痛風 漢方薬 で改善 症状を軽減改善する

2023/02/22

痛風 漢方薬 で改善 症状を軽減改善するにはどんな漢方薬を選ぶのがいいのでしょうか。痛風(つうふう)は関節炎の一種ですが、肉類やアルコールの摂り過ぎによる代謝障害から起こり、激しい痛みのある病気です。その痛みは強烈で、風が吹くだけで痛いということが名前の由来ともいわれています。

痛風が発病しやすいのは圧倒的に男性で、がっちりした体格で、いかにも肉類が大好物というようなタイプの人に多いようです。女性に少ないのは、女性ホルモンに尿酸の排泄を促すはたらきがあるからだといいます。

痛風 漢方薬 で改善

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この病気は、たいてい、足の親指のつけ根が急に痛みだすのが始まりで、歩くこともままならなくなり、さらには38度くらいの発熱もあります。

治療によってこうした発作症状はいったん治まりますが、これは完治したわけではなく、何度も発作があらわれます。はじめのうちは一定の時間をおいていますが、進行すると時間の間隔が短くなり、痛む箇所も、足の甲やアキレス腱、手の指や手首、ひじへと増えていきます。尿路結石など腎障害が起こることもありますので、放っておくのは危険です。

痛風の原因となるのは、血液中の尿酸の増加です。肉類の食べ過ぎで痛風が引き起こされるというのは、プリン体というタンパク質が体内で分解され、血液中に尿酸が増えるからです。レバーやモツといった内臓系は特に良くないので控えたほうが良いでしょう。プリン体というのはビールに含まれることでもよく知られていて、現在ではプリン体オフなどの商品も販売されています。

プリン体オフ ビール

痛風は、変形性関節症関節リウマチなどの痛みと間違えられることもありますので、専門医に検査してもらうとよいでしょう。痛風と診断された場合には、食事療法が必要になります。

痛風 漢方薬 で改善

痛風の治療は、食事療法が基本です。そのうえで、血液中の過剰な尿酸をじゅうぶんに排泄するために、尿量を多くしていきます。

この痛風は、かつては帝王病などと比喩され、贅沢な食事ができる人だけの病気だとされていました。しかし、日本の食生活はとても豊かになり、欧米化が進んだため、痛風になる人が増えたのです。

具体的に尿量を増やす方法をいつか紹介します。漢方薬を服用するの一緒に尿量を増やす努力をします。

  • 水分を摂取します。 毎日十分な水分を摂ることが大切です。水は尿を作り出すために必要なもので、十分な水分を摂取することで尿の量を増やすことができます。痛風の患者さんは特に、水分をこまめに摂り、十分な水分補給を心がけるようにしましょう。
  • 利尿剤を使用します。利尿剤は、尿の量を増やすための薬です。痛風の治療に利尿剤が使用されることがあります。しかし、利尿剤には副作用があり、必ず医師に相談した上で使用するようにしましょう。
  • 食事に気をつけます。食事によっても尿量を増やすことができます。食物繊維を多く含む野菜や果物、低脂肪の乳製品などを食べることで、尿の量を増やすことができます。また、アルコールやカフェインは利尿効果があるため、適度に摂取することも効果的です。
  • 運動します。運動は、汗や尿を通して水分を失うためにも有効です。運動によって代謝が促進されるため、尿の量を増やすことができます。ただし、過度の運動は痛風の発作を引き起こす可能性があるため、医師に相談して適切な運動量を決めるようにしましょう。

痛風 食事療法

漢方薬では、腎臓の機能を正常化することによって、治療の期待がもてます。体内の新陳代謝を促進し、血流や便通を良くして、全身の調子を整えていきます。次のような処方があります。

  • 防風通聖散 ( ぼうふうつうしょうさん ) 太鼓腹の肥満型の人に使います。これは体内の毒を出す薬として、いろいろな病気に応用されます。宿便を出したり、生活習慣病を防ぐための痩せ薬としても用いられます。基本的には、“気”や“血”の巡りを改善することで痛風を治療する漢方薬です。食欲旺盛で、肥満気味、便秘しがちな方によく用いられます。
  • 越婢加朮湯 ( えっぴかじゅつとう ) 体力がそこそこある人で、汗が多くのどが渇き、尿量が少なくて、むくみがあるときに使います。発作時の痛みや発熱に効果的です。

漢方薬、服薬のタイミングは、食前(食事の30分前)もしくは食間(食事の2〜3 時間後)の胃が空になっている状態の時に服用します。

これは、薬の成分の吸収をよくするためだと考えられています。漢方薬の服用に際しては、医師や薬剤師の指示に従うようにしましょう。

漢方薬は副作用が少ないといったイメージがありますが、発疹(ほっしん)やかゆみ、胃の不快感などの症状が出ることもあります。そのため、服用後に気になる症状がでた場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談しましょう。

また、漢方薬を使用するにあたり注意が必要な人もいます。たとえば、高血圧で治療中の方が“甘草”という生薬を含む漢方薬を使用すると、高血圧が悪化する可能性があります。病状などによっても相性が悪い漢方薬があるので、医師や薬剤師の指示に従って服用するようにしましょう。

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