酢玉ねぎは、玉ねぎを酢に漬けたもので、そのさっぱりとした酸味とシャキシャキとした食感が特徴です。それぞれに健康効果の高い酢と玉ねぎ。ここではそれぞれの持つ効能・効果そしてそのパワーについて詳しく解説します。
筋肉 疲労 改善 効果
筋肉疲労とは、ただ疲労感を覚えるだけだと思われがちですが、疲労から硬くなった筋肉は血管を圧迫し、動脈硬化などの病を引き起こす原因となります。実は、酢玉ねぎには血管を広げるだけでなく、筋肉疲労を回復させる力も備わっているのです。
運動をして酢玉ねぎを食べることを習慣にする
日々の活動による肉体的疲労やストレスなどの精神的疲労で酸素を大量に使うと、細胞などが傷つき、老化を促進する活性酸素が発生します。活性酸素が増えすぎると、細胞が酸化して錆びつくことになります。この現象が血管内で起きると、血流が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると、血圧が上昇したり、ドロドロの血液の場合には血栓を作る原因となります。そして、動脈硬化などの血管病を引き起こすなど、さまざまな悪影響を与えます。
肉疲労に対しても、酢玉ねぎが効果的です。エジプトでは、ピラミッド建設のために働いていた人々が食べていたという話や、「1日1個の玉ねぎは医者を遠ざける」というイギリスのことわざがあるほど、玉ねぎの健康効果は広く知られています。
玉ねぎの主成分である硫化アリルは、ビタミンB1と結びつくことでアリチアミンという成分を作り出します。このアリチアミンは、ビタミンB1の働きを持続させ、疲労回復に効果的です。さらに、血管や腸管の平滑筋、全身の骨格筋、心臓の筋肉がほぐれることで基礎代謝が高まり、冷え性の改善にもつながります。
酢もまた、疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあります。主成分である酢酸は体内でクエン酸に変化し、疲労回復に貢献します。
酢玉ねぎと一緒にビタミンやタンパク質を摂取することで、さらに効率よく筋肉疲労を回復させることができます。
ビタミンB1は特に豚肉に豊富に含まれていますが、それだけでなく、大豆などの豆類や青のり、焼きのりなどの海藻類にも多く含まれています。
ビタミンB1 多い 食品 エネルギー代謝や神経機能を支える重要なビタミン
タンパク質は肉類に多く含まれており、特に豚肉と酢玉ねぎの組み合わせは、筋肉疲労を最も効率よく回復できる組み合わせと言えるでしょう。肉以外では、魚や卵にも豊富に含まれています。
また、ビタミンCやビタミンEを摂取することも疲労回復に効果を発揮します。日常的にこれらのビタミンを取り入れることで、疲れ知らずの体を作ることができるのです。