酢玉ねぎは、玉ねぎを酢に漬けたもので、そのさっぱりとした酸味とシャキシャキとした食感が特徴です。それぞれに健康効果の高い酢と玉ねぎ。ここではそれぞれの持つ効能・効果そしてそのパワーについて詳しく解説します。
血圧 正常化効果
血液が血管を通るときにかかる圧力が高い状態のことを高血圧といいます。高血圧は気づきにくく、気づいたときには動脈硬化などの重大な疾患を引き起こしている場合が多いのです。玉ねぎの硫化アリルと酢の酢酸でしっかり予防しておきましょう。
硫化アリルとアデノシンがサイレントキラーを予防
血液の流れが悪くなると血管にかかる圧力が上がり、血圧が高くなってしまいます。この状態が高血圧という症状なのです。
高血圧は、自覚症状が出にくいため、気づいたときには手遅れということが多く、サイレントキラーと呼ばれています。
血液ドロドロを予防し、血液さらさらにするのと同じように、高血圧を避けるためには生活習慣と食習慣に気をつけることが一番大事です。
生活習慣、食習慣の改善、そして玉ねぎの硫化アリルが高血圧には効果的です。血液中の脂質を減らして、血液を流れやすくします。玉ねぎによってできたアリチアミンは血管の平滑筋も柔らかくします。そして、酢の主成分である酢酸は体内に取り込まれるとアデノシンという物質を分泌します。このアデノシンは血管を拡張させて血流を良くするため、高血圧の予防に役立ちます。
酢と玉ねぎ以外では、次のような食材が血圧を下げる効果が大きいので、酢玉ねぎと一緒に食べることをおすすめします。ただし、くれぐれも塩分の摂りすぎには注意しましょう。
まず、イワシやサバなどの青背魚と呼ばれる魚。EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が含まれる青背魚は、血栓を溶かす作用があります。そして、血液をさらさらにして血圧を下げるのです。食べるときに、酢玉ねぎを大根おろしと一緒にかけてもいいでしょう。
p>ニラもまた、血圧を下げる作用で有名です。特有のにおいは、実は硫化アリルが出しており、つまり玉ねぎと同じです。細胞中の浸透圧が一定に保たれるように調整する機能を持つカリウムも多く含まれ、ナトリウムを排出してくれます。ニンジンやほうれん草、春菊、キャベツやかぼちゃなどの緑黄色野菜にもカリウムがたくさん含まれています。そこで、酢玉ねぎをドレッシング代わりに使い、これらの野菜を和えたものにかけて食べるのも良いでしょう。- 高血圧の原因
- 肥満
- 過労
- ストレス
- 喫煙
- 飲酒
- 塩分過多
- 高血圧が招く病気
- 脳出血・脳梗塞
- 狭心症・心筋梗塞
- 糖尿病・腎疾患