酢玉ねぎは、玉ねぎを酢に漬けたもので、そのさっぱりとした酸味とシャキシャキとした食感が特徴です。それぞれに健康効果の高い酢と玉ねぎ。ここではそれぞれの持つ効能・効果そしてそのパワーについて詳しく解説します。

免疫力 アップ 効果

免疫力と血液の流れは密接に関係しています。免疫機能を持つ白血球は血液中を流れています。免疫力を上げるということは白血球などを活発にすることです。酢玉ねぎは、血液中をきれいにして免疫力の向上に一役買っています。

免疫力を高めれば病気知らずになる

免疫力というのは、病原菌やウイルスなどの外敵から体を守るための機能のことをいいます。この免疫力が低下してしまうと風邪をひいたり、インフルエンザや気管支炎などにかかりやすくなります。

そればかりでなく、がんや心筋梗塞といった大きな病気の原因にも免疫力の問題が強く関わっていると考えられます。

それでは、それほど大切な免疫力を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。主に4つの方法があるといわれています。

まず、ひとつ目は、適度な運動をすること。運動と聞くと「苦しい」「つらい」と尻込みしてしまう人もいるかもしれません。しかし、きつい運動をする必要はないのです。ウォーキングなど日常の中でできることをすれば十分。いつもより少しだけ遠くまで買い物に行ってみる、エスカレーターを階段に変えてみるといったように、ちょっと意識するだけで、日常の運動量は増やせるのです。

ふたつ目は、ストレスを軽減すること。過大なストレスは免疫力の大敵とされています。生活習慣病の原因のひとつが大きすぎるストレスだという話は、誰しもどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ストレス 解消 リラックス が大事

3つ目のポイントは体温を上げること。免疫機能を持つ白血球を運ぶ血流は体温と関係があり、1度体温が上がると免疫力は5倍から6倍も上昇するといわれています。

最後の4つ目は、バランスのよい食事を心がけること。油分を控え、野菜を食べる、3食きちんと食べることは当然ですが、それに加えて良質なタンパク質やアミノ酸を摂れば免疫力は確実に高まります。

体温をあげる

もちろん酢玉ねぎも免疫力アップの強力な味方です。

玉ねぎには、強い抗菌・抗ウイルス作用があり食中毒を引き起こす黄色ブドウ球菌や、近頃あまり見られませんが、ジフテリアを引き起こすジフテリア球菌すら殺菌してしまうほど強力。玉ねぎだけでも抜群の免疫力を持っているのです。

玉ねぎに含まれる硫化アリルは、血液をきれいにする作用があります。血液さらさら効果で紹介しましたが、免疫細胞の白血球やリンパ球を効率的に活動できるようにし、体内の有害物質を退治してくれるからです。さらに、酢に含まれるビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCもまた免疫力を上げる手助けをします。

それではここで、同じように免疫力アップにつながる食材を、さらにいくつかピックアップしてみましょう。

まず鶏肉。これは牛肉や豚肉に比べてタンパク質が豊富でかつ低脂肪という優れた食材です。抗酸化効果を持つアンセリン、カルノシンというアミノ酸が含まれている点も注目です。

鶏肉

次に海藻。わかめやこんぶなどに含まれるフコイダンという成分は免疫力を高める効果が非常に高いことが分かっています。

また、海藻には血液中の中性脂肪を分解する力があるので、血液ドロドロ予防にも役立ちます。普段作っている味噌汁の具に、酢玉ねぎとわかめを入れれば、簡単に免疫力アップのメニューに早変わりです。

これに限らず、実は、ごく普通の和食のメニューには免疫力向上に効く食材が多く使われています。つまり、それらに酢玉ねぎを合わせて食べるだけで、免疫力をアップさせることができるというわけです。

酢玉ねぎ

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