯は、一般的に風邪のひきはじめによく使われる漢方薬ですが、鼻炎の症状にも有効な場合があります。

鼻炎における葛根湯の主な使い方:

  • 症状: 鼻炎の初期で、まだ症状が軽い場合。特に、くしゃみや鼻水が始まったばかりで、寒気を感じたり、体がゾクゾクするような風邪のひきはじめと似た症状がある時に適しています。
  • 鼻水の状態: 水っぽい鼻水が多い場合。
  • 体質: 比較的体力があり、熱っぽい症状が少ない人に向いています。

注意点:

  • 鼻炎が慢性化している場合や、鼻水が黄色く粘り気がある場合は、葛根湯はあまり効果が期待できないことがあります。
  • 胃腸が弱い人は、葛根湯によって胃もたれなどの症状が出ることがあります。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

小青竜湯は、アレルギー性鼻炎や花粉症の症状によく使われる漢方薬です。

鼻炎における小青竜湯の主な使い方:

  • 症状: 慢性的な鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症の症状が顕著な場合。特に、透明で水っぽい鼻水が大量に出る、くしゃみが止まらない、鼻が詰まるなどの症状がある時に適しています。
  • 鼻水の状態: 透明でサラサラした水っぽい鼻水が大量に出る場合に特に有効です。
  • 体質: 比較的体力のある人から、やや冷え性の人まで幅広く使われます。

注意点:

  • 胃腸が弱い人や、高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能亢進症のある人は、服用前に医師や薬剤師に相談が必要です。
  • 症状が改善されたら漫然と服用を続けない方が良いでしょう。

葛根湯と小青竜湯の使い分けと併用

基本的には、症状に合わせてどちらか一方を選んで使います。

  • 風邪のひきはじめのような鼻炎(ゾクゾク感、軽い鼻水) ⇒ 葛根湯
  • アレルギー性鼻炎・花粉症(透明な大量の鼻水、くしゃみ、鼻づまり) ⇒ 小青竜湯

併用について:

通常、この二つの漢方薬は併用することはありません。どちらも体質や症状に合わせて選ぶものであり、同時に服用すると効果が重複したり、副作用のリスクが高まる可能性があります。

ただし、ごく稀に専門医の判断で、症状の経過に合わせて一時的に使い分けたり、非常に特殊なケースで併用を検討することもありますが、自己判断での併用は避けるべきです。

重要な注意点:

  • 自己判断での服用は避け、必ず医師や薬剤師に相談してください。漢方薬は、西洋薬と同様に体質や症状に合ったものを正しく選ぶことが重要です。
  • 現在服用中の薬がある場合は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。
  • 症状が改善しない場合や悪化する場合は、すぐに医療機関を受診してください。

これらの漢方薬は、体質や症状を正確に判断して服用することが最も効果的です。必ず専門家のアドバイスを受けるようにしてください。

鼻炎

私たちの体には、ウイルスや、花粉やハウスダスト・ダニといったアレルギー症状を引き起こす原因となる物質(アレルゲン)が体に入ると、これらを排除しようとする働きがあり、その時に、ヒスタミンなどの化学伝達物質が遊離します。そして、この化学伝達物質によって、鼻の粘膜の知覚神経が刺激されると、くしゃみが出るのです。また、炎症を起こした粘膜が充血すると水様性の分泌物である鼻水が出てきます。

鼻がつまると息苦しいし、食べものの味がわからなかったりして、違和感があります。ですから、つい、鼻を強くかんでしまう人は多いと思うのですが、鼻づまりのときに注意したいのは、勢い良く鼻をかまないことです。それはなぜかというと、中耳炎のページにも記しましたが、化膿菌を含んだ鼻水が、鼻を強くかむことによって耳管を通って中耳へ入り込み、中耳炎の原因となるためです。

急性鼻炎は「鼻風邪」ともいわれるもので、ウイルスや細菌の感染が原因で炎症が起きている状態です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状です。せきや熱が出ることもあります。風邪のウイルスに対して効果的な薬というのは無く、鼻炎の症状を和らげていくことが治療となります。

一方のアレルギー性鼻炎では、風邪をひいていないのに、発作的に鼻に炎症が起こります。アレルギーの原因となるのは、春先のスギなどの花粉のほか、ハウスダストといわれるホコリやダニ、カビ、ペットの毛などです。こちらの症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりのほか、目の周辺のかゆみ、のどの痛み、頭痛や皮膚の炎症が起こることもあります。アレルギー性鼻炎の治療には、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、点鼻薬などが用いられます。

アレルギー性の場合、症状の種類や重さによって治療法に違いがありますが、症状を軽減するためには、根気よく長期にわたって治療する必要があると考えられています。上記のような薬物療法のほか、アレルゲンが特定されている場合の免疫療法、鼻の粘膜を焼くなどの手術療法もあります。

鼻炎 症状

鼻炎は、鼻の粘膜が炎症を起こすことによって引き起こされる疾患で、次のような症状が現れることがあります。代表的な鼻炎の症状です。

  • 鼻水や鼻づまり
  • くしゃみや鼻のかゆみ
  • 頭痛や顔面痛
  • 嗅覚障害
  • のどの痛みや喉のイガイガ感
  • 目のかゆみや充血

漢方薬で鼻炎を改善する

漢方では次のような薬がありますが、慢性的なものや体質的なものは治りにくいため、根気よく服用し続けることが大切です。

  • 葛根湯 ( かっこんとう ) 葛根湯は、漢方薬の一種であり、鼻炎などの呼吸器疾患に用いられることがあります。葛根湯は、葛根、甘草、生姜、桂枝、芍薬の5つの漢方薬からなり、体内の熱を冷ますことで、鼻やのどの炎症を和らげる効果があります。これは風邪の初期症状によく使われる薬です。急性鼻炎は風邪の症状として最もよく起こります。風邪をひきやすい人の慢性鼻炎の予防にも良いです。
  • 小青竜湯 ( しょうせいりゅうとう ) 小青竜湯は、漢方薬の一種で、鼻炎や気管支炎、喘息などの呼吸器疾患に用いられることがあります。小青竜湯は、半夏、人参、甘草、生姜、大棗、黄連、竜骨、牡蛎の8つの漢方薬からなり、体内の熱を冷ますことで、炎症を和らげる効果があります。水っぽい痰(たん)や鼻水がでるときに使われる薬です。鼻風邪をひきやすく、いつも鼻をかんでいるような人に適します。くしゃみや湿った感じのせきがでるときにも良いです。

耳と鼻の病気

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