酢玉ねぎは、玉ねぎを酢に漬けたもので、そのさっぱりとした酸味とシャキシャキとした食感が特徴です。それぞれに健康効果の高い酢と玉ねぎ。ここではそれぞれの持つ効能・効果そしてそのパワーについて詳しく解説します。

血液さらさら 効果

酢玉ねぎで特に注目したいのが、血液をサラサラにする効果です。生活習慣を改めることでもドロドロ血液を改善することはできますが、なかなか大変です。しかし、酢玉ねぎは食べるだけで簡単に持ち直すことができるのです。

ドロドロ血液は万病の元

脂肪分が多い食品ばかりを食べていると、血液中に中性脂肪や悪玉コレステロールが過剰に増え、血液が粘っこくなります。

粘っこい血液は、ヘドロのようで、血管の壁にへばりつき、血管を狭めるのです。そうなると、血液は流れにくくなり、血圧が上昇します。血管が細くなることは、血圧が上がるだけではなく、血栓が血管に詰まりやすくなります。

血栓は、詰まると心筋梗塞や脳梗塞、脳血栓などの大きな病気をもたらす原因となります。

血圧が高い状態である高血圧は、動脈硬化をもたらします。動脈硬化は、血管の一種である動脈を硬く狭くする病気です。本来なら弾力がありとてもしなやかな動脈ですが、硬くなってしまうと、全身に血液が届きにくくなり、必要な酸素や栄養が行き渡らなくなります。

動脈硬化が起きた場所では、血液の流れが滞ります。これが、脳や心臓の近くで起きると命に関わってきます。

血液をドロドロにするのは、主に肉類など脂肪分の多い食事です。それだけでなく、甘いものの食べ過ぎや飲酒、喫煙なども一つの要因です。さらに、ストレスや過労、睡眠不足などの生活習慣も影響します。

なれ親しんだ毎日の生活を変えるのはなかなか難しいこと。しかし、ドロドロ血液のままでは健康面で不安が大きいのも事実。それを避けるためにも、まず簡単に始められる酢玉ねぎを食べることからやってみましょう。

玉ねぎの主成分である硫化アリルには、血液が固まるのを抑える働きがあります。また、血中の悪玉コレステロールを減らす働きもあります。他に、ケルセチンという成分も体内で血栓を溶かす性質があり、血液をサラサラにする役割を担っています。

さらに、酢には、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用があるため、酢玉ねぎは血液サラサラ効果を大いに期待できます。

酢玉ねぎだけでも効果は大変高いのですが、他の食材を合わせればより効果を高めることが可能です。また、レパートリーが増えることで酢玉ねぎを長く食べ続けることができるようになります。

組み合わせる例としては、まず豆腐やおからなどの大豆製品があります。大豆に含まれる大豆サポニンという特有の成分が血中のコレステロール値を下げ、血栓ができることを予防します。豆腐の上に酢玉ねぎをのせるだけの簡単レシピで、血液サラサラに一歩近づきます。同様に、大豆が原料の納豆にも血液ドロドロを予防する効果があるため、酢玉ねぎと合わせるのに良い食材です。

次に、きのこ類もおすすめです。豊富な食物繊維がコレステロールの排出に一役買い、血管だけでなく腸内環境の改善効果もあり、便秘にも効果的です。さらに、「森のバター」と呼ばれるアボカドは、動脈硬化などの血管病を予防する食材として有名です。アボカドに含まれるオレイン酸が悪玉コレステロール値を低下させ、善玉コレステロール値を上昇させる働きがあります。酢玉ねぎと一緒にサラダにするのがおすすめです。

また、玉ねぎを毎日食べ続けることは血管年齢を若返らせる効果があります。さまざまな食材と合わせて酢玉ねぎを毎日食べ続けることを心がけましょう。

酢玉ねぎ

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