低血圧

最高血圧の値が100未満の場合には低血圧といわれます。高血圧がさまざまな生活習慣病や重大な病気を誘発するのと比べ、低血圧はそれほど大きな問題にはなりません。症状があったとしても致命的なものにはならないために、必ずしも病気とはされていないのです。

低血圧の症状の代表的なものには、立ちくらみがする、疲れやすい、朝起きるのがつらい、手足が冷える、肩こりや便秘が続く、などがあります。こういった症状が本人が考えているほど低血圧に原因があるかというのは確かではなくて、血圧が低い人でも自覚症状が無いことはよくあります。

しかし、実際に症状のある人にとっては当然つらいものでしょう。

低血圧は一般に痩せている人に多く、胃腸の機能が良くなかったり、精神的な面から見ると神経質な傾向にあるようです。日頃から血圧が低く、さまざまな症状に悩んでいる人は、まずは規則正しい生活を心がけてみましょう。夜更かしを避けて睡眠をじゅうぶんにとることが大切で、食事ではタンパク質や野菜をしっかり摂ること、軽い運動や体操など体を動かすこともして、生活のリズムを整えます。

漢方薬で低血圧を改善する

漢方薬では、低血圧で悩むものに対し、次のような処方があります。

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
    元気がなく、胃腸のはたらきが弱かったり、貧血気味の人に用います。疲労感や脱力感が続いていて、食欲不振に悩むような人に向いています。
  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
    虚弱体質の子供にも用いられる薬です。体力がなく、胃腸が弱い人の低血圧症状に効果的です。疲れやすく、便秘と下痢を繰り返す人、食欲がなくて栄養がじゅうぶんに摂れないときにも良いです。
  • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
    体力があまり無くて、胃腸が弱く、手足が冷える人の、めまい、立ちくらみ、頭痛を伴う低血圧の症状に用います。胃下垂で食欲がない人にも適します。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    比較的体力がなく、貧血気味の人に用います。手足の冷え、めまいや動悸、頭重などに効果的です。女性の月経不順や貧血、更年期障害といった血の道症にも用いられる薬です。

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