間違った健康情報や過剰なダイエット情報が溢れている

昔に比べて栄養はしっかり摂れているという誤解

若い女性のストイックなダイエット方法

現在、健康法やダイエットと称するものはどのくらいあるのだでしょう。天文学的数字とまではいかないかもしれませんが、百花瞭乱のレベルは間違いなく超えています。これも問題なしとはいえないのです。

健康法にしろダイエットにしろ、食事に関する面では「控える」ことにアドバイスの重点が置かれます。「炭水化物を控えましょう」「脂質を控えましょう」「肉類を控えましょう」。食事指導のお題目に「〜を増やそう」というものはまずないといっていいでしょう。

もちろん、控えるべきものは少なくないのです。しかし、肉類(たんばく質) を控えることには異論があります。すでにお話ししたように、たんばく質は神経伝達物質の大事な原料です。それを控えたのでは、神経伝達物質が充分につくられないし、バランスを保つこともできないのです。それが、うつなど心の症状を訴える人が増えている背景になっていることは、おおいに考えられます。

食事から摂取されたたんばく質の一部は、血液中でアミノ酸として存在します。脳内でセロトニンの材料となるトリプトファンは、動物性のたんばく質に多く含まれているアミノ酸の代表格です。動物性たんばく質をせっせと食べなければ、トリプトファンなどは充分な量を摂取できないのです。たんばく質については、こんな人がいます。

「肉は確かに控えているけれど、豆腐や納豆などの大豆製品はたくさん食べるようにしている。ク「畑の牛肉」といわれる大豆を食べているのだから、たんばく質が不足しているということはないはず」。

しかし残念ながら、大豆などの植物性たんばく質に含まれているトリプトファンは、動物性に比べて少ないのです。必要量をカバーするのはなかなか難しいため、食べ方の工夫が必要です。たとえば、納豆にウズラの卵を加えるだけでも、たんばく質としてのバランスはアップします。肉が苦手で納豆に粉チーズをかけている人もいます。これもいいアイディアです。

しかし、さらに有効なのは肉類をしっかり食べることです。肉類を控えることが健康法やダイエットの王道かのように宣伝されているのですが、それが誤った常識であることははっきりしています。もっと、堂々と肉類を食べていいのです。

更年期はうつになりやすい - うつ病
https://www.cause-reason.info/melancholy/2017/04/post-6.html

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